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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
59歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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ルソン島の旅(14)
330_convert_20120618175310.jpg(ホテル)

昨晩は、ホテルの部屋で英語のお勉強!(大笑)
持参した電子辞書で、今日、使うであろう英単語のお勉強をした。
今日は、今回の旅行のもう一つの目的・・・「クラーク博物館」へ行く予定なのである。
館長さんに、ちょっとお話したいことがある。(笑)
通訳役の“ステラさん”がいないので、自分で話さなければならない。(涙)
というわけで・・・英語のお勉強をした。
が・・・
恐るべし!
朝になったら・・・全部忘れていた!(大笑)
昨晩のあの勉強は何だったのだろうか・・・
歳は取りたくねぇものである。
覚えは悪いわ、直ぐ忘れるわ・・・(涙)

今日は、頼りの“ステラさん”はいない・・・・
ドライバーと拙者の2人で行動しなければならない。
大丈夫だろうか・・・(汗)
ホテルに迎えに来たドライバーと改めて今日の予定の打ち合わせをする。
兎に角・・・拙者の英語・・・わかるよね?(大笑)

ホテルをチェックアウトして、「クラーク」へ向かう。

333_convert_20120618180712.jpg(マバラカット)

向こうに見える山々は、我が戦車第2師団機動歩兵第2連隊の柳本大隊が戦ったあたりであろう。

「マバラカット」を過ぎ・・・「クラーク」へ・・・
と・・・・
何故か車はあちらこちらをグルグル・・・行ったり来たり・・・
ん????
さては、「クラーク博物館」の場所を知らないのではないか?(汗)
拙者も、その昔、一度しか行ったことがないので、よくは知らない・・・
だいたい、この辺り・・・としか知らないのである。
ドライバーに確認したら、知っていると言うので、半分安心していたが・・・
やっぱり・・・である。
迷いやがった・・・(大笑)

ようやく「クラーク博物館」に到着。
戦時中、日本軍の「ストッチェンバーグ病院」(海軍病院?)があった場所に建っている。

342_convert_20120618183742.jpg

ドライバーは車の中で待つと言う・・・
「1時間ぐらいかかるからね」と言って一人で博物館へ・・・
で・・・え~と・・・
「館長さんに会いたいんですけど・・・」と言いたいのだが・・・
“館長”って英語でなんて言うんだっけ?・・・忘れた!(涙)
“directer(ディレクター)”しか思いつかなかったので、この単語を使った。
一応通じたが・・・
博物館の女子職員が「館長は留守です」の言葉に続いて・・・
「“directer”ではなく“curator(キューレイター)”が正しい言い方です!」とピシャリと言われてしまった!
「おお!そうそう、それ、それ、キューレイター!」
昨晩、調べておいたんだけどなぁ~(大笑)
博物館の館長のことは「キューレイター」って言うんだっけ・・・
聞きなれない言葉だから全然頭に入らなかったようである。(大笑)
やっぱり若い時に、もっと単語を暗記しておくべきだった・・・と後悔しても・・・遅いか・・・

以前、拙者がお会いした館長はフィリピン人の男の館長さんだったが、話によると、今は韓国人の女性が館長さんだという。
ん?韓国人?・・・正直言って・・・ちょっと嫌な感じ・・・
以前の館長さんは気さくな良い人だったのだが・・・
韓国人・・・ねぇ~・・・・

訪問した用件を対応に出てくれた2人の女性職員に説明する。
この博物館に展示されている日本軍の兵器の説明文が、確か間違っていたと記憶していたので、それを直してもらうため資料を持参してきたのである。
で・・・英文と日本文の両方で表記してもらおうかな・・・と・・・

拙者に正しい英単語を指摘した女性職員が館内を案内してくれた。
彼女は英語の先生をしているという。
あ~それで、拙者が間違った単語を使ったことが許せなかったのね?(大笑)
「ところで、あなたは英語をどこで勉強したの?」と尋ねてきた。
ん?
その質問は・・・・
拙者があまりにも流暢な英語を話すので驚いて質問したのか・・・
それとも、あまりにも拙者の英語がお粗末過ぎて呆れて質問したのか・・・
多分・・・後者のほうだろうなぁ~(大笑)

