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■プロフィール

野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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CIAは何をしていた?
CIAは何をしていた? (新潮文庫)CIAは何をしていた? (新潮文庫)
(2005/12)
ロバート ベア

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謝辞

はしがき

はじめに

第1部 工作員の誕生
  1 1995年3月15日 ヴァージニア州ラングレー
  2 1962年 カリフォルニア州ロサンジェルス
  3 1977年8月 ヴァージニア州東部海岸の某所
  4 197■年8月 インド、マドラス
  5 197■年 インド、ニューデリー

第2部 大難の中へ
  6 1983年4月18日 レバノン、ベイルート
  7 1986年1月 ヴァージニア州ラングレー
  8 1986年4月 ワシントンDC
  9 1986年8月 キプロス、ラルナカ
 10 1987年3月 レバノン、ベイルート
 11
 12 1988年8月 レバノン、ベイルート
 13 1992年10月24日 タジキスタン、ドゥシャンベ

第3部 すべては自己の責任で
 14 1995年3月3日 イラク、サラーフウッディーン
 15 1995年1月21日 イラク北部
 16 1995年3月3日 イラク、サラーフウッディーン
 17 1995年3月3日 イラク、サラーフウッディーン
 18 1995年3月6日 イラク、サラーフウッディーン

第4部 政治的教育
 19 1995年3月 ワシントンDC
 20 1995年10月3日 ワシントンDC
 21 1997年3月 ワシントンDC

結び

解説 佐々田雅子

人名索引



本書は、元CIA局員の「回顧録」であるが、ただの「回顧録」ではない。
一種の「告発本」である。
発行するにあたっては、どうも検閲を受けたらしく、あちこちに黒く塗りつぶされた部分がある。
それがそのまま訳本にも引き継がれているので、当然、日本語で書かれた本書にも黒く塗りつぶされた部分が目立つ。
この「告発」はCIAだけではなく、ワシントンの政治、ホワイトハウスにも及んでいる。

本書を読んで驚いたことは、想像以上にCIAが“弱体化”しているという点である。
危険を冒しても精力的に動く工作担当官(ケースオフィサー)より、通信傍受や衛星写真のようなハイテク機器に偏重してしまったため、人間によって集められる情報が軽視されてしまったのである。
このため、湾岸戦争以後も、CIAはイラク国内、または近隣諸国にイラク関係情報をあげてくる情報源を一人も持っていなかったというから驚く。

想像以上に「お粗末な」組織に転落していることに著者は怒り心頭である。
そういう気持ち・・・よくわかる・・・
私が青年会議所を中途で退会したときの思いと通じるものを感じる。(笑)

「事なかれ主義」「自己保身の官僚主義」に毒されたCIA・・・
命をかけて第一線で“戦って”いる著者がCIAを辞めたくなる気持ちもよくわかる。
事は、CIA内部の話だけに留まらない・・・・
1983年のベイルートの米大使館爆発事件・・・・
誰もその事件の真相を究明しようとしない中、単独で追い続ける。
おおよその推論に達しても、周囲は無関心・・・
1995年のイラクのフセイン政権を打倒しようとする反体制派のクーデターは、ホワイトハウスからの不可解な方針により空中分解・・・
筋が通らぬことがなぜ行なわれたのか・・・
クリントン政権のオイルマネーがらみのスキャンダル・・・
これを告発しようとしたら逆に葬り去られてしまったというのだから、怒りの告発本も書きたくなるだろうなぁ~

例の、9・11の同時多発テロ・・・
積極的な情報収集と工作、情報分析をしていれば、未然に防ぐことも不可能ではなかったのではなかろうか?
この「告発本」・・・ただの「暴露本」とは、ちょっと違うような気がする・・・・
昔の、本来の、CIAに戻ってもらいたい・・・という願いをこめて書かれているような気がする。

「一昔前のスパイ」の思いが通じるか・・・
『CIAは何をしていた?』の題名・・・・読み終えると、こういう題名を付けた意味がわかる。



今年の読書:96冊目

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読書 | 01:39:19 | Comments(0)
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