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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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『戦艦大和誕生(上)』


序章 海軍造船に西島あり

        「戦艦『大和』をつくった人」
        画期的な建造システムの開発
        埋もれた業績
        「造船世界一」の真のルーツは
        モーレツ社員のはしり
        膨大な回顧録

第1章 海軍造船大尉西島亮二の誕生

1 造船への道
        西島の直弟子
        私欲のない人
        工学一筋
        息子との交流
        飛行機に憧れて進学したものの
        海軍委託学生となる
        「一躍して中尉となり」
2 ワシントン条約の波紋
        造船技術の育成が急務
        漁夫の利で一躍、造船大国に
        ワシントン軍縮会議の背景
        「今日から米国との戦争がはじまった」
        軍縮条約の要点
        大艦巨砲主義時代の幕開け
        「訓練に制限はない」
        美保ヶ関事件
        日米開戦への第一歩

第2章 科学的生産管理法への第一歩

1 軍艦の神様
        量から質へ
        “軍艦設計の天才”
        “不譲(ふじょう)”の失脚
        とにかく軽く
2 生産管理への道
        呉造船廠でのスト騒ぎ
        “機械のデパート”
        制式、標準化の必要性
        新人造船官の奮闘
        生産管理こそわが進むべき道
        戦後日本の造船にもつながる
3 科学的管理法
        科学的管理法と日本
        日本における科学的管理法のはしり
        リミットゲージの効用
        コストダウン対策
        機械化しにくい現場
        鉄道院の試み
        制式化への取り組み
        「造船は特別」意識との戦い
        金物の制式化と量産
        材料統制方式
        一点突破方式で次々に波及
        地道な作業の蓄積によって
        周囲との軋轢(あつれき)も
        ロンドン軍縮条約をめぐる攻防

第3章 次々と新技術を導入

1 溶接船の登場
        電気溶接法の導入
        民間に遅れてはならじ
        一工手による溶接研究
        溶接法導入に踏み切るとき
        大胆かつ慎重に
        「八重山」での試行錯誤
        溶接技術の成果
2 「大鯨(たいげい)」の教訓
        海軍内の溶接船建造合戦
        なにもかも急造の中で
        熱変形で頓挫(とんざ)
        急遽呼ばれた助っ人コンビ
        発想の逆転で乗り切る
        車軸とプロペラ未搭載で進水式
        酒豪の進水主任
        傷だらけの新造艦
        心臓部も失敗
        ガス切断の問題点
3 工数統制と早期艤装
        横須賀での材料統制
        工数統制への挑戦
        西島カーブ
        早期艤装のルーツ
        問題は艤装の工数
        構想は間違っていない
        “素人”の心意気
        工場配置を一変させる大改革

第4章 相次ぐ大惨事

1 「友鶴(ともづる)」遭難事件
        転覆・大破した水雷艇「友鶴」
        死者98人の大惨事
        海軍には二重のショック
        上がる一方の重心
        設計者自身も不安に
        ずさんな応急措置で役務(えきむ)に
        悪いのは要求か、設計か
        新旧計画主任の性格の違い
        用兵側優位の体制の中で
        両雄の確執
        容赦のない改造
        「友鶴」以前に事故はなかったのか?
2 第4艦隊事件
        バックリングによる事故
        純技術的観点がないがしろ
        波に艦首をもぎ取られる
        起こるべくして起こった事故
        “貧乏世帯(じょたい)のつじつま合わせ”
3 溶接の受難
        バカにできない“素人の直感”
        日本周辺の特殊事情を考慮しなかった
        兵装は現状のままで
        溶接が目の敵に
        溶接制限措置
        基礎的、総合的研究が遅れていた日本
        溶接推進派の不満
        冷たい溶接?

第5章 戦艦「大和」建造計画

1 超弩級(ちょうどきゅう)戦艦建造計画
        きな臭い時代に
        「大和」計画の背景
        「他国の追随をゆるさぬ卓越した戦艦を」
        「5年のリード」
        46センチ砲の威力
        「大和」の概案まとまる
2 ドイツの先進性
        溶接研究の継続
        防御面での溶接の効用
        溶接に適した鋼材を求めて
        工場見学の禁止
        溶接棒の違い
        造船機械工業の裾野の広さ
        日独の技術水準の違いを痛感
3 主機をめぐって
        タービンとディーゼル併用の効用
        海軍でのディーゼル導入の歴史
        「4基ともタービンにすべき」
        決定変更の背景
        設備はドイツが頼り
4 大艦か、航空機か
        目覚ましい航空機の発達
        巨大戦艦は“床の間の置物”
        海軍総体としては大艦巨砲主義
        「日露戦争のときのセンスそのまま」
        日米の認識の差

第6章 建造準備は着々と

1 全面戦争に
        1年3ヵ月ぶりの団欒(だんらん)
        日中戦争突入とともに
        戦争一色の中で
        “③計画”予算をめぐる攻防
        鯛の養殖場に鯨
        造船官を悩ます予算と工数
        緻密ゆえにトン当たりの単価が高く
        損な役まわり
        過去の施策を生かす
        「大和」建造のスケジュール
2 建造設備の登場
        ずんぐり形の「大和」
        「大和」の防御思想
        甲鉄は一層か二層か
        水中弾、起爆魚雷対策
        「大和」の弱点
        能率アップにつながるならなんでも
        気が抜けない重量管理
        甲鉄技術の修得
        「矛盾」を克服するために
        船殻内業加工もすべて廠内で
        能率的配置がえ
3 設計と機密保持
        「設計の牧野、現場の西島」
        徹底をきわめた機密保持
        軍機をめぐる悲喜劇
        突然の主機変更
        基本設計の仕上げ作業
        正式訓令下る

第7章 前代未聞の複雑な巨大戦艦

1 能率曲線と早期艤装
        あっけない起工式
        船殻工場の作業
        甲鉄の遅れ
        要求される緻密な仕事
        工数統制の徹底化
        能率曲線の導入
        こわいけど、話のわかる主任
        優秀な工員たち
        早期艤装の本格導入
2 残工事との戦い
        工事忘れのチェック
        鋲打ちが命
        青天井の二重底検査
        延々と続く検査
        毒ガス対策の気密試験
        空母「信濃(しなの)」の沈没
        艦内に案内標識
3 “世界一”の甲鉄
        “軍機”も山から丸見え
        隠せば隠すほど人の噂に
        姿を現わした恐竜
        逃げの廃止
        厚さ410ミリの甲鉄
        世界一の甲鉄の効果は?
        設計者の反省

参考文献一覧


「戦艦大和」という文字が目立つ本なので、戦艦大和の事しか書かれていない本かと思ったらそうではなかった。
海軍造船官の西島という人の活躍ぶりが主となっている。
造船官が、どういう仕事をしてきたのか・・・
どういう苦労を重ねてきて、戦艦大和の建造までに漕ぎ付けたのかが書かれている。
そういう意味では「戦艦大和の誕生」という題名は間違っていない。
この西島という造船官の活躍がなかったら、当時の造船技術や生産能力では戦艦大和は完成しなかったのではないだろうか?
当時の日本の工業技術や造船官という仕事がよくわかる本である。


今年の読書:22冊目

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読書 | 22:09:51 | Comments(0)
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