投稿日:2019-03-01 Fri

江戸の町
江川太郎左衛門屋敷跡前
江川太郎左衛門は、伊豆韮山を本拠地とした幕府の世襲代官で、太郎左衛門とは江川家の代々の当主の通称です。
なかでも有名だったのが、36代の江川英龍(1801~55)です。
彼は洋学の中でも、とりわけ近代的な沿岸防備の手法に強い関心を抱き、日本に西洋砲術を普及し、韮山に反射炉を築いて江戸防御のため、江戸湾内に数ヵ所あった砲台(お台場)を造りました。
また、日本で初めてパンを焼いた人物だともいわれています。
この屋敷は、代官の役所も兼ねていて、土佐国中濱村の漁師で、嵐で遭難し、米国の捕鯨船に救われ、ほぼ10年振りに帰国した中濱萬次郎を敷地内の長屋に住まわせ、英語を講義させたといわれています。
墨田区
(説明板より)
【東京都墨田区亀沢2-7-7・緑町公園】
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