投稿日:2019-02-18 Mon
最近、我が茨城県沿岸で、南日本の海域に生息する熱帯性の魚介類の水揚げが増えているという。昨年の夏には、我が町の漁港所属の漁船が、我が県の沖で、本来ならば、房総半島以南から屋久島、台湾にかけて分布するフグ科の「クマサカフグ」を釣り、貴重な標本として県の自然博物館に収蔵されたという。
また、同じく相模湾以南や屋久島、台湾などに生息する高級魚の「クエ」が、我が町の沖で捕獲され、2年前には「アラレフグ」が水揚げされている。
この他に、サザエが網にかかることが多くなり、我が町の地元の漁港では、初めてサザエを市場に出荷した。
その反面、いつもなら、北から回遊してくる「タラ」や「サンマ」が降りてこず、全く漁にならなかったという。
我が茨城県沖は、親潮(寒流)と黒潮(暖流)が交錯して潮目を形成する特徴的な海域なのだそうだが、沿岸の海水温が上昇して、南方性の魚の生息域が北上していることは間違いないそうである。
以前、釣りが好きという人から聞いた話だと、我が町の沖合は、釣りが好きな人には、かなり魅力的な釣り場なのだそうだ。
が・・・釣れる魚の種類が、ドンドン変わっていくとなると、どうなるのだろう?
更に魅力的となるのか・・・・それとも、もっと北の方が魅力的な漁場となるのか・・・・
最近では、地元の漁師でさえ見たことがない南日本の魚が多くなり、さすがに戸惑っているという。
釣れる魚が今までとは違う魚となると、漁の仕方も変わるかもしれない。
それが凶と出るか吉と出るか・・・
高級魚ばかりが釣れるようになるならいいが、熱帯魚ばかりになったら最悪だろうなぁ~
自然相手の商売は難しい・・・
さて、将来の我が町の漁業はどうなることやら・・・
意識改革が必要かも・・・
「補助金」や「漁業補償」ばかりを欲しがらなければ良いが・・・(苦笑)
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