投稿日:2016-04-19 Tue

「元国立台湾科学館」の役割
設立当初の名称は「国立台湾科学館」でしたが、1962年に「国立台湾科学教育館」に改称されました。
当時、台湾における科学的、社会的教育を推進する教育部(文部省)の重要な附属機関として設置され、「科学観覧会」、「中小学科学展覧」、「台湾国際科学展覧会」、「全国発明・創作展覧会」の開催、全国初となる「4D体感劇場」といった科学関連のアイデアあふれる活動を次々と催し、台湾の科学教育面において成果を収めるという重要な役割を果たしてきました。
國立臺湾工藝研究発展中心
(説明碑・碑文より)
元科学館立面の風格
この建物の立面の風格は次のように大きく3つに分けられます。
1、1~4階は壁材に人造石を採用することで、穏健着実な「土台」のイメージを作り上げた。
2、5~7階は、伝統的な建造物によく使われている赤レンガと木枠にガラス窓・螺旋状のスロープで構造物の「本体」を表現。
3、陶器瓦で幾層にも重なった寄棟造の象徴とも言える「重檐攢尖頂」という屋根を葺き、正面からは大型の階段でそのまま2階に上がれるようにした。
ここは正門の上に建てられた木造の楼閣につながっており皇帝に拝謁するかのような入口の造りになっている。
周りを石望柱と欄干で囲み、全体的に中国北方の「官式建築」の様相を呈している。
国立台湾工藝研究発展中心
臺北當代工藝設計分館
市定古蹟『南海学園科学館』

(説明板より)
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