館内を見学していて・・・あれれぇ~
展示内容がかなり違っている!
「館長が変わったので展示のレイアウトも変えたのか?」と尋ねたら・・・
彼女がニヤリと笑った・・・
「館長がレイアウトを変えたのか?」と尋ねたら「そうだ」と笑って言う・・・

343_convert_20120618220709.jpg

九七式車載重機関銃・・・・
以前は、これに間違った説明文が付いていたが、その説明文自体が無くなっていた・・・・
これは日本軍の戦車に搭載されていた機関銃で、戦車から取り外して、外に持ち出して使用することも出来る機関銃である。
この展示されている機銃は、ほぼ完全な形である。
こういう照準器や弾倉まで付いた“完品”も珍しい。
この照準器は、航空機用の照準器を流用したもので、この照準器が付いたまま残っているというのには驚く。
「これらの“遺品”は全て寄贈されたものです」と彼女が言う。
そう、それも知りたかったのだ。
どこからこの車載機銃を手に入れたのか・・・
それがわかれば、どの戦車部隊のものなのかがわかるのではなかろうか?
もしかしたら、我が戦車第2師団のものではなかろうか・・・

352_convert_20120618221816.jpg

その他の展示品にも説明文が一切付されていない。
「これは何ですか?」と職員・・・
剣道の“面”なのだが・・・
これ、英語で何て言えばいいんだろう・・・
剣道は・・「ケンドウ」・・・か?
「ジャパニーズ・フェンシング」じゃ、おかしいよな?(大笑)
“面”は・・・「マスク」?
何とかわかってもらえたが・・・・
唖然としたのは・・・水筒!
「これは何ですか?」には参った・・・
どこから見ても水筒じゃん!
が・・・「水筒」の英単語が頭に浮かばない・・・(涙)
あ~あ~電子辞書はスーツケースの中である!
「え~と・・・日本語では知っているんだけどね。え~と、英語では何て言うのか・・・知らない」
「ふ~ん・・・」
「日本語では知っているんですけどね・・・こうやって、水を飲むやつ・・・わかる?」
「ふ~ん・・・」
(あとで調べたら“canteen(キャンティーン)”と言うのだそうだ・・・笑)
あ~あ~なんとボキャブラリーのない男か・・・情けない・・・
どうしてこういう苦労を自ら背負い込んじゃったかなぁ~
シドロモドロ・・・冷や汗の連続・・・である。

「館長は毎週末になるとマニラの自宅に帰っちゃうんですよねぇ~」と彼女が、ちょっと嫌な顔をした。
ハハァ~ン・・・どうも館長のそういう行動が不満らしい・・・(笑)
「来週戻ってくるので、来週来て下さい」と言う。
「俺、明日、日本に帰るから無理だよ」
「今度はいつ来るんですか?」
「う~ん・・・来年かな?」
「来年?!」・・・笑われた・・・・
館長が不在じゃしょうがない・・・
とにかく、拙者が持参してきた資料を館長に渡してくれるように頼む。

「今から学生達が来るので、その相手をしなくてはならないので、あとは一人で自由に見学して下さい」と言って彼女は去っていった。

356_convert_20120618231035.jpg

米軍の重機関銃などに混じって、ポツンと置いてあった・・・・これ・・・
戦車などに搭載されていたジャッキではなかろうか?
あらら・・・
これは以前来たときには展示されていなかったものである。
かなり劣化しているようで・・・水の中にでも埋まっていたものか?
我が戦車第2師団の戦車のものではなかろうか?
大発見である!
これも、どこから寄贈されたのか知りたいものである。
「サンマニュエル」の田んぼの中から掘り出した・・・なんていったら、我が戦車第7連隊のものである!(喜)

まもなく・・・ドドッと学生達がやって来た!
あらら・・・・
拙者が日本軍の遺品についてボランティアガイドをしてあげてもいいけど・・・(笑)
でも、質問されたら、英語が下手だから・・・
う~ん・・・知らん顔しておこう・・・(大笑)

