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■プロフィール

野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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飯塚さん・・・逝く
飯塚さんの奥様から突然お電話が来た。
嫌な予感・・・・
やっぱり・・・当たった・・・
飯塚さんが先月お亡くなりになったという。
ショックである。
最近、急に体調を崩して入退院を繰り返しているという話は聞いていたので、気になっていたのだが・・・
やっぱり・・・駄目だったか・・・
享年は・・・多分、92歳くらいである。

「多分」というには理由がある。
本人も自分の本当の生年月日を知らないというのだ。
生後2歳ぐらいで母親が亡くなり、その後まもなく父親は飯塚さんを残して家を飛び出してしまったという。
飯塚さんは親戚中をたらいまわしにされて育ったという。
親父さんという人は結構いい加減な人だったらしい。
飯塚さんが生まれても、すぐには出生届を出さないで放置していたらしい。
それがどのくらい放置していたのかがわからないという。
飯塚さん本人は赤ん坊だから自分がいつ生まれたのかなんて知るわけもない。
親戚の話では、どうも1年近く放置していたらしいので、ちょうど年をまたいでしまっているとのこと。
役所に届け出た出生日は、いい加減な日付らしい。
ということで・・・自分の正しい生年月日は知らないという。

父親は親戚中に迷惑をかけたまま失踪し、飯塚さんはその親戚をたらいまわしにされたのだから、その苦労は拙者の想像以上のものだっただろう。
彼は年齢を偽って(どうやったかは知らないが)軍隊に入った。
親戚の家でひどい扱いを受けるくらいなら軍隊の方がマシだと思ったという。
飯塚さんにとっては軍隊が家族。
軍隊生活は楽しかったという。
戦友は兄弟であり、上官は兄であり父だった。

フィリピンの最前線で戦い・・・そして終戦・・・・
飯塚曹長は復員船で日本に無事帰ってきたが・・・
戦争は終わり、軍隊も解体され、どうぞ家族のもとに帰っていいですよと言われても帰るところがない。
この時ほど辛かったことはなかったという。
自分の唯一の家族「軍隊」が無くなってしまったのだから、またまた一人ぼっちとなってしまった。
親兄弟、妻子のある人達が死に、天涯孤独の自分が助かってしまったのである。
自分が戦死して彼らが生き残るべきだったのではないかという自責の念が強かったという。
復員後、自分に嫌がらせをした親戚の家に顔を出す気はなく、天涯孤独の中で戦後の生活を始めたという。
かなり苦労をされたであろう。

その後、結婚もし、一男一女をもうけるが・・・
長男はフィリピン人と結婚してフィリピンへ移住し、長女はタイ人と結婚してタイに住んでいるという。
どうも「家族」というものに恵まれない人生だったように思えてならないが・・・
どうだったんだろう?

奥さんが「うちの人が他人を誉めるということは滅多にないんですけど、あなたのことだけはすごく誉めていたんですよ。うちの人が誉めていた人ってどういう人なのか一度あなたに会いたいと思うので、時間を作って会いに来て下さい」と言われる。
身に余るお褒めの言葉に恐縮したが・・・
そこまで言われると反対に会いに行けない・・・(笑)
すごいプレッシャーではないか・・・・これ・・・(笑)

しかし、時間を作ってお線香をあげに行かねばなるまい・・・・
飯塚曹長殿・・・待っててくださいね。
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日記 | 11:18:19 | Comments(0)
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