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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
57歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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『東南アジア現代史』
東南アジア現代史 (1972年) (亜紀・現代史叢書〈6〉)東南アジア現代史 (1972年) (亜紀・現代史叢書〈6〉)
(1972)
今川 瑛一

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はじめに

Ⅰ 世界恐慌と東南アジア経済

1 東南アジア現代史と1929年の世界恐慌
2 大恐慌当時の東南アジア経済構造
        東南アジア経済の二つの構成要素
        東南アジア産品の輸出方向
        1920年代の好況と東南アジア型経済構造の定着
3 世界恐慌の波及と東南アジア経済の破綻
        東南アジア諸国輸出の激減と深刻化する経済危機
        インドネシアへの影響
        フィリピン
        英領マレー
        仏領インドシナ
        タイ
        ビルマ
4 華僑・印僑問題の表面化
        華僑・印僑と東南アジア
        華僑・印僑問題の表面化
        大恐慌で表面化した東南アジア経済の矛盾

Ⅱ 大恐慌までの東南アジア政治情勢

1 20世紀初頭の反植民地闘争
        植民地化に対する東南アジアの反抗
        フィリピン革命の画期的意義
        1910年代の民族主義闘争
        フィリピン自治運動の進展
        インドネシアのサレカット・イスラム
        インドシナのファン・ポイ・チャウ
2 1920年代の政治的急進主義
        政治的急進主義の基盤
        フィリピンにおけるアメリカの反動化と急進主義運動の台頭
        フィリピン労農運動の発生と発展
        労農運動の政治参加
        サレカット・イスラム内急進派の台頭
        インドネシア労働組合運動の発展
        インドネシアにおける共産主義
        インドネシア共産党の結成とサレカット・イスラムの分裂
        過激路線をつっ走るインドネシア共産党
        インドネシア共産党の武装蜂起と崩壊
        フィリピンで進む共産主義運動
        インドシナ民族運動の転機
        ホーチミンの登場
        南洋共産党の結成
        ビルマ自治運動の進展
        シャム変革への新しい力
        1927年の政治的急進主義の転換機と中国革命

Ⅲ 世界恐慌下の政治的激動

1 国民党と共産党
        スカルノとインドネシア国民党
        オランダの国民党弾圧
        ベトナム国民党の結成と過激路線
        イェン・バイ蜂起
        フィリピン共産党結成
        インドシナ共産党結成
        南洋共産党からマラヤ共産党へ
        革命化する東南アジア
2 あいつぐ蜂起と弾圧の嵐
        農村に広がる不穏な動き
        ベトナム農民の反乱
        ガロン軍とビルマ農民
        フィリピン農民の戦い
        農民蜂起の意義
        共産党弾圧
        フィリピン共産党の解体
        マラヤ共産党への大打撃
3 「上」からの政治変革をめぐる争い
        シャム、1932年立憲革命
        プリーディの経済革命計画と王党派の反革命クーデター
        ピブンのクーデターと王党軍の反乱
        フィリピン、独立を獲得
        サクダール党蜂起
        バオ・ダイ帝とゴ・ジン・ジェム
        サイゴンのトロツキストとメコンデルタのカオ・ダイ教
        ビルマ、インドから分離さる
        マラヤの場合
        弾圧下のインドネシア民族運動
        農民反乱不在のインドネシア
4 「上」からの経済改革への試み
        東南アジア「自立経済」への道
        インドネシアの改革
        マレーの自立経済政策
        フィリピン工業化政策の展開
        インドシナとビルマの場合
        シャム革命政府の工業化計画
        シャム政府の農民華僑対策
        東南アジア経済改革への障害

Ⅳ 大戦前夜の東南アジア

1 極東および西欧の危機と東南アジア
        日本軍の満州支配
        満州事変から日中戦争へ
        日独提携と日本軍の「南進」戦略
2 軍事力強化を急ぐ植民地権力
        フィリピン国防軍の発足
        弱体なインドネシアのオランダ軍
        シンガポールの防衛
        インドシナの国防
        ビルマの軍備
3 反ファッショ統一戦線戦略と東南アジアの反政府勢力
        フィリピン共産党の統一戦線
        インドシナの共産主義者達
        マラヤ共産党の反日統一戦線
        オランダ協力型インドネシア民族運動
        タキン党の台頭と38年反インド人暴動
4 燃え上がるタイ・ナショナリズム
        タイ軍国主義
        反華僑政策の展開
        英仏と対立するタイ愛国主義

