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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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山口・博多の旅(3)
今日は光市に在住の瀧上大隊(独立歩兵第356大隊)の“コンドウさん”にお会いする日である。
当初は、お昼まで、ここ岩国に滞在して午前中を史跡巡り・観光に使おうと思っていたのだが・・・
“コンドウさん”から「お昼を一緒に食べましょう」とのお誘いを頂いた。
これは断るわけには行くまい。(笑)
となると・・・岩国から光までは在来線で1時間はかかるから、11時前には岩国駅を出発しなくてはならない。
そうなると・・・観光に使える時間は1時間あるかどうか・・・・である。
参ったなぁ~と思っても仕方がない。
“コンドウさん”が優先である。

109_convert_20120506213323.jpg
(ホテルの部屋から見た錦帯橋)

午前9時にホテルをチェックアウトして、荷物をフロントで預かってもらい、観光に出かける。
昨日に引き続き、またもや300円を出して錦帯橋を渡る。(笑)

111_convert_20120506213557.jpg

拙者以外に、この橋を渡っている人は・・・・いない・・・
なんとなく恥かしいというか、何というか・・・落ち着かぬ。(笑)

とにかく、1時間しか余裕がないので、どこか1箇所だけ見て光駅へ移動することにする。
岩国城は時間的に無理だろうから、吉川史料館を見学しようと思って行って見たら・・・
あら!今日は閉館日!
なんとタイミングの悪いことか・・・
近くの徴古館は幸いにも開館していたので、ここを見学することにした。
入館料は無料・・・・
ちょうど、『幕末の動乱と岩国』という企画展が開催されていたので、これを見学する。
観覧者は・・・拙者一人・・・
平日だから仕方がないか?(笑)

10時・・・・
再び錦帯橋を渡ってホテルに戻り、預けておいたカバンを受け取りタクシーで岩国駅へ・・・・
ここから下関行きの山陽本線に乗って光駅へ移動する。

120_convert_20120506222131.jpg(岩国駅のホーム)

なんとも閑散としたホームである。
本当に電車は来るのだろうか?(大笑)
米海兵隊の岩国基地の米軍機が駅の直ぐ近くを飛行する。
その爆音のうるさいこと・・・・
基地がある町に住んでいる人は、この騒音を毎日聞かされるのか?
いやはや、これは迷惑だろうなぁ~
沖縄の基地移転問題・・・なるほど分からぬでもないなぁ~

1時間後・・・光駅に到着。
昨日のうちに到着時間を知らせておいたので、“コンドウさん”が改札口までお出迎え。
初対面なのに、拙者の人相特徴を教えておくのを忘れいていた。
「じゃぁ、駅でお会いしましょう!」なんて簡単に約束していたので、昨晩、慌てて再度確認のお電話を差上げて、拙者の人相特徴を伝えておいた。
いやはや何ともマヌケなことよ。(笑)
“コンドウさん”は90歳・・・・
改札口におられたご老人は一人だけだったので、すぐに分かった。(大笑)

娘さんの運転する車で迎えに来てくれたという。
早速、食事に出かける。
本来は、午後にご自宅へ伺ってインタビューをするのを常としているのだが・・・・
自宅に来られても困るということで、外でお会いすることになった。
しかも昼食を一緒に・・・ということで、事前に娘さんが食事場所を探して予定を組んでくれたという。
いやはや、なんとも大掛かりなこととなってしまい申し訳なし。

食事をしながら、おしゃべり・・・・
話はもっぱら娘さんからの質問・・・
戦友会のことや、拙者のことばかり・・・
あらら・・・拙者がインタビューされてばかりでは、主客転倒である。(笑)

毎年、こうやって各地の戦友を訪問して戦時中の体験談などを聞かせていただき、それを戦友会の会報に載せるのだが・・・・
“コンドウさん”は、あまり戦時中の話はしたくなさそうである。
以前、お手紙を頂いたときには、いろいろと書いてきてくださったのだが・・・
歳を取るに従って意識が変わってしまったのかも。
拙者はジャーナリストじゃないので、本人がしゃべりたくないことは無理して聞き出さないことにしている。
話したいことだけを話していただくだけでいい。
インタビューのようでインタビューになっていない。(笑)
もし、拙者がジャーナリストだったら失格である。
いつも、面談した方の写真を撮らせてもらい、会報に掲載するのだが、「ご勘弁ください」とのことなので諦める。
簡単な資料も頂いたが、これも会報への転載は「勘弁して下さい」とのこと。
全て・・・ダメ・・・・
となると・・・次回の会報には何を書けばいいのか・・・(大笑)
まぁ、これもいいだろう。
無理はしないほうがいい。
お会いして、たわいのない雑談でもいい。
戦友会の事務局長さんが会いに来てくれた・・・久しぶりの来訪者・・・ということだけで喜んでもらえたら、それでいいということにしよう。(笑)

