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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
57歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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『三島由紀夫「以後」』


第1章 林房雄との出会い
     新橋の焼け跡にて
     悪名高い船長
     早大紛争が原風景
     学生運動論をめぐって
     森田必勝と三島の出会い

第2章 村松剛の醒めた炎
     正気の狂気
     過激派と対峙する
     右へ急傾斜したのはいつごろか
     ワグナーとショパン
     あれが遺言

第3章 黛敏郎の憂国
     若き芸術家
     昭和27年、パリで
     西洋との決別
     日本回帰の情念
     青嵐会に心を動かす

第4章 保田與重郎の涙
     「日本浪漫派」の流れの中で
     保田ファンだった三島
     保田與重郎への国際的再評価が始まる
     桜井にうずくまる
     三島の霊が復刊へと走らす

第5章 青嵐会誕生す
     賀屋興宣回想録を手伝う
     青嵐会のうぶ声
     「太陽族」と「孤独の人」
     藤島泰輔の憂国
     国民の幅広い支持があった
     渡辺美智雄のマキャベリズム

第6章 『奔馬』と神風連の乱
     三島の神風連取材行
     熊本にて
     抵抗の精神を糸ぐるまのように
     夏目、徳富、横井のゆかりの地で
     宇気比の震源

第7章 小野田元少尉と鈴木青年
     林房雄をめぐる奇縁はつづく
     林房雄と鈴木紀夫
     杉森久英のニヒリズム
     林房雄の死
     小林秀雄の遍歴
     二人の友情―鈴木紀夫と小野田少尉

第8章 「転向」と『絹と明察』
     たれかミシマを超えたか?
     父権の喪失
     清水幾太郎
     吉本隆明は「転向」したのか?
     変節と誠実と
     高坂正堯の非転向

第9章 遠藤周作と三島の宗教観
     「輪廻転生」への帰依
     直前、憂国忌発起人に
     戦国キリシタン大名の心理を追う
     転向、改宗、裏切り
     『深い河』の輪廻
     そして聖地ベナレスへ

第10章 学生運動への関与
     「何人が本気で死ねるのか」
     転機となった「佐世保」
     武闘談に身を乗り出す
     民族派団体もつぎつぎと
     和製キッシンジャー
     今村均大将のこと

第11章 川端康成、開高健など
     回想のひとびと
     岡潔の憂国
     福田恆存のニヒリズム
     開高健との遇会
     97歳、そぞろ愉し
     天井桟敷の革命児

第12章 日本が「日本でなくなる」とき
     司馬遼太郎批判序説
     ひどかったNHK大河ドラマ
     講釈師になった晩年の司馬
     西尾幹二の活躍
     美しい日本語は台湾に在り
     左翼がコトバの戦争に勝った

第13章 森田必勝のこと
     「最後の1年は熱烈に待った」
     三島由紀夫とヘミングウェイ
     北方領土奪回に生命を賭けた
     思いを知るは野分のみかは
     四半世紀後の新発見

第14章 憂国忌と三島研究会
     追悼集会が原型に
     見事に散った桜花
     三島研究会の誕生
     一周忌がやってきた
     ジーパン憂国忌
     平野啓一郎の世代も

第15章 外国から見た三島由紀夫
     ジャパノロジストたち
     フランス人の衝撃
     アンドレ・マルローとアインシュタイン
     オリヴィエ・ジェルマントーマの登場
     三島作品には個性豊かな日本人が
     カルタゴに似てきた

あとがき


本書を読み始めてしばらくしたら、不思議な感覚に襲われた・・・・
三島由紀夫が自決した時、私はまだ小学生だった・・・・
たぶん5年生だったと思う・・・・
あの時の衝撃が甦り、あの時の雰囲気に包まれたのである。
あの頃の匂いと言うか・・・・
タイムスリップした感覚である。

三島由紀夫について知りたくて高校生の時に、三島由紀夫の小説を読んだ・・・
『憂国』を読んでいた時の、あの風の生暖かさと言うか、あの雰囲気が押し寄せてきた・・・・
大学時代には、神田の古書店を回って、三島由紀夫が自決した当時に発行された追悼集や評伝やらを買い漁った。
あの頃の雰囲気にも再び出会った・・・・
三島由紀夫の「憂国忌」には行ったことはないが、没後10年目に開催された『三島由紀夫展』を見に行ったことがあるが、あの入り口を入る時の興奮にも再び出会った・・・・

本書読み進んでいくうち、次々と、これらの雰囲気が現れては消え、消えては現れるのである。
初めて経験する不思議な感覚である。

著者は、三島由紀夫にも森田必勝にも近い人物だったようで、その体験が詳しく書かれているのだが・・・・
不思議なことに、その場に自分も一緒にいたような感覚に襲われるのである。
登場人物の名を目にした途端、よく知っている人たちに、久しぶりに再会したような懐かしい気持ちに襲われた。
当時、私は小学生だったのだから、あり得ないのだが・・・

著者とは、以前、何度か海外旅行でご一緒したことがある。
が・・・三島由紀夫についての話は一度も出てこなかったと記憶している。
本書を読んで、驚いた・・・・
「三島由紀夫研究会」を創設した人なのか・・・・
「憂国忌」の発起人にも名前を連ねていたのか・・・・
まさか、そういう人と出会っていたとは、本書を読んで初めて知ったのである。
全然知らなかった・・・・
この偶然はなんだろう?

当時、小学生だったのだから、その時代を「青春時代」とは呼ばないと思うが・・・・
三島由紀夫と森田必勝が自決した時、そしてそれ「以後」の時代・・・・
まさしく私には「青春時代」の懐かしさがこみ上げて来たという感覚なのである。
不思議な感覚だ・・・
「感動で身が震える」というのは、こういう感覚だろうか?

今度、著者にお会いする機会があったら、本書について、色々とお話をしたいなと思う。


今年の読書:10冊目

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読書 | 00:31:05 | Comments(0)
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