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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
56歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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松岡洋右
松岡洋右―夕陽と怒濤 (人物文庫)松岡洋右―夕陽と怒濤 (人物文庫)
(1999/07)
三好 徹

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第1章 サイレント・パートナー

第2章 アメリカ育ち

第3章 辛亥革命

第4章 外務省を去って

第5章 十字架演説

第6章 ヒットラー登場

第7章 貴公子近衛

第8章 大陸の戦火

第9章 欧州の戦雲

第10章 運命の同盟

第11章 夕陽と怒涛

あとがき

人物文庫の読者へ

(資料)松岡洋右関係年譜

解説 清原康正



松岡洋右というと、あまり良いイメージが無い。
とにかく傲慢で、国際連盟の席を蹴って退場し、日本を戦争へと導いた男・・・というイメージだった。
が・・・本書を読んでみたら、ずいぶんと違う・・・
これには驚いた。
実際は全く逆と言っていい・・・・
外務省の外交官であるが、個性が強い。
だから敵も多いということになる。
が・・・国際政治の駆け引きについては良くわかっている有能な外交官。
他の外交官とは違うから批判も受けるということか。
のちに念願かなって、外交官出身の「外交官政治家」となり、外相も務めた。
彼にはアメリカで生活していた体験から来る一つの価値観があったと思う。
これは、私にも経験がある。
私もアメリカで生活していたときに、アメリカ人とはどういうものか、アメリカに来る他国の連中はどういう連中か・・・等々、その経験が物事の判断の基準に影響を与えている。
たぶん、松岡もそうだったのではなかろうか?
ブラッフ(はったり)をかけて駆け引きをする・・・というのもその経験から来る一つだろう。
松岡の基本的な考え方は、日米が戦わずにすむには、どうしたらいいか・・・である。
日米開戦論者だったと思っていたら、そうではないのである。
日米が戦わずにすませるには・・・とブラッフもかけるし、各種の駆け引きもする。
最終的には日米が戦わずにすめばいいのだから、日独伊三国同盟も利用するし、ソ連にも近づく・・・
すべてが国際政治の中の駆け引きである。
が・・・こういうことが理解されないことが彼の不幸・・・・
演技が迫真であればあるほど誤解される。
わざと逆のことを演じるのも一つの手なのだが・・・そういう手法が理解されない。
呆れるのは、西園寺公望や近衛文麿である。
理解者のはずで、後ろから支えてくれるはずが平気で松岡を裏切る。
その腹の据わっていないところ・・・
コズルイところ・・・保身に走るところ・・・呆れてしまう。
これまた、過去の私自身の経験とダブるところがある。
読めば読むほど、自分が松岡と似ているような気がしてくる。
親近感さえ覚えると同時に今まで誤解していたことを恥かしいと思う。
「そういう考えで動いていたのか・・・」と納得である。
残念ながら、今もって外務省では松岡洋右という人物は評価されていないらしい。
今の外務省の動きを見れば、彼らに評価されないということは、松岡はまともな人だったと逆に言えるかも・・・
松岡のような外交官、政治家が、今の日本にいたらなぁ~と思う。
「目からうろこ・・・」とは、こういう本のことだろう・・・
読みやすく分かりやすい・・・好著である。


今年の読書:62冊目

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読書 | 23:50:16 | Comments(4)
コメント
へぇ~~!!!
目から鱗のお相伴にあずからせていただきます。
さっそく注文。
重衛兵ブログってありがたいですね。(ヨイショ、笑
ありがとうございます。
2012-08-23 木 09:33:05 | URL | お染 [編集]
Re: タイトルなし
ヨイショ・・・ありがとうございます!(笑)
私にとっては、松岡洋右・・・意外な人物でしたが・・・
読んでみて、面白くなくても責任は取りませんからね。(大笑)
騙された・・・って言わないで下さいね。(大笑)
2012-08-23 木 16:34:36 | URL | 野牛重兵衛 [編集]
私の修士論文のテーマが松岡外交でした。この本は今も持っています 松岡洋右は私の中では悲劇の英雄です
2014-04-18 金 01:14:37 | URL | タテノカイ [編集]
Re: タイトルなし
修士論文に松岡外交を取上げるというのはすごいですね。
松岡洋右は世間からは過度に誤解されているという感じなので、確かにそういう意味では「悲劇の」と言って良いような気がします。
2014-04-18 金 17:30:55 | URL | 野牛重兵衛 [編集]
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