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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
56歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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『改訂版 世紀の自決』


   安岡正篤

序文  岡 潔

まえがき

留魂 終戦自決五百六十八柱の芳名

第1部

陸軍航技中尉 肥田 武(24歳)
   陸軍航空工廠木津分工場長・京都高等工芸卒
   滋賀県出身
海軍技術中尉 安平敏隆(23歳)
   釜山海軍航空基地・第352設営隊副長・三高、京大工学部卒
   兵庫県出身
海軍技術大佐 友永英夫(36歳)
   ドイツ駐在・東大工学部卒
   愛知県出身
海軍技術大佐 庄司元三(42歳)
   イタリー駐在・東大工学部卒
   山梨県出身
陸軍軍曹 土屋 寛(24歳)
   飛行第16戦隊・爆撃機操縦
   群馬県出身
陸軍大尉 小野寺謙介(22歳)
   航空士官学校教官
   岩手県出身
陸軍上等兵 鈴木 堅(24歳)
   近衛工兵第2連隊
   千葉県出身
陸軍少佐 古賀秀正
   近衛第1師団参謀・陸士52期
   佐賀県出身
陸軍技術軍曹 別役(べっちゃく) 保(24歳)
   善通寺兵器補給廠
   高知県出身
陸軍中尉 橘 健康(23歳)
   第29戦闘隊・特攻隊長・東京高等工芸学校卒
   東京都出身
陸軍主計大尉 金成 武
   茨城県出身
陸軍少尉 大出五郎(29歳)
   マレー第3教育飛行隊・明治大学卒
   栃木県出身
陸軍伍長 宮崎要吉
   パレンバン防衛司令部
   群馬県出身
海軍大尉 橋口 寛(22歳)
   海兵72期・平生回天特別攻撃隊
   鹿児島県出身
陸軍主計少尉 松井 巖(25歳)
   浜松飛行隊・京都帝大卒
   富山県出身
陸軍少佐 後藤達美
   陸士52期
陸軍主計曹長 芳賀弘毅(29歳)
   北支派遣新郷陸軍病院・第168兵站病院・中央大学卒
   東京都出身
陸軍一等兵 加瀬善久(20歳)
   関東軍野戦補充馬廠
   千葉県出身
陸軍技術少佐 竹林達登(30歳)
   第7方面軍野戦自動車廠
   広島県出身
陸軍上等兵 有住 葦(30歳)
   第7方面軍野戦自動車廠
   大阪府出身
海軍少佐 吉村甲子郎(49歳)
   22特根・岐阜県坂下町実業学校卒
   鹿児島出身
陸軍大尉 池葉東馬(49歳)
   猛10375部隊長・真岡中学校卒
   栃木県出身
陸軍少佐 野中国男(34歳)
   ビルマ烈兵団参謀
   佐賀県出身
陸軍伍長 間山己八
   青森県出身
海軍大尉 森下弘信(24歳)
   父島海軍根拠地隊・大阪商大卒
   和歌山県出身
陸軍少尉 岩崎邦夫(24歳)
   ジャワ島マラバル・上杉部隊作業隊長・横浜高商卒
   東京都出身
陸軍軍属 野口政雄(33歳)
   特務機関・駐蒙軍独立守備隊
   岡山県出身
海軍少佐 松浦 勉
   岡山県出身
陸軍憲兵曹長 佐野 勇(30歳)
   中支武昌憲兵隊・北京憲兵学校卒
   静岡県出身
陸軍少佐 大石猪太郎
   兵器行政本部・陸士52期
   福岡県出身
陸軍兵長 池田実広
   近衛歩兵第3連隊
   鹿児島県出身
陸軍憲兵軍曹 笹本東作(27歳)
   久江憲兵隊
   茨城県出身
海軍主計大尉 鈴木真一郎(24歳)
   朝鮮海軍航空隊・光州基地主計長・仙台一中、海軍経理学校卒
   仙台市出身
陸軍軍曹 酒井久雄(26歳)
   北支第12独立警備隊
   群馬県出身
陸軍少佐 晴気 誠
   大本営陸軍参謀・陸士46期
   佐賀県出身
海軍大尉 細田春中(28歳)
   海軍第10通信隊・ペナン島第4分遣隊長・東京外語大卒
   山梨県出身
海軍上等兵曹 田中錬次(35歳)
   第12特根
   佐賀県出身
海軍大尉 伊藤寅司(42歳)
   ウェーキ島第65警備隊・中隊長
   神奈川県出身
海軍警部 修多羅(しゅたら) 浩(34歳)
   静岡県出身
陸軍憲兵軍曹 近藤 巖(24歳)
   陸軍中野憲兵学校
   愛知県出身
陸軍見習士官 関口重二郎(23歳)
   線87部隊・中央大学専門部卒
   東京都出身
