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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
57歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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ニッポン奇人伝
ニッポン奇人伝 (現代教養文庫)ニッポン奇人伝 (現代教養文庫)
(1996/02)
前坂 俊之

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はじめに

第1章 作家は奇人変人なり
   永井荷風
     昭和文壇の奇人ベストワン
   内田百聞
     自称奇人・徳川無声も顔色なし
   川端康成
     弟子の北条誠をあきれ果てさせ・・・・
   直木三十五
     「芸術は短く貧乏は長し」と詠んで直木賞に名を残す
   菊池 寛
     文壇の大御所を生んだのは“盗まれたマント”だった
   尾崎士郎
     『人生劇場』を描いた激情家
   泉 鏡花
     バイ菌を怖がり、文字を至上のものとした幻想作家
   坂口安吾
     「生きたまま墜ちよ」と敗戦後の日本人を鼓舞した作家
   宇野浩二
     “文学の鬼”は“速達魔”

第2章 奇行の源は酒にあり・・・・作家は酒家である
   三上於菟吉
     原稿料を湯水のごとく酒宴に使い果たして
   若山牧水
     生来、旅と酒と寂を愛した歌人
   横山大観
     “酒仙大観”は、酒で栄養をとりながら90の長寿を得た
   葛西善蔵
     “酒仙作家”の最期の言葉は故郷をめざす
   浜口雄幸
     祝酒の飲みすぎで「幸雄」が「雄幸」になった“ライオン宰相”

第3章 明治の奇人はケタ外れ、スケールが大きい
   中江兆民
     明治三大奇人の筆頭といわれる自由民権思想家
   宮武外骨
     明治・大正のジャーナリストは奇人変人の代表格
   頭山 満
     インド独立の志士を神隠しさせた大アジア主義者
   南方熊楠
     勉強大好き、学校大嫌いの大民俗学者
   出口王仁三郎
     大本教の開祖にして弾圧にも屈しなかった“聖人”
   山崎今朝弥
     弁護士の奇人ナンバーワン

第4章 昭和の奇人も多士済済
   朝永振一郎
     ノーベル物理学賞の受賞で飲みくたびれた酒豪
   金田一京助
     石川啄木の無二の親友は、無類の純情家
   吉田 茂
     毒舌とウィットで物議をかもす放言居士
   石原莞爾
     「世界最終戦」の提唱者は、ウィットとディベートの名人
   古今亭志ん生
     貧乏自慢、落語そこのけの珍談・奇談人生
   稲垣足穂
     詩的エッセーも奇行もタルホたるゆえん
   サトウ・ハチロー
     大正時代の不良少年ナンバーワン
   岡 潔
     “奇人”“仙人”“現代のアルキメデス”と呼ばれた世界的数学者
   坂田三吉
     「わいこそ、日本一の将棋指しや」
   山本五十六
     “Xデー”を前に銀ブラを楽しんだダンディ海軍大将
   阿部 定
     軍国日本で愛への至上を示した猟奇事件のヒロイン
   久原房之助
     日産コンツェルンを作った昭和政界の黒幕
   斉藤茂吉
     昭和歌壇の巨人は直情径行の人
   長谷川海太郎
     丹下左膳の生みの親は3つの顔をもつ文壇のモンスター
   薩摩治郎八
     滞仏30年、使った金5百億、ナチから文化人を救うなどケタ外れ人生

文庫版のためのあとがき

引用・参考文献


「奇人・変人」というと・・・
世間の常識から外れた人・・・というイメージがある。
つまり、「常識の無い人」「非常識な人」ということになるかな?
私はそういうイメージを持っているのだが・・・
ところが・・・そういう常識の無い人、非常識な人なのに、なぜか親しみを持ってしまうのである。
この「奇人・変人」の身近な人は迷惑千万だろうと思うのだが・・・
不思議なことに「非常識だ!」とボロクソに批判されることがないような気がする。
何でだろう?
本来なら、こういう「非常識人」は誰にも相手にされなくて当然だと思うのだが・・・
同じ「非常識人」でも「モンスター・ペアレンツ」のような「非常識」とは次元が違うのだろう。

「奇人・変人」は、キチガイと紙一重という気もする。
その言動から一つ間違えると精神病院行きとなってもいいと思うのだが、ここには一線を画している。
精神病患者ではない・・・
この微妙さが魅力なのかもしれない。

というわけで・・・ついつい本書を買ってしまった。(笑)
非常識な人間の話など、読めば読むほど腹が立ってくると思うのだが・・・
そうならないところが不思議である。
「愛すべき我がまま」・・・というものなのか?

本書に取上げられた「奇人」・・・・
確かに奇人だわぁ~・・・と思う人物もいれば、石原莞爾、山本五十六のような軍人は、果たしてこの人を「奇人」と呼んでいいのかと、ちょっと首を傾げてしまう人物もいる。
「奇人」ではないと思うんだけど・・・(笑)

読めば読むほど、自分もこの仲間に入れるような気がするのだが・・・(大笑)
残念ながら、私は「奇人・変人」ではない。(と・・・自分だけが思っているのかもしれないが・・・)
これら偉大なる奇人と私との違いは・・・
どこかしらに、私は世間の常識の枠組みの中に留まろうとしているからに違いない・・・(笑)
それと・・・徹底していない!
どうも中途半端である。
「奇人」は、やはり徹底してその言動を押し通し、生涯を全うするから「奇人」なのであって、一時的なものではダメなのだろう。

う~ん・・・「奇人・変人」の仲間に入れず残念である。(笑)
今からでは・・・遅いだろうなぁ~
「奇人・変人」ではなく、「ご乱心」と言われてしまうだろう。(大笑)

それにしても、昔の人の中には、すごい人がいたもんだ・・・
平成では・・・どうもこういうスケールの大きい「奇人」が見当たらないのが残念である。
こういう「奇人」が出てこないところが、今の日本の問題かも・・・
型に嵌まった“優等生”ばかりでは、世の中も行き詰る・・・ということか。

結構、面白い本だった。


今年の読書:64冊目

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読書 | 15:31:40 | Comments(0)
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