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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
56歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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『狼の牙を折れ』


はじめに

プロローグ

第1章 爆発
     凄まじい大音響
     サイレント映画のような現場
     戻って来ない同僚
     やってきた悲報
     押し寄せた新聞記者

第2章 駆けつけた公安部幹部
     ダイヤモンドの海の中へ
     極左暴力取締本部
     思い浮かべた『腹腹時計』
     「おまえら、どうしてもやるのか」

第3章 呼び寄せられる猛者たち
     派閥抗争の只中で
     満洲で培った執念
     白羽の矢が立った男
     茗荷谷の目撃情報
     発見された「一番違い」のトラベルウォッチ

第4章 ブン屋と捜査官
     報じられた『腹腹時計』
     難航する捜査
     ついに出た「犯行声明」
     日本赤軍の犯行か
     新たに起こった爆破事件
     暗中模索の捜査

第5章 浮上する犯人の「思想」
     「シンクタンクをつくれ」
     『腹腹時計』に何が欠落しているか
     キーワードは「北海道」
     “理論的リーダー”の出頭

第6章 端緒
     あざ笑う犯人と爆破事件
     解析される爆弾
     浮上した二人の若者
     舟生管理官の“檄”

第7章 極秘捜査
     置かれていた荷物
     「誰がターゲットだ?」
     危機一髪の尾行
     行きついた先は・・・・

第8章 土田警視総監
     警視総監の交代
     土田邸爆破事件
     「民子は苦しみましたか」

第9章 緊迫の張り込み
     警視総監からの呼び出し
     訪れた不審な男女
     “裏本部”をキャッチした土田警視総監

第10章 熾烈な攻防
     ”離脱”直後に起こった大爆発
     増強される捜査陣
     3人の刑事
     「気づかれる!切れ!」
     モデルガンの改造

第11章 密議
     筆談の三者会談
     「なんとしても追い込め」
     「この男ではないか」
     創価学会への偽装入信

第12章 決定的証拠
     爆破された銀座のビル
     「これで事件は解決した」
     固められる証拠

第13章 “謎の女”を追え
     東北本線での追跡
     杜(もり)の都での追跡劇

第14章 主犯への肉迫
     夜中のゴミ捨て
     出てきた爆弾製造の証拠
     マスコミとの攻防

第15章 「逮捕状」の攻防
     令状請求の名人
     「東京のため、日本のために・・・・・」
     「ついに尻っ尾を掴んだ」

第16章 スクープ記事
     「明日ですね」
     編集局での攻防
     意外な土田総監の行動
     「やめてください」

第17章 犯人逮捕
     異色のカメラマン
     未明の追跡劇
     緊迫の訓示
     決定的瞬間
     「撮りました!」

第18章 声をあげて哭いた
     苦しみ出した斉藤和
     発見された爆弾工場
     異例の記者会見
     万感の報告
     始まった全面自供
     身勝手な論理の末に
     明らかになった全貌
     天皇お召し列車の爆破計画

第19章 事件は終わらず
     超法規的措置による釈放
     的中した予感
     今もつづく犯人たちとの攻防

エピローグ

おわりに

関連年表
参考文献


一見、何の「小説」かなと思う題名だが、本書はノンフィクションである。
1974年に起こった「三菱重工爆破事件」・・・・
私は中学生だったが、この爆破テロのことは覚えている。
が・・・連続11件の「連続企業爆破事件」だったことはなぜか記憶にない。
これ以前から爆破事件は連続して起こっていたらしいのだが、土田警視総監宅の爆破事件以外は覚えいていない。
このときは、私は小学5年生だった・・・・
本書は、彼ら「連続企業爆破事件」の犯人を追う警視庁公安部の捜査官の活躍ぶりを描いているノンフィクション。
しかし、よく公安部の捜査官から取材の協力をもらえたものだと驚いた。
この捜査には、公安部の他、刑事部も投入されているが、「なわばり争い」も当然あるわけで・・・・
当然、表に出せない、「書けない話」もあるとは思うので、全容が描かれているわけではないだろうが・・・
捜査官の実名まで載せることを「了承」されているとは、すごい取材力である。

今なら「テロリスト」ということになるのだろうが、当時は犯人を「過激派」とか「暴力集団」と言っていたと思う。
爆弾を仕掛けて爆破させ、死者まで出ているのに「ちょっと過激なだけ・・・」の「過激派」とは、呆れるが・・・
平和ボケしている日本だから仕方がないか?

犯人の一部は逮捕され、一部は今も逃走中である。
犯人逮捕に至る捜査や逮捕の瞬間の話などは、手に汗握る「小説」のような話である。
「三菱重工爆破事件」のことは覚えているのに、なぜか「犯人逮捕」の話は覚えていない・・・
なぜなんだろう?
大スクープのはずなのだが・・・・
人間の記憶力というのは(私の記憶力の問題かもしれないが・・・)案外、いい加減なものかも・・・

驚いたのは、犯人の一人が住んでいたアパート・・・・
私の妹の嫁ぎ先の目と鼻にあったようである。
住所を見て驚いた・・・・
そのあたりは、私も何度も歩いている。
こういうところに潜んでいたのかと驚くが、潜んでいたのは今から40年以上も前のことである。

主犯格は死刑の判決を受けているが、今もって執行されていないようである。
有期刑の犯人は、もう刑期を終えて出所していると思うが、どうしているんだろう?
もう、昔のことだから、誰も気にしていない・・・・
「爆破事件」って何?・・・・という世界である。
本書が世に出て、改めて事件のことを思い出す、いいきっかけとなったと思う。

最近、大きな「テロ事件」が起こっていないのは、公安捜査官の活躍のおかげかも?
基本的には「大失敗」「大失態」以外は、そうそう彼らの活動の様子が表に出ることはないのでは?
「成功」した話は絶対、表に出ることはないと言っていいと思う。
そういうのが「常識」という世界で、本書に描かれた話は貴重な話、「記録」であると思う。


今年の読書:18冊目

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読書 | 01:29:42 | Comments(0)
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