海軍軍属 窪田典人(30歳)
   中尉相当官・25根拠地隊・福岡蚕糸学校卒
   福岡県出身
海軍上等衛生兵曹 小川和一(40歳)
   千葉県出身
海軍一等主計兵曹 折上良雄(25歳)
   台湾高雄警備隊
   徳島県出身
陸軍少佐 折田 優(36歳)
   関東軍総司令部・陸軍士官学校卒業
   鹿児島県出身
陸軍少佐 植田善幸(43歳)
   在満山中連隊大隊長
   香川県出身
陸軍中尉 山岡健一(23歳)
   航空本部兵器総局・軍需省軍需官
   兵庫県出身
海軍技術中佐 長島秀男
   航空本部九州海軍監督部
   埼玉県出身
海軍少尉 寺尾博之
   九州海軍軍需監理局
   兵庫県出身
陸軍憲兵曹長 上遠野(かどの)勇吉(28歳)
   ジャワ駐屯・第16軍憲兵隊
   福島県出身
海軍少尉 森崎 湊(22歳)
   三重海軍航空隊・満洲建国大学出身
   長崎県出身
陸軍技術中尉 藤田正雄(22歳)
   陸軍航空本部明石出張所・川崎航空機会社・浜松高工卒
   千葉県出身
陸軍憲兵軍曹 猪田竜蔵(25歳)
   武昌憲兵隊
   滋賀県出身
陸軍衛生伍長 片野 博(25歳)
   ジャワ独立歩兵第1556大隊
   神奈川県出身
陸軍軍曹 中村金一郎(26歳)
   ジャワ独立歩兵第1556大隊
   福岡県出身
陸軍軍曹 藤岡 豊(みのる)(26歳)
   セレベス島海軍工廠
   愛媛県出身
陸軍曹長 滝川一式(かずのり)(28歳)
   バンコック駐屯森7900部隊・福島高商卒
   三重県出身
海軍中尉 長島良次(23歳)
   徳島海軍航空隊・明治学院高商部
   神奈川県出身
海軍中尉 中原一雄
   徳島海軍航空隊・関西学院大学経済科
   兵庫県出身
陸軍少尉 那須一郎(24歳)
   南支槍第7152部隊・早稲田大学政経学部卒
   千葉県出身
陸軍大佐 吉成 弘
   李■公御付武官・陸士37期
   大分県出身
陸軍憲兵中佐 堀江正章(27歳)
   東京本所憲兵分隊長・陸士51期
   埼玉県出身
海軍一等主計兵曹 (いい) 稀績(きせき)(29歳)
   大村海軍病院小浜分院
   熊本県出身
陸軍少佐 小寺次郎平(32歳)
   歩兵225連隊
   岡山県出身
陸軍中尉 野上正一(23歳)
   奉天第1高射砲第2大隊・第5中隊小隊長
   大分県出身
陸軍憲兵中佐 山本 学(38歳)
   第16軍憲兵隊長・陸士41期
   福岡県出身
陸軍大佐 安木亀二
   在満中村師団参謀長・陸士32期
海軍大尉 小山悌二(22歳)
   ヤップ島警備隊
   長野県出身
海軍少尉 牧野周次郎(40歳)
   名古屋市出身
   昭和24年1月19日「アンボン」に於て自決
陸軍憲兵中佐 時松(ときまつ)先志(はやし)(35歳)
   ハルマヘラ島・憲兵隊長・大分県立日田中学卒
   大分県出身
陸軍大尉 谷口 章(22歳)
   陸士56期・野戦重砲15連隊
   滋賀県出身
陸軍大尉 国吉真幸(21歳)
   陸軍輜重兵学校教官・陸士56期
   東京都出身
陸軍憲兵曹長 久米 武三(30歳)
   ジャワ憲兵隊
   愛知県出身
海軍中尉 森下 茂(23歳)
   徳島海軍航空隊・秋田鉱専卒
   岩手県出身
陸軍憲兵大尉 岩政真澄(41歳)
   ジャワタンジョンプリオク憲兵隊長
   山口県御井市出身
陸軍大尉 吉川忠義(26歳)
   支那派遣軍独立歩兵122大隊
   島根県出身
陸軍憲兵大尉 関口藤吉(42歳)
   北セレベス憲兵隊
   栃木県出身
陸軍少尉 金原重夫(32歳)
   第6方面軍(第5航空軍)・第26野戦航空修理廠
   静岡県出身
陸軍少佐 村田孝義(32歳)
   スマトラ派遣淀4081部隊・陸士56期
   兵庫県出身
陸軍兵長 石岡正信(25歳)
   釜山憲兵隊蔚山分隊・立命館大学法政学科卒
   兵庫県神戸市出身
陸軍中尉 大原忠彦(26歳)
   ジャワ独立歩兵第150大隊
   大阪府出身
海軍上等兵曹 藤井 豊(37歳)
   山口県下松市出身
陸軍兵長 長田健治(33歳)
   香港独立歩兵第69連隊
   兵庫県出身
海軍警部 石田光行(41歳)
   県立鹿児島中学校卒業
   佐賀市出身
陸軍伍長 宮本司馬夫(29歳)
   九州高等簿記学校卒業
   熊本県
陸軍教授 橋口兼夫(34歳)
   陸軍予科士官学校教官・東京大学文学部卒
   鹿児島県出身

