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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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『戦艦大和誕生(下)』
 (こちらは文庫版)

第8章 「大和」進水

1 姿を表わした怪物
        奇怪な生き物のようなプロペラ
        未熟な鋳物技術
        運搬もひと苦労
        手作りの球状艦首
        3門の主砲
        缶と主機
        注排水装置の取りつけ
2 艦艇の頭脳部
        遅れがちな作業
        早期艤装を促進した実物大模型
        艦橋は艦の頭脳
        10階建てのビルほどもある“軍機”
        ブロック建造法と電気溶接
        海軍が開発した太径棒溶接
3 ひそやかな進水式
        気になる進水吃水(きっすい)
        進水式も隠れて
        漏水はほぼゼロ
        進水直前、突然の銃声
        巨艦の簡素な進水式
        “不運の艦”を暗示する進水式
4 「大和」竣工
        最終段階での繰り上げ要求
        早期艤装が生きる
        さらに司令部施設改造の要求
        “やればできる”の意気に燃えて
        公試を無事に終了
        日米開戦
        ずば抜けて低かった工数
        2号艦「武蔵」との比較
        工数で2倍の開き

第9章 戦時下の船舶建造計画

1 日米軍拡競争の中で
        船殻主任から予算部員へ
        海軍力増強“イタチごっこ”
        出師準備発動へ
        両洋艦隊法案の衝撃
        “戦時線表”
2 「戦争遂行は可能」の根拠
        商船の建造計画まで
        船舶統制へ
        商船建造能力の見積もり
        ABCD包囲網の中で
        国策決定者の無知、無思慮
        南進政策と船舶の確保
        見積もり者の責任?
        一夜漬けの数字をもとに開戦決定
        予測と現実の違いの原因は
3 海運統制へ
        商船建造遅延の原因
        海軍主導の造船業
        海運統制をめぐる関係機関の思惑
        突然の呉転任中止
        海軍で商船も建造!?
        電撃的な商船建造計画
        船台を半減させる
        艦艇と商船のかけ持ち
        造船行政一元化の真相
        乱暴な続行船の打ち切り
        改4線表
        海軍が積極的に商船に
        造船は全国的に国家統制下に

第10章 商船の大量建造

1 空母の時代へ
        ミッドウェーでの大敗北
        空母改良研究会
        空母主体へ大転換
        商船班の補強
        逓信省や民間からの引き抜き
        日米生産能力の驚くべき格差
2 造船界の風雲児
        造船所調査団
        閑職のはずが激務に
        調査団が行く
        異端の造船所
        「厳重なる監督を要す」
        一企業の社長と首相との関係
        ベルトコンベア式の造船工場?
3 素人考えから出た改E型船
        少壮技術者を集めた鎌倉会議
        さかんになった造船各社の交流
        川南案の採用
        素人の案に傾いた理由
        設備からはじめられた改E型船建造計画
        ブロック建造法の全面採用

第11章 多量生産への第一歩

1 消耗戦の中で
        南方戦線での大量消耗
        消耗戦における補給の重要性
        上海の闇ルート
        日陰者の商船班
        蛇蝎(だかつ)の如く嫌われて
        占領地の造船設備の視察
2 マスプロに活路を
        生産を2倍に
        「増産こそ祖国を救う唯一の途(みち)」
        半年で180パーセントに
        一等輸送艦の危険な任務
        月産2隻のわりで
        2隻2列の流れ作業で
        SB艇の役割
        海軍の強度の管理工場
        タンデム方式
3 生産性への挑戦
        司令長官戦死の衝撃
        「もっとヤキヤキやれ」
        「例外を認めて差し支えない」
        部下より先を走る上司
        わざわざ実物大模型をつくる理由
        つくりやすい図面へ
        艦艇に生産性を導入した初の試み

第12章 無責任な精神主義

1 無意味な査察
        なぜ藤原査察団の随員に?
        査察団の背景
        達成不可能を知りながら
        あっというまの工場建設
        生産現場で頑張った女学生
        おとなしかった“藤吉郎”
        無意味な大名行列
2 “不沈艦”への相次ぐ被害
        ますます開く目標と現実とのギャップ
        損傷した「大和」の入港
        意外な弱点を発見
        1ヵ月で修理完了
        主力兵器の交代の時期
3 謎の潜水艦
        呉工廠における潜水艦への取り組み
        電気溶接の権威の来日
        ST52とシュミット流溶接技術
        溶接研究の成果
        新しい建造方式
        潜水艦の任務は輸送に
        伊400型の任務は米本土爆撃
        米本土爆撃の効果?
        なんの役にも立たず終戦
        “軍事技術者”不在の悲しさ

第13章 狂気の特攻兵器製造

1 特攻兵器の出現
        断末魔の南方戦線
        捨て身の戦法もむなしく
        セブ島での甲標的(こうひょうてき)の活躍
        特攻兵器出現の背景
        生産の拠点は呉工廠
2 特殊潜航艇・甲標的
        甲標的の由来
        実用艇の建造へ
        真珠湾での甲標的の成果は?
        甲標的の量産
        丁型は基地防御用の小型潜水艦
        毎日1隻のペース
3 人間魚雷「回天」
        狂気の兵器
        廃止された脱出口
        「回天」第1号は浮上せず
        死にいく若者の手助け
        玄作戦―「回天」最初の出撃
4 木製特攻艇「震洋」
        ベニヤ板に自動車エンジン
        まるで船大工の仕事
        波に打たれて窓があく
        意気あがらぬ工場での奮闘
        反骨の少壮造船官
        水中飛行機の発想
        「海龍」の量産
        技術者と用兵側の意識の差

第14章 生産戦での敗北

1 飛行機をつくる造船官
        艦船も不要に
        艦政本部が飛行機を優先
        呉工廠から飛行機の現場に
        伝統がないゆえに
        ものをつくる現場の共通性
        部品不着は空襲の影響
        いつになく寒い冬
2 無謀で愚劣な作戦
        呉への初空襲
        「大和」の沖縄出動
        千尋の海底に没す
        二度目の空襲の恐怖感
3 技術者の矜持(きょうじ)
        「4ヵ月で千機の飛行機をつくれ」
        実施不可能な特攻機製造計画
        山への避難を徹底させたが
        技術者の焦り
        8月6日広島
        B29の小さな部品にアメリカの力が
        次代の若者のために生産技術の勉強会を
        8月15日―わずか3行の記述

あとがき

参考文献一覧


下巻は、戦艦大和の建造から、今度は輸送船建造の話に移る。
どうしてもっと輸送船をもっと建造しなかったのだろうと以前から疑問に思っていたが、その理由が分かった。
西島造船官が必死になって活躍したが、それでも太刀打ちできなかった。
その強引ともいえる活躍のせいで恨みを買ったらしく、戦後、西島氏は業界には戻らず静かに余生を過ごしていたらしい。
大きな貢献をしたのに残念である。
こういうことは今でもどこかで起こっているのではないだろうか?
最後は、特攻兵器開発とその生産についての話。
ここまでくると、造船官も辛いものがあっただろうなぁと思う。
体当たりして自爆するものを作るわけだから・・・
それにしても、この本は、今まであまり知られていなかったことにスポットライトを当てたいい本だと思う。
興味深い話が満載で、読みごたえがあった。


今年の読書23冊目

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読書 | 21:59:40 | Comments(0)
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