投稿日:2019-04-12 Fri
ダイハツ工業が、ブレーキ関連で2つの問題が見つかったとして、22車種、計191万台以上をリコールすると国土交通省に届け出たという。と・・・
日産自動車が、サスペンションのバネが折れる恐れがあるということで、乗用車「ノート」74万台以上をリコールすると国交省に届け出たという。
と・・・更に・・・
スバルが、電気回路の問題で、火災が起こる恐れがあるとして、乗用車「レガシィ」3万台以上をリコールすると国交省に届け出たという。
何だろう・・・これ・・・(大汗)
同時に3社も・・・次々と・・・
リコールの内容は各社違うが・・・何で同じ時期にリコールをすることになったんだろう?
何か裏があるんじゃないか?
ブレーキ関連、サスペンションのバネ、電気回路・・・
不具合の原因は公表されていないが・・・
問題を起こしたのは、まさか海外からの調達部品じゃないだろうね?(苦笑)
その業界にいた私としては、ついつい疑ってしまうのだが・・・(苦笑)
いずれのリコールも大事に至るような内容である。
ブレーキ関連・・・
我が社では「重要保安部品」ということで、特に品質管理には神経を使った・・・
ブレーキを踏んでも車が止まりません・・・では大問題である。
命に関わる部品なので「重要保安部品」に指定されている。
製造ロットごとに200万回以上の寿命試験を行なうので、24時間、試験機は稼働しっぱなしで休むことはなかった。
ブレーキ関連で問題があるなんて、もってのほか・・・なのである。
サスペンションのバネ・・・
国産の最上級の材料は当然、価格が高い・・・
「原価低減」を要請されて、安易に海外の安い材料を使うと・・・折れる確率が高くなるのである。(大汗)
材料に異物が混入しているとか、目に見えない傷があると、そこを起点に折れる・・・
その異物や傷は原子顕微鏡で見なければ分からないほどのものだから、一見しただけでは分からない。
安いということは・・・品質もその程度とみていいのではないか?
よく売り込んできたのが韓国製の材料だったが、当時、日本の半値くらいで売り込んでいた。
私は手を出さなかったが・・・安いからということで手を出したため後々痛い目に遭った会社がいくつも出たと聞いたことがある。
過度の「原価低減」要請で、利益を出すためにはやむを得ず・・・ということで手を出したらしいが・・・
我が社は私の方針で品質優先で原価低減に従わなかったので、結果的に嫌がらせを受けて会社を辞めることになったわけだが、さて、どちらが良かったのか?(大笑)
当然、リコールがかかるかもしれないという博打を打つわけにはいかないよなぁ~(大笑)
今でも自分の判断は正しかったと信じている。(大笑)
電気回路・・・・
その昔、中国の会社を視察したことがある。
日本の某大企業から仕事を請け負っていたが、人海戦術で、その作業の手早さに驚いた。
これじゃ、日本の下請けは仕事を中国に持って行かれてしまうだろうと思ったが・・・
安い人件費と人海戦術で安く作ることと品質の良し悪しは別である。(苦笑)
今回リコールがかかった車種の生産された時期は・・・
ダイハツが平成22年~平成30年、日産が平成24年~平成31年、スバルが平成10年~平成13年である。
「海外調達率を上げろ!」との号令が始まってからしばらく経った頃のような気がしないでもない・・・(苦笑)
我が社の取引相手などは、品質云々より「海外調達率」の数字を上げることが優先されていた。
これに反発したから「生意気だ」とイジメられたわけだが・・・(大笑)
こういうリコール騒ぎを聞くたびに、ついつい、海外調達部品が問題を起こしたんじゃないのか?
・・・と思ってしまうのである。
いざ、やっぱり駄目だから国内生産に切り替えようと思っても、その時に高品質の部品を作ることが出来る中小企業が国内に残っているかどうか・・・(苦笑)
これが国内企業のやった事なら、そういうメーカーは潰してもいいけど・・・(大笑)
う~ん・・・過度の海外調達は・・・50年先が危ないかな・・・
まぁ、私はその頃にはこの世にはいないから構わないけど・・・(大笑)
原因は何かはわからないが・・・
いずれにせよ、こんな調子では将来は危ういことは確かなような気がする。(大汗)
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