第2部

海軍少佐 國定謙男(33歳)
   海軍軍令部参謀
   岡山県出身
          夫人 喜代子(31歳)
          長男 隆男(2歳)
          長女 緋桜子(5歳)
陸軍中佐 銕尾 隆(28歳)
   決師団第203連隊第2大隊長・陸士51期
   兵庫県出身
          夫人 玉憙(23歳)
陸軍中佐 川村 進(56歳)
   ハルピン鉄道警護旅長・満州国陸軍少将・陸士22期
   東京都出身
          夫人 幸子(46歳)
陸軍中尉 内倉光秀(38歳)
   第1航測連隊(浜松~滋賀県日野)
   鹿児島県出身
          夫人 ヤス子(33歳)
          長男 格治(8歳)
          長女 秀代(7歳)
          次女 滋子(2歳)
陸軍大佐 親泊朝省(43歳)
   大本営報道部員・陸士37期
   沖縄出身
          夫人 英子(37歳)
          長男 朝邦(9歳)
          長女 靖子(2歳)
陸軍大佐 渋谷三郎(58歳)
   元歩兵第3連隊長・満州国治安部次長・ハルピン学院長
   陸士20期
          夫人 文子(51歳)
          次男 泰(16歳)
海軍主計大尉 下村良策(27歳)
   舞鶴鎮守府人事部・京都大学卒
   滋賀県出身
          夫人 孝子(21歳)
海軍中佐 宇田川秋次郎(41歳)
   佐世保海軍工廠
   佐賀県出身
          夫人 ふく子(33歳)
          長女 皓子(生後6ヵ月)
海軍大尉 長瀬 武
   佐世保軍需部・海軍機関学校卒
   石川県出身
          夫人 外志子
陸軍少佐 藤井權吉(37歳)
   飛行第61戦闘隊長・陸士44期
   富山県出身
          夫人 歌子(35歳)
          長女 幸子(11歳)
          長男 公平(3歳)
陸軍少将 隈部正美(49歳)
   航空技術審査部総務部長・陸士30期
   東京都出身
          夫人 可知(42歳)
          母堂 絹子(69歳)
          長女 佐和子(19歳)
          次女 純江(17歳)
元帥陸軍大将 杉山 元
   陸軍大臣・教育総監・参謀長・第1総軍司令官・陸士22期
   福岡県小倉市出身
          夫人 啓子

第3部

陸軍大将 本庄 繁(68歳)
   侍従武官長・枢密顧問官・陸士9期
   兵庫県出身
陸軍法務中将 島田朋三郎(63歳)
   東部軍法務部長・東大法学部卒
   徳島県出身
陸軍大将 阿南惟幾
   陸軍大臣・陸士18期
   大分県出身
海軍中将 宇垣 纏
   第5航空艦隊司令長官
   岡山県出身
陸軍中将 山田精一
   第5師団長・陸士26期
   岐阜県出身
陸軍中将 上村幹男(53歳)
   第4軍司令官・陸士24期
   山口県出身
陸軍中将 人見秀三
   第12師団長・陸士23期
   山形県出身
陸軍中将 浜田 平
   18方面軍参謀副長・陸士28期
   高知県出身
陸軍大将 吉本貞一
   第1総軍司令部付・陸士20期
   徳島県出身
陸軍中将 秋山義兊(58歳)
   第137師団長・陸士20期
   京都府出身
陸軍中将 寺本熊市
   航空本部長・陸士22期
   和歌山県出身
陸軍中将 篠塚義男
   軍事参議官・陸軍士官学校長・陸士17期
   東京都出身
陸軍大将 安藤利吉
   台湾軍司令官、台湾総督・陸士16期
   宮城県出身
陸軍中将 大西滝治郎
   軍令部次長
   兵庫県出身
陸軍中将 安達二十三(はたぞう)(57歳)
   ニューギニヤ派遣軍司令官・陸士22期
   東京都出身
陸軍大将 田中静壹
   東部軍司令官・陸士19期
   兵庫県出身
海軍少将 升田仁助(54歳)
   第64警備隊司令
   山口県出身

