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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
57歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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『不滅のネービーブルー』


第1部 指揮官の決断
      シーマンシップ
      勝機を逸した艦隊
      奇跡の撤退

第2部 二人の海の防人
      Uボートの遺書
      不世出の英才
      航空技術の鬼

第3部 異色の海鷲
      青春の遍歴
      秘められた情熱
      寸鉄人を刺す
      具眼のアドミラル
      殲滅作戦の顛末
      大陸の空せまし
      南海の空に散る

第4部 中攻隊の至宝
      裂帛の怒声
      野中一家の異名
      指揮官の心情
      激闘前の一夜
      車懸かり龍巻戦法
      入佐中佐への心酔
      人間爆弾「桜花」
      神雷隊の出撃

第5部 呪われた潜水艦
      奇しき運命
      不気味な符合
      黒い疑惑と深い謎
      3名の生存者
      海底からの脱出
      信じられぬ結末

あとがき



著者は潜水艦の艦長。
その艦長が海軍の「英傑伝」を書いたのが本書なのだが、なぜか潜水艦関係者ばかりではない。
第1部では、最初に、判断ミスを犯したと筆者が指摘する神重徳参謀について痛烈な批判を述べている。
私も、同意見である・・・・
対してキスカの撤退を指揮した木村昌福少将の名指揮官ぶりを述べている。
第2部は、友永技術中佐と庄司技術中佐について・・・
第3部は、海軍の中型攻撃機の搭乗員の奥山正市について・・・
私は、この人の事を知らなかった・・・
あまり有名な人ではないと思うが、こういう人を取り上げているところに好感が持てる。
第4部は、特攻機「桜花」で有名な神雷部隊の指揮官である野中五郎について・・・

異色なのは、最後の第5部・・・
「英傑」という個人より伊33潜水艦自体を取上げている。
潜水艦乗りの間では「3」という数字は「呪われた数字」だとされていたそうで、伊33潜水艦はまさしく、その「呪われた潜水艦」となってしまった。
この潜水艦は2回、沈没事故を起こして多数の死者を出している。
2度目の事故が起こったのは昭和19年6月の事・・・
急速潜航した伊33は事故により(その原因がまた不思議なのだが)、浮上できずそのまま沈没してしまったのである。
で・・・引き上げられたのは終戦後の昭和28年6月・・・
実は、この「事件」について私には思い出がある。
私が小学3年生のときに市立図書館の分館ができて、私は毎日のように図書館に通ったのであるが・・・
多分、小学3年か4年のことだと思う。
ある雑誌を偶然目にしたところ、この伊33潜水艦引揚の写真が載っていたのである。
ショックだった・・・
艦内で首をつった乗組員の遺体の写真とか、ベッドに横たわっている乗員の遺体の写真は、今でも目に焼きついている。
密閉されたまま海底に眠っていたため、多分、冷凍保存のようになっていたのだろう・・・
まるでまだ生きているような姿のままベッドに横になっているが、頭髪には白く霜がついているような写真だった。
確か、キャプションには頭髪も爪も伸びていたと書かれていたように記憶している。
人間は死んでも髪の毛や爪は伸びるのかと驚いたことを覚えている。
この潜水艦の生存者は、潜水艦から脱出した2名と、潜水艦に乗らなかった1名の計3名だと本書に書かれていた。
本書では、脱出したのは10名で8名が行方不明となり、2名が生還したとの事。
私の記憶では、くじ引きをして2名だけが脱出したと思っていたのだが、小学生の頃の記憶だから記憶違いを起こしているかもしれない。
いずれにせよ、あの伊33の沈没事故の様子が詳しく書かれていて、懐かしい思いをした。
今でも、古書店に行くたび、この写真が載っていた雑誌を探してみるのだが、残念ながら今もって見つからないでいる。
あの写真は鮮明に頭に焼き付いているんだが・・・
肝心の雑誌の名前が曖昧・・・「太陽」だったような気がするのだが・・・
記事には、遺体を外に運び出したら、あっというまに腐ってしまったと書かれていたと記憶している。
あ~なんということをするんだと思った・・・
そのままの姿で家族に渡す方法はなかったのかと思ったことを記憶している。
とにかく伊33潜水艦の引き上げについては、心の奥に今もって残っているのである。
この事故はあまり有名な話ではないのだが・・・ここで、久し振りに伊33に「出会えて」嬉しかった。


今年の読書:38冊目

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読書 | 20:32:06 | Comments(0)
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