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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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『波に夕陽の影もなく』
波に夕陽の影もなく―海軍少佐竹内十次郎の生涯 (中公文庫)波に夕陽の影もなく―海軍少佐竹内十次郎の生涯 (中公文庫)
(1983/10)
佐木 隆三

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第1章

第2章

第3章

第4章

あとがき

解説 兼川 晉



明治37年・・・日露戦争中に、駐英主計官が軍艦購入費を拐帯して失踪した事件があったという。
「拐帯(かいたい)」とは、人から預かった金品を持ち逃げすることを言うらしい。
その金額は現在の貨幣価値でいうと28億円ぐらいになるのだそうだ。

それを行ったのが、本書の主人公である海軍主計少佐の竹内十次郎という人。
海軍主計学校を首席で卒業した優秀な人だそうだ。

こういう“優秀な”人が、公金28億円を持ち逃げして失踪したという事件なのに、なぜか、あまり世間では知られていない。

この事件の10年後に起こった「シーメンス事件」は有名なのだが・・・
この事件も海軍の軍艦にからむ事件で、軍艦購入に関する贈収賄事件である。

どうしてなのだろうか?

ヒントは「公金拐帯」という言葉にあるのかもしれない。
なぜか、「公金横領」ではなく「公金拐帯」と称しているのである。
「拐帯」は持ち逃げしたという意味だが、「横領」は自分のものにするという意味がある。
そうなると、この竹内少佐は公金を持ち逃げしたというだけであって、この公金を自分の物にしたというわけではない・・・と解釈できるのではないか?
現在の貨幣価値で28億円もの大金をイギリスから持ち出して失踪・・・・
しかし、その大金は自分のものとしていない?
じゃぁ、どうしたのか?
何のためか?
こういう謎が残るわけで・・・・
この男の人生を、ルポルタージュっぽい小説(?)で描いたのが、本作品である。

なかなか面白い話だった。



今年の読書:22冊目

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読書 | 21:39:09 | Comments(1)
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2014-05-07 水 18:06:31 | | [編集]
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