363_convert_20120618231751.jpg

この学生達・・・・
デジカメでバチバチ写真を撮りまくっている。
中には一眼レフの、いかにも高価そうなデジカメを持っている女子学生までいる。
いやぁ~裕福な家庭の子供たちなんだろうなぁ~
拙者は、山村の貧しい子供しか見たことが無いので・・・この格差の大きさには驚いた。

ところで・・・以前来たときには「戦車第2師団戦闘概要図」という大きなパネルが展示されていたのだが・・・
それが・・・ない!
ルソン島の地図に我が戦車第2師団の戦闘の流れが書かれていたパネルである。
確か日本語で書かれていたような気がするのだが・・・
どこへ行っちゃったんだろう?
韓国人の館長だから日本語のパネルは撤去しちゃったのか?(うがった見方かな?)(笑)

学生達でうるさくなってきたので、外に出る事にした。
さっきとは別の女性職員が話しかけてきた。
日本の横須賀に友人がいるのだそうだ・・・
「誰それというのですが、知っていますか?」と言われたが・・・知るわけがない・・・(大笑)
「外に機関銃が置いてあるので見て下さい」と言う。
「あ~アンチ・エアクラフト・ガン(対空機銃)でしょ?」
「そうです!」となぜか大喜び・・・
なんでこの人が喜んでいるのか・・・わからない・・・(笑)

374_convert_20120618235430.jpg
(九六式25ミリ連装機銃)

外に出たら・・・一人の青年が駆け寄ってきた。
何事????
「さっき、あなたが日本のミリタリー・ヒストリアン(戦史研究家)と聞いたのですが・・・名刺をいただけませんか?」と言う。
話をしてみたら、彼は戦史や戦跡に興味があり、ガイドもしているという。
今回は学生達のガイドをしているという。
「是非、私にもガイドをやらせてもらえないか?」と言うのだが、名刺は持っていないという。
とりあえず、拙者の名刺を渡し、何かあったらメールをくれるように言う。

さて・・・予想通り、1時間も滞在してしまった。
ドライバーも呆れかえっているようですから・・・(笑)
行くとしますか・・・・
博物館の女子職員に別れを告げて車に乗り込む。

で・・・・コーヒーが飲みたい!
「私はコーヒーはいりません」とドライバー・・・
「俺が飲みたいんだって!どこかコーヒーが飲めるところへ行ってくれ!」(大笑)


より大きな地図で クラーク博物館 を表示
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旅行 | 10:50:43 | Comments(2)
コメント
誤を正にへのご活動どうもありがとうございます。
大事な事ですね。深謝です。
館長韓国人ですか、色々な事柄での彼等の行動実態がどうも色眼鏡でみてしまいますので、「えぇ??」との感情が湧いたのは正直なところです。が、そんな感情はダメと無くしてみまして。
が、私にはこの館長こんな大事な仕事に愛情が感じ取れません。
ふぅ~~。
重衛兵さんお疲れ様!!
2012-06-19 火 17:49:07 | URL | お染 [編集]
Re: タイトルなし
私は偏見の塊みたいな男ですから・・・(笑)
ついつい言っちゃうんですけどね・・・
で・・・その後ですが、先方から全く何の音沙汰もありません。
英文表記の名刺も置いてきたのですが・・・
普通だったら、「資料をありがとうございました」とかってメールをくれてもいいのではないかと思うのですけどねぇ~
そうなると、やっぱり韓国人の女性館長だからなのか・・・と思っちゃうわけですね~
これ、仕方が無いですよね?
やっぱり・・・韓国人は・・・って思っても仕方が無いですよね?
こりゃ、年内にもう一度乗り込んでいかねばなりますまい!(大笑)
直接会って面と向かって話をせねばなりますまい!
(実際に会ってみたら良い人だったりして・・・)(大笑)
幸いにも遺骨収集問題でご協力いただいた現地在住の日本人の方がおりまして・・・
この地域には現地人の知人が多いので、博物館の件でもご協力しますよとの、ありがたい言葉を頂いています。
というわけで、バックアップもいただきながら、この件はちょっと頑張ってみようかと思っています。
2012-06-19 火 18:18:18 | URL | 野牛重兵衛 [編集]
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