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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
59歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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半年ぶりのルソン島(7)
今日は、バギオから山を降りて、サンマヌエル(サンマニュエル)を経由してクラークに向かう。
“ドミンさん”が同行してくれるという。
昨日、多額の(笑)「お香典」をあげたからなのかな?(笑)

朝食をとり、ドライバーと“ドミンさん”とホテルで合流・・・
午前8時、チェックアウト・・・・
まず、バギオ市内の慰霊碑に立ち寄る。

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この『英霊追悼碑』はバギオ市、バギオライオンズクラブ、フィリピン慰霊碑建立協賛会によって、1973年2月21日に建立されたものだそうである。

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この『英霊追悼碑』は、きちんと管理者がいて、いつも門が閉まっている。
早朝なら管理者がお掃除に来るので、お参りが出来る。
今日も、グッドタイミングでお掃除の人が来ていて門が開いていた。
碑の周囲には花が飾られ、フィリピンでもここまでキチンと整備されている慰霊碑は、ここだけではないかと思う。
管理者からこの碑に関する資料をいただいたので、チップを少々奮発する。(笑)
キチンと資料まで作ってるんだから大したものである。
英霊も喜んでくれているだろう。
慰霊碑は、こうありたいものである。

バギオから、昨日通った、ベンゲット道(ケノン・ロード)を走る。
昨日は、時間がなく、キャンプ・セブンにある展望台に立ち寄らなかったので、立ち寄ることにした。

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ここからのベンゲット道(カノン・ロード)の景色がいいというのだが・・・
それほどではないような気が拙者はしますけど・・・・(笑)

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標高が高いので、松林が多い・・・・
南国のフィリピンに松の木というのは意外だが・・・(笑)
どことなく日本のどこかの山の中に来たような錯覚を覚える。(笑)
バギオ市内も松林が多かったが、以前より家が増えたようで、松の木が少なくなったのは残念である。

ここには「ケノン・ロード」と、その名を残す「ケノン大佐」の銅像が建っている。
う~ん・・・日本人としては、チョット不満・・・(笑)
出来れば、この道路を開通させた日本人労働者の銅像を建ててもらいたいものである。(笑)

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092_convert_20121102235502.jpg(バギオ市のマーク)

山を下り、約1時間半・・・・
ビナロナンという町に入る。
ここも我が戦車第2師団の戦場跡である。
ここには戦車第7連隊の第4中隊(高木大尉)と第5中隊(伊藤少佐)、機動歩兵第2連隊第1大隊(板持少佐)などの部隊が展開していた。
第4中隊の戦車12両は、昭和20年1月16日夜、リンガエン湾の米軍上陸地点に向けて、機動歩兵第2連隊第1大隊の機動歩兵とともに突撃を敢行する。
我々が到着したのは、ビナロナンの当時の市街地だと思う。

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写真の左側の道を向こうに向かうと、ビナロナンの十字路がある。
そこが突撃部隊の集結地で、そこから西に向かったのである。
我々はこのあと向かうサンマニュエルに向かうため、市街地のほうへ向かう道に入ってしまった。
が・・・ドコモのタブレットで地図を見ていたので、現在自分が走行している場所がわかる。
今回もタブレットのおかげで大助かり。
「その先にT字路があるはずだから、そこで車を停めて!写真を撮るから!」

午後11時、夜襲をかけた戦車第7連隊第4中隊は敵の対戦車砲等の猛砲火を浴びる。
指揮班長の上路中尉の九五式軽戦車は敵の砲弾を受け火達磨となり、車内から誰かの叫び声が聞こえたという。
高木中隊長の戦車は炎上する前後の戦車に挟まれ身動きが取れない。
高木中隊長は歩兵出身だったためか、砲塔から頭を出して銃で狙撃していたらしいが、敵弾の直撃を受けて戦死。
敵陣を突破したのは、小林小隊長率いる戦車2両・・・
あとから中隊主力が追いかけてくると思って待っていたが追いかけてこないので引き返した。
その途中、1両が敵弾で炎上・・・生還したのは1両のみ。
結局、この夜襲で、第4中隊の戦車兵60名中、中隊長、指揮班長以下約20名と戦車4両を失う。
残った戦車8両はここから東にあるサンマニュエルに後退した。

この夜襲を行なった我が戦車第2師団の戦車第3旅団長である重見少将と戦車第7連隊長の前田中佐は、山下奉文大将の第14方面軍からの戦車の夜襲については反対意見を持っていた。
歩兵と共同して、夜襲をするなどは戦車の用法としては間違いである。
本来の戦車の用法はそのスピードを生かして戦場を縦横無尽に走り回り戦うことだろう。
真夜中の真っ暗い中、歩兵に速度を合わせて・・・などというのは論外な話である。
結局、重見少将たちの思ったとおり、この夜襲は失敗した。

