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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
56歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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『彗星夜襲隊』
彗星夜襲隊―特攻拒否の異色集団 (光人社NF文庫)彗星夜襲隊―特攻拒否の異色集団 (光人社NF文庫)
(2008/02)
渡辺 洋二

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はじめに

1 フィリピン脱出
      主任務は銃撃と爆撃
      敵はルソンへ
      転進命令
      ツゲガラオへの道
      「ダグラス」が来た
      さまざまな脱出行

2 芙蓉(ふよう)部隊の誕生
      基地を見つける
      指揮官の履歴書
      障害を乗り越えて
      「月光」を継ぐもの
      新艦爆の内容
      名機か駄作か
      エンジンに習熟すれば
      「彗星」を夜戦化
      再建が始まった
      集まる隊員、集める機材
      3個飛行隊、集結
      グラマン来襲
      異例な内容
      夜に鍛える
      地上の努力あればこそ

3 出陣に至る
      自分は行かない特攻推進者たち
      決然たる発言
      飛行長の椅子
      特殊な爆弾
      沖縄決戦を目前に
      鹿屋への第一陣

4 沖縄決戦、開始
      まずは索敵から
      指揮官への評価
      ロケット爆弾が暴発
      総攻撃・菊水作戦はじまる
      覚悟の突入
      大半が未帰還機
      銃撃をやめず

5 激戦奮闘
      藤枝での事故
      戦力補充
      数日の静けさ
      全力投入、菊水4号作戦
      航法をこなせればこそ
      ゆるめぬ猛攻
      目標は雲のかなた
      正攻法で勝つために
      敵戦闘機、来襲

6 秘密基地・岩川
      新居を求めて
      独立夜襲集団
      徹底したカムフラージュ
      攻勢をゆるめず
      戦果も損失も
      双胴の敵夜戦
      粗食に抗議
      もう一人の少佐
      沖縄決戦、終わる
      しのび寄る敵
      夜戦対夜戦

7 戦いの果てに
      兄の知らせ
      長官視察
      力のかぎり
      後方も努力
      最後はこうする
      敗戦への10日間
      詔勅に揺れる
      苦闘は終わった

あとがき



大戦も末期、沖縄戦となると、「特攻」も常態化してきてしまった。
「特攻」は「特別攻撃」なのだから常態化したら「特別」ではないような気がしますが・・・
そういう理屈は関係ないらしい・・・
軍の上層部は「特攻、特攻」を叫び命じるのである。
が・・・ここに“良識派”の指揮官がいた・・・
美濃部正少佐・・・
彼は面と向かって「特攻」を拒否する。
あくまでも正攻法で戦う・・・
もっと工夫すれば、もっと戦えるはず・・・ということだろう。
美濃部少佐率いる海軍航空部隊「芙蓉(ふよう)部隊」は『彗星』艦上爆撃機を使って沖縄へ向け夜間攻撃をかける。
「特攻」ではなく、あくまでも正攻法・・・
その戦記が本書である。

あの時代に「特攻」を拒否するとは、かなり勇気のいる行為だったろう。
もう破れかぶれのパニック状態の中、正攻法での戦いを口にするのだから、すごい・・・
軍隊は「役所」である。
「役人」は“上”からの指示に従い、あとは自己保身に走る・・・(苦笑)
“上”からの指示が間違っていようとも、自分さえ良ければ構わない・・・
その証拠に、「特攻」を命じた指揮官の中で、どれだけの人が反省したり責任を取ったか・・・
これは民間の大企業でも同じ・・・
「会社の方針です」で片付ける。
自分がその会社の“構成員”であるとは思っていないようである。
組織が大きくなり、出世志向となれば、無理もないか?(汗)
“下”の者が、どうなろうと知ったことではないのだ。

本来の戦い方でトコトン戦う・・・
だから敗戦となっても“後ろめたさ”はない・・・
美濃部少佐以下、部隊の隊員たちは、すごい人たちである。
こういう人達もいたのだと、多くの人に知ってもらいたいものだ。
地味な戦い方のせいなのか・・・褒めてもらえない、尊敬されない、顕彰もされないが・・・
本来は、「特攻」以上に評価されるべきではなかろうか?
これが本来の大日本帝国海軍航空隊の姿ではなかろうか?
そのような気がした・・・



今年の読書:8冊目

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読書 | 23:44:38 | Comments(0)
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