Ⅴ 第二次大戦中の東南アジア

1 ナチの西欧侵攻と真珠湾攻撃の間
        戦争でも平和でもない9ヵ月間
        仏印の共産党弾圧
        マラヤ共産党の反英闘争
        ビルマ・タキン党非合法化さる
        ナチス、オランダとフランスを征服
        日本軍、北部仏印に進駐
        ベトナム人の反乱
        タイ・仏印戦争
        「ベトミン」結成
        日本、インドネシア資源独占を図る
        開戦準備に着手する日本
        独ソ戦から真珠湾攻撃へ
        米英の防衛体制増強
2 東南アジアの日本軍~大東亜共栄圏の夢と現実~
        侵攻する日本軍
        連合軍勢力、反撃を開始
        抗日グループの登場
        日本軍、抗日勢力を弾圧
        「親日勢力」を結集する日本軍
        崩壊する東南アジアの経済
        敗退する日本軍国主義
        日本軍の敗北

Ⅵ アジアにおける「戦後動乱」の幕開き

1 進駐軍支配の展開をめぐる攻防
        フィリピンにおける旧体制の復活
        ビルマ、マレーへの英国の復帰
        インドシナでの抵抗
        ジャワの独立戦争
2 1946年の新たなる戦乱
        第一次インドシナ戦争はじまる
        インドネシアにおける交渉
        フィリピン、1946年の転機
        ビルマにおける内戦の対英政治解決
        タイ民族主義の後退
3 戦後世界、1947年の転機と東南アジア
        米ソ対決の開始と東南アジア
        米、仏、オランダの反動攻撃
        タイ、ビルマ、マレーでの新たなる動乱
4 米ソ対決と1948年の全アジア的内戦
        1948年の米ソ対決
        モスクワ派共産党反乱
        マディウン蜂起とスカルノ政権の消滅
        48年のフィリピン、インドシナ、タイ
5 1949年の東南アジア~矛盾のなかの「新興独立国」体制~

結び
~「米中対決時代」の東南アジアにおける「戦後動乱型」政治体制の継続~



東南アジアについて、特にフィリピンについて、少し知りたいと思い本書を手に入れた。
古書店で見つけた本なので、ちょっと古い・・・(笑)
だから・・・“現代史”とは書いてあるが“現代”ではないということになるかも・・・(大笑)

なかなか、1回読んだくらいでは理解できない内容だが・・・(涙)
しかし、結構、勉強になる内容である。

東南アジアの各国は、それぞれ、国内で、それなりに“修羅場”を経験しているような気がする・・・
独立闘争などは、そのいい例であろう。
対して、我が日本は・・・?
せいぜい「明治維新」くらいなものか?(汗)
日本の“平和ボケ”は、必ずしも大戦以降から始まったとは言えないかも・・・
国内問題についてだけでいうならば・・・であるが・・・
これを幸せと言っていいのか、独立闘争などの“修羅場”を経験していないことを不幸と思うべきか・・・

本書の興味深いところは「世界恐慌」から書き出しているところ・・・
ここから始まりますかぁ~・・・と、面白い。
やたらと各国の「共産主義」「共産党」について詳しいのは、どうしてなんだろう?(笑)
著者の得意分野?
著者の趣味?(笑)
それとも、それだけ、東南アジアでは「共産主義」の影響を大きく受けていたということか?
「共産主義」が付け入る“隙”があったということか?
こういう点も私には面白く感じる・・・

数年前、みすぼらしい格好をした山岳民族のフィリピン人と現地の山奥で出会ったことがある。
格好はみすぼらしいが、彼が話す英語の発音の良さに驚いた。
彼の“学”の高さを示しているといえよう。
ということは・・・英語の下手な私は“学”が低いということになるのだが・・・(涙)
彼から「日本には共産ゲリラはいますか?」との質問を受けた。
「日本にはゲリラというのはいないよ」
「日本には共産党はありますか?」
「うん、共産党はあるよ」
「え?共産党があるのに共産ゲリラはいないんですか?どうしてですか?」
「どうしてって、言われてもねぇ~」(大汗)
共産党には“武装組織”である「共産ゲリラ」は付き物だというのである。(汗)
ゲリラ組織を持たない共産党があるなんて信じられないと言うのだから、私のほうが逆に信じられないといいたくなる。(大笑)
「どうしてですか?」
「う~ん・・・日本の共産党は根性がないから・・・」(大笑)
「なるほど・・・」(大笑)
彼は、このいいかげんな私の回答に納得した・・・(大笑)
彼らフィリピン人の“闘い”の歴史は長い・・・
現地人と、こういう話をするという経験をしていたので、ことさら、この本を面白く感じた。

私の一番興味のある、戦時中の東南アジアについては、あまり詳しい記述がないので、ちょっと残念だった。
戦時中のことゆえ、これといった資料が各国には残っていなかったせいなのかもしれない。

本書は、どちらかというと「論文」っぽい書き方なので、これは教科書か?・・・という印象を受けるが・・・
久し振りに「大学でのお勉強」をしたような気分が味わえた。(笑)


今年の読書:73冊目

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読書 | 00:14:28 | Comments(0)
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