ビナロナンの十字路の戦いで第4中隊はサンマニュエルに後退したため、米軍は日本軍を駆逐したと思ったのだろう。
安心していたところ、伊藤中佐率いる第5中隊の戦車8両が攻撃を仕掛けてきた。
本来は12両編成だが、第3小隊などの4両は、ウルダネタの戦車第7連隊本部へ派遣していて戻って来ていない。
突然現れた日本軍の新手の戦車に米軍は大混乱となる。
その混乱に乗じて戦車砲、機銃を米軍の戦車やトラックに浴びせる。
ちょうど日本軍の10センチ榴弾砲も近くに配置されていたが、この砲は米軍のM4シャーマン戦車を砲撃、炎上させている。
多分、「乱戦」となったのではないだろうか?

中隊長の伊藤中佐は、戦車学校の射撃学生出身で射撃が上手い。
そのため、本来の射手と交替して自分で射撃を担当していたらしいが、敵の砲弾の破片を頭に受け、戦死してしまった。
周囲が暗くてよく見えないので、操縦手の猪塚曹長が窓を開けて操縦していたため、砲弾の破片が車内に飛び込んで2人を戦死させたのではないかと言われている。
確か・・・伊藤少佐のお墓は佐賀県の唐津にあったと思う。
慰霊碑か顕彰碑か何かも建立されているらしいが、拙者はまだ訪れたことはない。
機会があったら一度お参りしたいなと思っている。

この第5中隊も奮戦し、敵に多大な損害を与えたらしいが、結局、戦車8両は全滅してしまった。
このため、夜が開けると全滅しかねないということで、この機動歩兵第2連隊第1大隊長の板持少佐の「板持支隊」を中心とする「ウルダネタ地区隊」は、サンマニュエルに後退する。

この我々が立っているT字路は、ちょうどサンマニュエルに向かう路である。
これより西で戦闘があったのだろうが、そこへ向かうとなると、逆方向へ戻る形となるので、あえて行くのをやめる。
わざわざ戻って何を見たいのか?・・・と他の3人は思うだろうし、「え~行くんですかぁ~」と嫌な顔をするかもしれないから・・・(大笑)
次回、機会があったら十字路付近を探索してみたい。

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T字路地点からサンマニュエル方向を見る。
このあたりに機動歩兵第2連隊第1大隊は、突撃前に、いたのではなかろうかという気もするが・・・

T字路地点で一服・・・
そこへ“輪タク”のオヤジなど地元の人が寄ってきた。
なにせ、日本人だから目立つのだろう。(笑)
地図を見ながら、あっちを向いてパチリ、こっちを向いてパチリと写真を撮っているから「不審な行動」と思ったのかもしれない。(大笑)
何だかんだと話しかけてくる。(笑)
写真の右に見える街路樹・・・・
何という名前だったか、教えてもらったのだが忘れてしまったが・・・
地元の人が、この木は、スペイン統治時代からここにある木だという。
すごい歴史がある木だそうで・・・(笑)
周囲からも「そうなんだ、それでね・・・」と大騒ぎ・・・
残念ながら拙者は植物学者ではない・・・(大笑)
興味がないのだが・・・どうも、日本で言う所の「天然記念物」か「名木百選」とか、何かに指定されているのだろう。
「この木を見てくれ、これはね・・・」と説明がうるさい。(大笑)

戦前からこの街路樹があったとすると・・・
攻撃に行った日本兵たち、撤退をした日本兵たちもこの木を見たのかな?
この木も、我が戦車第2師団の活躍を見ていたのかも?

このT字路のところに「野外公会堂」がある。

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ここの公衆便所・・・有料である。(笑)
入り口に若い女の子がいて、“料金”を取る。
たしか5ペソ(10円)ぐらいだったと思うが・・・(笑)
お金を取るだけに、内部は綺麗である。
雇用創出にもつながるから日本でもやったらどうだ?(大笑)

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トイレに行って出すものを出したら、のどが渇いた・・・(大笑)
「どこかでミネラルウォーターを買いたいんだけど・・」と言ったら、地元のトライシクル(輪タク)のオヤジがお店まで乗せて案内すると言う。(笑)
“ドミンさん”が拙者の代わりに買い物に出かける。
その間、拙者は木陰で一服・・・(笑)

飲み物も入手したし・・・さて、行きますか!
地元の方々に挨拶して車に乗り込み、次に向かう。(笑)


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旅行 | 10:00:48 | Comments(0)
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