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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
59歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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盧溝橋事件 嘘と真実
盧溝橋事件 嘘と真実―日中戦争深発掘盧溝橋事件 嘘と真実―日中戦争深発掘
(1996/07)
肥沼 茂

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本書の著者は、中国での従軍経験のある方で戦史研究家である。
が・・・この「盧溝橋事件」には関わってはいない。
この事件が、いかに嘘で固められて後世に伝えられているか・・・ということなのだが・・・
「戦史研究家」とは、こうでなくてはならないのだろう・・・というくらい徹底的な分析をして、その嘘を暴いているのである。
しかし・・・とにかく内容が読みづらい・・・
文章構成のせいなのか、私の読解力不足のせいなのか・・・
まず、初心者向きの本ではない・・・ということだけは言える。
まず、事前に数冊の「盧溝橋事件」について書かれた本を読んでからにしたほうがよさそうである。
とにかく、後世の研究者の説を真っ向から否定している。
証言者の嘘が見破れていない、安易に信じすぎている、証拠・証言の矛盾に気がついていない・・・等々。
さすがに実戦経験者は違う。(多少、自慢気なところが気になるが・・・)
今では、高名な秦郁彦教授などもバッサリ・・・である。
(まぁ、この方は、私もちょっと好きではない・・・横柄な人らしいから・・・)
「盧溝橋事件」とは昭和12年に起った事件で、これが発端で日中全面戦争に発展して行くのである。
それだけに十分な研究をしなくてはならないテーマである。
“当事者”たる牟田口廉也は、のちにインパール作戦を強行し、何万名もの部下を死なせた(病死と餓死)張本人である。
この男の自己保身と責任逃れの証言・記録・・・つまり嘘を暴く。
もうひとりの“当事者”、一木清直は、後にガダルカナルで一木支隊長として無茶な突進攻撃をして玉砕する。
彼も嘘と誤魔化しの報告と証言をしているという。
性格がそのまま出ている・・・・ようだ。
また、その周辺の“当事者”たちも、上官を庇い、嘘と誤魔化しの証言を残している。
その中の何人かはその後の戦闘で戦死しているので、“死人に口なし”である。

話の内容としてはわかるのだが・・・なにせ書いてあることが“マニアック”に近い話である。
細かすぎてどうにもこうにも1回読んだくらいでは頭に入らない。
最初の数ページで早くも顎を出してしまった・・・・
同じような話の繰り返しが頭を混乱させているのかも・・・
軍人といえども、上級職にいくにつれて“官僚”になると私は思っている。
だから、この“官僚”が自己保身、出世のため、失敗の隠蔽のため嘘をつくのは当然だと思っている。
ましてや、あの牟田口廉也なら当然である。
まともに信じる方がおかしい。
後世の実戦経験のない大学教授の“研究者”が、嘘に踊らされて“戦史”を書き遺すことが筆者はなんとも我慢が出来ないらしい。
著者のイライラが伝わってくるほど、カッカと頭に来て一気に書き進んだ文章という気がしないでもない。
が・・・言っていることは、ごもっともだと納得がいく。
著者は当時現場にいたわけではないから“真実”はしらない。
が・・・軍人として最前線での経験と勘から、証言・記録の嘘や誤魔化しを暴いていくことで、“真実”に迫ろうとしている。
たぶん、筆者の説が最も“真実”に近いと思う。
ただ・・・もう少しスッキリとした構成だと、読みやすいんだけどなぁ~

 1 増派と豊台駐屯部隊
 2 軍命令で隠された演習内容
 3 三度の中国軍発砲はすべて日本兵が原因
 4 行方不明兵の真実
 5 子供の喧嘩より劣る豊台事件の真相
 6 第8中隊に出された秘密命令
 7 秘められた日中の密約
 8 日中の停戦軍使は無視された
 9 駆け引きに彩られた西五里店
10 攻撃開始の嘘と矛盾
11 敗走日本兵の惨状
12 8日夜起った中国軍の同士討ち
13 宛平城内寺平大尉の表と裏
14 戦死者辻褄合わせの宛平城攻撃
15 戦闘詳報・戦果と損害の嘘
16 「七七事変紀実」について



今年の読書:25冊目

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読書 | 23:34:52 | Comments(0)
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