第4部(補遺篇)

留魂
(補遺)終戦自決31柱の芳名を追加 合計599柱

『安達二十三の自決』 (田中兼五郎)

陸軍憲兵少佐 稲田 誠
   新義州憲兵隊長
海軍軍属 井上弘芳
   第4海軍気象隊
陸軍大佐 大久保朝雄
   南方軍独立大隊長
海軍上等工作兵曹 岡崎清吉
   第2郡山海軍航空隊
海軍上等飛行兵曹 片山公正
   第1081海軍航空隊
海軍少将 木山辰雄
   第81警備隊司令
海軍軍属 小林繁樹
   第4海軍気象隊
海軍軍属 佐保田正行
   第4海軍気象隊
陸軍警部 猿渡靏喜
   スマトラ軍政監部
海軍大佐 多田久爾夫
   海軍省軍需局
陸軍大佐 棚橋真作
   西部軍教育隊
海軍少尉 中濱松夫
   第21特別根拠地隊
海軍大尉 長瀬 武
   佐世保海軍軍需部
海軍軍医少佐 鍋谷禮次郎
   第4艦隊司令部
海軍二等兵曹 野上 清
   大湊海兵団
陸軍少佐 林野民三郎
   陸軍航空本部
海軍少尉 平畑裕朗
陸軍軍曹 廣瀬義輝
   大阪俘虜収容所淀川派遣所長
海軍技手 藤田加茂恵
   第4海軍気象隊
陸軍大佐 布施谷要作(夫妻、二女共)
   石川県世話部長
陸軍少佐 松浦友好
   関東軍第2遊撃隊長
海軍中尉 松島貞雄
   攻撃第501飛行隊
海軍嘱託 三浦 襄
   小スンダ民政部
海軍少佐 山田九七郎
   第302海軍航空隊飛行長
海軍少尉 山本静二
   川棚海軍突撃隊
海軍軍属 山脇常三
   第4海軍気象隊

陸軍生徒 新子(あたらし)堅司(けんじ)(18歳)
   昭和2年3月5日生
陸軍看護婦 井上鶴美(26歳)
   以下22名
   新京・第8陸軍病院
陸軍大佐 河瀬繁太
   第107師団参謀長
   山口県出身
陸軍中将 小泉恭次(61歳)
   山形県米沢市出身
   東京都三鷹市の自宅に於て自決
陸軍大佐 菅 辰次
   ボルネオ、クチン俘虜収容所長
   ラブアン収容所に於て自決
   広島県出身
海軍中尉 中原一雄(23歳)
   徳島海軍航空隊・関西学院大学商経学部
   兵庫県出身
陸軍中将 納見敏郎
   宮古島第28師団長・陸士27期生
   広島県出身
陸軍大将 若松満則
   在満・機動第3連隊長
   福岡県出身


本書は、終戦後に自決した軍人・軍属などの方々の遺書や家族宛の手紙、遺族の言葉や関係者の追憶等などが載せられている本である。
当初は568名が掲載されていたらしいが、その後31名が追加となり、この「改訂版」で599名の掲載となったそうである。
が・・・数えてみると、追加は31名ではなく、33名ほどいる・・・(笑)
となると・・599名ではない。
確か、戦後に自決した人は600名を超えると何かの本で読んだことがあるので、ほぼその全員が掲載されているといっていいかもしれない。

第1部は、内容の多さから見て、これがメインということになろう。
陸海軍問わず、階級も年齢も肩書きもさまざま・・・
自決した場所も内地(日本国内)外地(海外)とさまざま・・・
自決の理由も様々であるが、基本的には「戦争に負けた責任を感じて」ということが多いようである。
一部、戦犯として収容された方は、上官として自決して責任を取り、同じ戦犯容疑で収容された部下を救おうという考えた方もおられたようであるが・・・
しかし、「敗戦の責任」は、なにも、あなたのような「下級兵士」が責任を感じることもあるまいに・・・とも思うような人が多いのには驚いた。

