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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
56歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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『秘録・東條英機暗殺計画』
秘録・東条英機暗殺計画―元・大本営参謀が明かす (河出文庫)秘録・東条英機暗殺計画―元・大本営参謀が明かす (河出文庫)
(1991/08)
津野田 忠重

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プロローグ~三笠宮との再会

第Ⅰ章 忘れ得ぬ苦い経験

1 忌わしき獄窓の日々
     腕時計をせぬ男となっていた知重
     奇しくも「203」日目に釈放
2 生い立ち
     乃木将軍から名前を授かる
     乙軍参謀に抜擢された父是重
     吉田茂と見合いした母
     父の死を契機に幼年学校を志す
3 東条が見せた温顔
     父の教え子だった東条航空総監

第Ⅱ章 「憂国」の群像

1 「乱暴参謀」と「黒豹参謀長」
     第36師団付参謀として華北戦線へ
     満州事変の立役者の一人、今田大佐
     軍のあり方について開眼
2 東亜連盟協会
     石原莞爾の“危険思想”
     両雄並び立たず
3 浅原事件
     八幡争議の指導者浅原健三
     協和会服姿で突然帰国した石原
     「日本革命5ヵ年計画案」発覚す
4 牛島辰熊との出会い
     陣中見舞いに訪れた猛者
     三上卓との奇妙な因縁
     「国家改造」への血腥いうねり

第Ⅲ章 破滅への道

1 南京赴任
     かいま見た辻参謀の虚像と実像
     対ソ戦にらむ動員令発令
     東条内閣誕生
     一存で大本営に異議申し立て
     赫々たる大勝利の裏で
     同憂の士、上海に集う
2 侵された「絶対国防圏」
     湘桂作戦42日間の死闘
     枢軸国、相つぎ敗退す
     新竹海軍航空基地初空襲
     「カイロ宣言」笑止の至りなり?!
3 参謀本部へ転任命令
     一人四役の絶対権力者
     異例の大抜擢

第Ⅳ章 決断の時

1 計画立案
     牛島に意中の秘密を洩らす
     「大本営発表」の内実
     意表をつかれたサイパン攻略
     「大東亜戦争現局に対する観察」
2 暗躍 その①-牛島との謀議
     人固より一死あり・・・・・
     皇族への働きかけ策
     皇道派と統制派
     誰を盟友と頼むべきか
3 暗躍 その②-二将軍説得工作
     石原莞爾、快諾す
     小畑中将、条件付きで同意
4 暗躍 その③-三笠宮説得工作
     宮の新婚気分に苦言を呈す
     一瞬、顔色を変えられた殿下
     甦った石原の「懸念」
5 要撃要領
     日曜の午後の密会
     秘密兵器「茶瓶」
     決行日は7月25日!

第Ⅴ章 東条内閣瓦解

1 もう一つの暗殺計画
     高松宮の密かな決意
     塚本清彦少佐の諫言
2 中野正剛の死
     東条を怒らせた「戦時宰相論」
     一斉検挙
     釈放認めた検事に召集令状
     真相秘めたままの自決
3 内閣総辞職
     「南方諸島の守りは万全」と強弁
     サイパン失陥を機に批判噴出
     大命、再び下らず

第Ⅵ章 計画漏洩

1 裏切られた期待
     東条退陣の報に接す
     またも軍人内閣が誕生
     憲兵の監視網にかかった牛島
2 歪められた真相
     密室のミステリー
     8月29日深夜、三笠宮邸
     8月30日午前10時、東久邇宮邸
3 憲兵隊出動す
     那須兵務局長の“意趣晴らし”
     不可解な宮の心境
     起訴・不起訴の明暗
4 知重逮捕のあとさき
     久米五郎少佐の話①
     久米五郎少佐の話②
     渋谷駅頭で検束される

第Ⅶ章 流転

1 同僚たちの友情
     6ヵ月ぶりで自由の身に
     首都への空襲激化
     沖縄決戦
     兵籍名簿に細工した酒井少佐
     思いがけぬ土産
2 中国への脱出行
     変装、見破られず
     苦難の旅を支えた浦敬一の詩
     苦力に身をやつして逃避行
     上海フランス人租界での“入院”生活
3 帰国後のエピソード
     笑顔のワンマン宰相
     三笠宮との和解

エピローグ~「東条暗殺黙認せず」

初版本あとがき

追記

解説(平山隆三)



戦時中、内閣総理大臣である東條英機を暗殺しようとした計画があった。
そういう計画があったことを私が知ったのは、中学生か高校生の時のような気がする。
詳細は覚えていないが、どうやら三笠宮殿下が関わっていたらしい話が載っていたことだけは覚えている。
祖父に、そのことを話したが、三笠宮殿下が見習士官当時、上官だった祖父からは何のコメントもなかった・・・

本書の著者は、この「暗殺計画」の当事者の兄である。
弟の津野田知重少佐は、この計画が憲兵隊に漏れたため逮捕され、不名誉な「免官」となった。
その「暗殺計画」について、当事者の兄が弟から聞き出してその内幕、経緯を“暴露”したのが本書である。
本書によれば、この計画漏洩の責任は三笠宮殿下にあるという。
この暗殺計画を知った殿下の“心の動揺”のせいであるという。
戦後も長い間、この兄弟は三笠宮を“恨んでいた”ようである。
本書では、「手前味噌」の部分も見受けられるが、身内が書いたのだから多少は已むを得まいが・・・・
東條英機を“排除”しなければ・・・と思ったにせよ、「暗殺計画」などというものに皇族を巻き込むというのはいかがなものかという気はする。

私の祖父は2・26事件の決起に誘われたが断っている。
その理由を祖父は教えてくれなかったが、中隊長である祖父が決起に参加すると、当時、祖父の中隊にいた三笠宮殿下に迷惑をかけることになるから断ったのではないかと私は思っている。
普通は、皇族に累を及ぼさないようにすると思うんだがなぁ~
いくら「憂国の情」が強かったにせよ、何をやってもいいとはいえないと思うが・・・・

私は、祖父が他界後、三笠宮殿下にお会いする機会は何度もあったのだが・・・
さすがに「暗殺計画」に関わっていたのですかとは聞けなかった。
答えてもらえないことは明白だし、余計なことを言わないというのは常識・・・
その「余計なこと」までに踏み込んでいるだけに、三笠宮殿下を尊敬する私としては、ちょっと不快感を覚える部分がいくつかあった。
弟の「名誉回復」を狙った兄の「作品」であるならば、これもまた已むを得ないか・・・

多少の「身びいき」を差し引いて読めば、そこそこ面白い話ではある。
細かいことに関しては真実かどうかはわからない・・・
その人の立場によっては、敵にも味方にもなるだろうし・・・
果たして「暗殺」しなくてはならないほど、東條英機という人は「悪人」だったかどうか・・・
これも、その人の「立ち位置」によって意見が分かれるところではあるまいか?
「歴史」の「真実」の難しいところである。



今年の読書:78冊目

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読書 | 22:01:19 | Comments(0)
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