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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
56歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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『われ巣鴨に出頭せず』


第1章 茶色の小瓶
     師走、早朝
     巣鴨に出頭せず
     親孝行って、いったい何だい
     終戦から4ヵ月

第2章 文麿誕生と明治の開明
     生母の死
     五摂家筆頭
     大アジアの夢
     篤麿の病魔
     若き公爵
     喪失感
     中学時代の彷徨
     憂鬱なる一高生

第3章 鬱勃たる青春
     吉田山梁山泊
     千代子との婚礼
     西園寺公望
     祇園の菊
     母の人形(ひとがた)

第4章 西欧列強と大正外交の渦
     パリ講和会議
     大国の横暴
     因習と自我
     騒然たる大正
     暗殺の季節
     関東大震災
     政界再編

第5章 昭和動乱―ナショナリズムの勃興
     坐漁荘の西園寺
     張作霖爆殺事件
     満州事変
     母の人形(ひとがた)再び
     ウルトラ・ナショナリズムの台頭
     崩壊する政党政治
     ルーズベルト大統領
     兵ニ告グ

第6章 日華和平の困難―第一次近衛内閣へ
     大命拝辞
     皇道派と統制派
     広田弘毅
     第一次近衛内閣
     新党運動
     盧溝橋事件の奇怪
     上海事変
     再び「分配の公平」
     国民政府を対手とせず
     荻外荘

第7章 東亜の混迷と三国同盟―第一次から第二次近衛内閣
     内閣改造
     東條英機
     汪兆銘、重慶脱出
     短命な弱体内閣
     木戸内大臣
     第二次近衛内閣
     三国同盟
     新体制運動
     西園寺公望の死

第8章 日米交渉破綻―第二次から第三次近衛内閣
     重い年明け
     松岡洋右
     日米諒解案
     第三次近衛内閣
     幻の近衛・大統領会談
     よもの海
     グルー大使と近衛
     東條英機の抵抗
     尾崎秀実とコミンテルン

第9章 東條英機と木戸幸一
     虎穴
     ハル・ノート
     真珠湾
     無聊
     半年の戦果
     見捨てられた吉田茂案
     「転進」と玉砕
     中野正剛

第10章 情報天皇に達せず
     細川護貞、奔る
     参謀総長を兼務
     テロしかない
     天皇に拝謁かなわず
     絶対国防圏の崩壊
     近衛日記
     東條暗殺計画
     東條内閣の終焉

第11章 決死の上奏文
     小磯内閣
     汪兆銘の死
     菊の娘、ヌイの娘
     空襲の元旦
     近衛上奏
     吉田茂逮捕
     老宰相鈴木貫太郎
     ソ連密使計画
     終戦の詔勅

第12章 ハーバート・ノーマンと都留重人
     一億総懺悔
     憲法改正
     ノーマンと都留重人
     木戸との決別
     戦争責任に関する覚書
     戦略爆撃調査団

終章 貴種の終戦
     逮捕令
     内なる天皇
     貴種の終戦

あとがき

参考文献


私はこの近衛文麿という人が、好きではない。
「軟弱」「無責任」のイメージが強く脳裏に刻まれているせいであろう。
この人が、もう少し「しっかり」していてくれたならなぁ~・・・・と思うのである。
終戦後は、GHQに出頭を命じられた途端に服毒自殺をしてしまった。
最後の最後も「無責任」か・・・・と思った。
これは私だけではなく、多くの人が同様のイメージを持っているらしい。
著者は、「近衛は本当に弱かったのか?」という視点で、この本を書いたらしい。
読んでみると、そうそう一方的に近衛を批判できないところがありそうである。
が・・・だからと言って、ガラリと評価が変わることはなかった。
たしかに同情すべき点はいくつもありそうである・・・・
ただの「軟弱者」とは違うということは、わかった。
本当に「軟弱」だったら、あんなに淡々と自殺することはできなかっただろう。
私は、てっきりオロオロとうろたえた挙句に服毒自殺をしたとばかり思っていたが、これは間違いだった。
本書に描かれていることが事実なら・・・意外にも近衛文麿は「強い人」という面も持っていたと言える。
でも、やっぱり、本書を読んでも近衛文麿のことは好きにはなれなかった・・・・
評価は少しだけ変わったが・・・「払拭」とまではいかない・・・・

本書で意外なことを知った・・・
私は以前から木戸幸一という人物が、どうも「過小評価」されているような気がしてならなかった・・・
本来なら、”戦犯”として処刑されておかしくない人物だと思っていたのだが、なぜか、刑は軽く、戦後、87歳まで生きてこの世を去っている。
その理由が分かった・・・・
なんとも「小ずるい男」である。
近衛は、この木戸幸一と彼の“一味”に「ハメられた」とも言えるかも。
そうなると、その点については近衛文麿に同情してあげるべきだな・・・・

著者の言う「天皇を守るため」の自殺・・・・どうもピンといかなかった。
なんとなく著者の“判官びいき”のような気がした・・・


今年の読書:23冊目
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読書 | 01:24:43 | Comments(0)
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