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■プロフィール

野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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『プライベート・ウォー』


この映画は、世界中の戦地を取材した実在のアメリカ人女性ジャーナリスト、メリー・コルビンを描いた作品である。
スリランカの内戦を取材中に彼女は銃撃戦に巻き込まれ、左目を失明してしまう。
それでも黒色の眼帯をして、その後も各地に取材に出かけるのである。

普通なら、こういう目に遭ったら、もうコリゴリということで記者を辞めてもおかしくはないと思うのだが・・・
私は銃弾や爆弾が爆発するような場面に出くわしたことはないが・・・
フィリピン共産ゲリラが“暴れ”て政府軍兵士11名が戦死した直後に現場に入ったことがある。
その緊張感たるや鳥肌が立つほどで・・・
特に現地で出会った政府軍兵士たちの殺気立った目つきは、今でも忘れられない。
いつ死ぬか分からないとなれば、人間の表情も変わるのは当然だろう。
彼らと目が合った瞬間、血の気が引いた・・・
単身、戦没者の慰霊のため山の中に入ったが・・・
弾が飛んでくるわけでもなく、爆弾が爆発することもなかったが、いつゲリラの襲撃を受けるか分からないと緊張した。
もし、銃弾の下をくぐらねばならないような経験をしたら・・・
「また来ますか?」と尋ねられたら断るかもしれない。
私ですら、そうなのに、この人は片目まで失っているのに現地取材を続けたのだから驚きである。

さすがに彼女も精神的におかしくなったようだ。
この実在の人物を演じたのは、女優のロザムンド・パイク・・・
イギリス人で、綺麗な方である。
私は、上品なお嬢様タイプの女優さんというイメージを持っていたのだが・・・
パワフルな“荒っぽい”人物像を演じたのには驚いた。
表面上の気の強さではなく、心底からの気の強さが伝わるような演技・・・
この人・・・もともと、こういう性格の人だったのだろうかと思うような演技である。
私にとっては、このギャップに驚いた。
精神的におかしくなっていくところなども名演技である。
最近は、なかなか気持ちが入り込めない映画が多くなっているような気がしていたが、久しぶりに気持ちが入り込む映画に出遭えた。

メリー・コルビンは2012年、内戦のシリアに入り取材中に戦闘に巻き込まれて死亡した。
その最期が、あっけなく描かれている。
この“あっけなさ”がいい・・・
よくある手法は、死に際に何かを語ったり、回想シーンを入れたりというのがあるが、これには、それがない。
あっけない死・・・これが胸に染みる。
最後に、ご本人の生前のインタビューシーンが挿入されている。
この人なのか・・・この人は今はもうこの世にいないのか・・・
そう思うと何ともツライ・・・

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DVD | 15:30:51 | Comments(0)
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