昔、拙者は初対面の人とは口がきけない性格だったのである。
が・・・戦友会に入ってからは、なぜか、以前より初対面の方とも気軽におしゃべりができるようになった。
不思議なことなのだが・・・
今まで避けて通っていた初対面の方と会うのが、今では逆に楽しくて仕方がないのである。
が・・・これは、あくまでも戦友だけに限ってであるが・・・(笑)
なぜか従軍経験者とは気が合うんだよなぁ~(大笑)

「さて、それでは、出かけますか?」と“コンドウさん”
はぁ?話もそこそこに、出かけるって・・・どこへ?
「ドライブに行きましょう!」と言う。
何もない町ですが・・・と言いながら、市内を案内するという。
これもまた、ありがたい話である。

「何もない町なんですけどね・・・慰霊碑が何処かにあったくらいで・・・回天の碑だったかな?」
「え?そこ!そこに行きたいです!」
「え?そんなもんでもいいですか?」
“コンドウサン”には教えていなかったのだが、拙者は記念碑巡りが好きなのである!(大笑)

光市には戦時中「光海軍工廠」という軍需工場があった。
ここでは「人間魚雷・回天」を作っていたので、その慰霊碑があるという話を聞いたことがある。
そこへ連れて行ってもらう。
「たしか、あのあたりに、そんな碑があったような・・」と娘さんと話しながら記念碑を探してドライブ。

125_convert_20120506230618.jpg(回天の碑)

続いて、どこかの工場の前にある慰霊碑・・・・
「何の慰霊碑か知らないけど、たしか、このあたりに慰霊碑があったような気がする」と案内してくださった。
拙者としては、もうワクワクである。(大笑)

更に、もう少し足を伸ばして・・・・
「伊藤公記念公園」へ・・・
ここは伊藤博文の記念公園で、生家や記念館がある。

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ここはかなり辺鄙な場所にあり、交通の便が悪い。
以前から行って見たいなとは思っていたが・・・・
まさか連れて行っていただけるとは望外の喜び!(喜)
「外で待っていますから、どうぞ見学してきてください」と言われ、一人で資料館を見学・・・
ありがたいことは、ありがたいのだが、外で待たせて、自分だけが悠々と見学というわけにも行かない。
どうも落ち着かぬ。(大笑)
ここには伊藤博文の銅像がある。

163_convert_20120506231934.jpg

が・・・他にも、もう1体、丘の上のほうにあるらしい。
しかし・・・まさか、90歳の方を丘の上まで登らすわけにもいくまい。
かといって、待っていてもらうというのも申し訳ない・・・・
ということで、もう1体の銅像の写真を撮るのは諦める。
いつか、一人でまた来るしかない・・・・

“コンドウさん”宅近くの海水浴場にも連れて行ってもらう。
松林の鬱蒼と茂る浜辺・・・・
わが町の海水浴場とは雰囲気が雲泥の差・・・
やっぱり松林があるのとないのでは雰囲気が大違い。
松林があると・・・いいねぇ~
我が町の海水浴場と違って、ここは内海のせいか、波がない・・・
静かな湖のような海水浴場である。

166_convert_20120506233042.jpg 167_convert_20120506233154.jpg

「わざわざお連れしてお見せするほどの場所ではないのですが・・・こんなものしかなくて・・・」とおっしゃる。
「いや、いや、大いに参考になります。私が市長になった暁にはわが町の海水浴場に松の木を植えましょう!」と冗談を放つ。(大笑)

「で・・・今日はどこにお泊りで?」と尋ねられ・・・・
正直に「徳山駅前のホテルです」と答えたのがいけなかった。(笑)
「それじゃ、ホテルまでお送りします」とおっしゃる。
ここから徳山までは、かなりの距離だと思うのだが・・・
結局、お言葉に甘えて・・・・駅前のホテルまで送ってもらい、お別れする。
結局、インタビューなどは、そっちのけで、大いに観光を楽しんでしまった・・・・
いやはや、申し訳なし・・・
拙者はいったい何しに行ったのやら・・である。
ご迷惑をお掛けにお邪魔したような気がしないでもないなぁ・・・・(笑)

今日のホテルは、夕食付き・・・・
期待以上の豪華な夕食だった。(喜)

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旅行 | 09:16:25 | Comments(2)
コメント
素晴らしき御活動をなさっていらっしゃるのですね。
会報は皆様楽しみでしょう!と感じました。
コンドウさんの暖かさと重兵衛さんの暖かさが伝わってきましたよ。

2012-05-07 月 11:53:51 | URL | お染 [編集]
Re: タイトルなし
過分なお褒めの言葉をいただき恐縮です。
生還者の方々も、もう90歳・・・・
戦友会に出たくても外出は医者から止められているし・・・
同級生は先に死んじゃっていないし・・・
町内の老人会に行っても、60歳代、70歳代ばかりで、話が合わないし・・・
そういう話をよく聞かされます。
というわけで・・・何か楽しみを作って上げられないかなと・・・(笑)
それが「会員訪問」!(笑)
見ず知らずの事務局長さんが訪問するのです!
友(じゃないけど)、遠方より来たる!・・・です。
また楽しからずや?(大笑)
2012-05-07 月 22:15:02 | URL | 野牛重兵衛 [編集]
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