この中に「森崎 湊」という人の名を見つけて懐かしさが甦った。
彼が書いた、確か『遺書』という題名の本を小学6年生の時か中学1年生の時に読んだことがある。
通常、書名や著者が全く記憶できない私なのだが、不思議なことに「森崎 湊」という名前は今でもよく覚えている。
内容はよく覚えていない。(苦笑)
彼の日記がそのまま本になったものだったような気もするのだが・・・
その中の一文、ごく一部だけはよく覚えている。
「学問とは立身出世のためにするものではなく・・・」という部分・・・
この部分だけはよく覚えている。
確か、学問は自分の立身出世のためにするのではなく、国のために役に立つ人間になるためするべきものだ・・・とか何とか、そういうことが書かれていたと思う。
それを読んで大いに共感したことを覚えている。
彼は終戦後、海岸の松林に向かい、割腹自決を遂げた・・・
折角、生き残ったのに、どうして死んだのだろうと理解し難かった。
家に帰れるのに・・・
家に帰ればお父さんやお母さんや兄弟にも会えるのに・・・
どうして自決なんかしたのだろう・・・
ショックだったので、よく覚えている・・・
「森崎 湊」・・・・久し振りの“再会”である。

第2部は、同じ自決でも家族を道連れにした方々が収められている。
はっきり言って、読んでいて腹が立って仕方がなかった。
なんで幼い子供まで道連れにして「自決」などをしなくてはならないのか?
死ぬなら自分ひとりで死ねばいいものを・・・
家族を置いて死ぬのが忍びないのなら、死ぬのは諦めるべきだ。
夫として、父親として生き抜いて家族を養う“義務”があるはずである。
天皇陛下は「忍び難きを忍び、耐え難きを耐え・・・」とおっしゃたではないか?
その陛下の言葉に背いて、「敗戦の責任を取る」のは“不忠”ではあるまいか?
最終的に死んで責任を取るのなら、最初から結婚して子供を作ったりしなければいいのである。
幼い子供には判断力がないのである。
それを道連れにするとは・・・言語道断である。
どんなに綺麗事を言ってもただの一家心中に過ぎない。
「立派な最期」などと褒め称えているが、とんでもないことだ。
一人で死ぬ度胸がないのなら軍人などにならねばいいのである。
軍人になった以上は死ぬのは覚悟せねばなるまい。
いつ死んでもいいように、私のように家族を持たず独身でいるべきだと思う。
この2部に掲載された方々に対しては、誠に申し訳ないが、私は彼らの行動は全く容認できない。
「家族揃って立派な最期」など、とんでもないことである。
読んでいて腹が立って仕方がなかった・・・

第3部には、将官クラスの、いわゆる“お偉いさん”の自決者が掲載されている。
その中の何人かは、確かに自決して責任を取らねば仕方がないだろうなぁ~と思う方々もおられる。
が・・・多くは、「別にあなたが責任を取って死ななくても・・・」と言いたくなる方々である。
その代わり、本来ならば死んで詫びるべき人たちの名が全く見当たらない。
あえて具体的なお名前は差し控えるが・・・
部下を置き去りにして安全な場所にサッサと逃げた軍司令官や・・・・
常識的に考えても無茶な作戦を強いて多くの将兵を無駄死にさせた司令官や・・・
素人並のお粗末な作戦指導を行ない多くの将兵を死なせた参謀連中など・・・
そういう人たちは「自決」していない・・・
戦後も知らぬ顔して平然と生きながらえ余生を送っている。
彼らから比べたら、本書に掲載されている人たちは自決する必要のない人たちである。
ある意味、憐れさを感じてしまう。
バカ正直なものが損をし、厚顔無恥で、こずるい奴が得したような気がしてならぬ。
これが戦後日本の“原点”となっているから、今のような世の中になってしまったのではなかろうか?
本来ならば責任を取って処罰、処刑されねばならぬ人を、そのままにしたことが大きな間違いだったと思う。
ある意味、「悪い前例」を残してしまったような気がしてならない。
そう思うと、本書に掲載された「自決者」がなんとも憐れに思えてくる。
大変失礼な言い方になるが、「世紀の自決」ではなく、これは「世紀の無駄死に」ではなかろうか?


今年の読書:36冊目

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読書 | 23:02:14 | Comments(0)
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