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■プロフィール

野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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佐賀の幕末維新八賢伝
佐賀の幕末維新八賢伝佐賀の幕末維新八賢伝
(2005/11)
福岡 博

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「佐賀の七賢人」というのは良く知られている。
鍋島直正(なべしまなおまさ)、島義勇(しまよしたけ)、副島種臣(そえじまたねおみ)、大木喬任(おおきたかとう)、佐野常民(さのつねたみ)、江藤新平、大隈重信の7人である。
これに一人加えて「八賢人の伝記」ということで「八賢伝」としているのが本書。
その一人とは、当時の若者に多くの影響を与えた枝吉神陽(えだよししんよう)である。
本書の「まえがき」で述べられていることが、これがなかなかよい。
ただ単に歴史の知識を得てもらいたいというわけではないという。
この佐賀という土地が生んだ、多くのすぐれた先人たちの生涯を知ることで、佐賀に対して誇りをもつようになり、さまざまな面でのお手本にしてほしい・・・というのである。
素晴らしいコンセプトではないか。
本書は小学校高学年から高校生くらいまでを対象としてまとめられており、全ての漢字にフリガナがふってある。
これが、また素晴らしい。
全ての漢字にフリガナ(ルビ)がふられているというのは、いかにも幼児用の本のようで体裁が悪いように思われるだろう。
漢字にフリガナをふっていない方が大人向けでレベルが高いように思われるかもしれない。
しかし、我々のような大人でも、実は読み方がよくわからない漢字というものも実は結構あるのだ。
歴史ものとなれば、人名、地名、固有名詞等々・・・自信をもって発音できない漢字は結構あるのである。
にもかかわらず、いかにも知っているような顔をして読んでいたりするのである。
小学生には難しいと思われる漢字や言葉にもフリガナをふってあるので、あたらしいことばも覚えていってもらいたい・・・という。
小学生だけではなく、大人にも有益である。
全ての漢字に振り仮名をふるというのは、かなりの手間であるにもかかわらず大したものである。
この手の他書との違いは、この8人をただ並べて記載するという手法ではないこと。
歴史の流れの中で、この8人について書かれているのである。
この構成もよい。
非常に読みやすく、分かりやすい好著である。

1 幕末の日本はどんな時代だったのか?
徳川幕府と江戸時代
200年をこえる鎖国体制
外国船の出現とフェートン事件
鎖国から開国へ

2 江戸から明治へ、激動する日本
おとろえていく江戸幕府
倒幕運動の高まり
開国とさらなる混乱
新政府の誕生

3 佐賀藩の改革をささえた力
佐賀藩の独特な内と外
藩政改革の先駆者
第10代佐賀藩主・鍋島直正の登場
徹底的な改革へ

4 目をみはる鍋島直正の藩政改革
新しい行政のしくみ
農業を保護する
ソロバン大名とよばれる
産業を育てる

5 異常なまでの教育への情熱
多くの人材を生んだ弘道館
伝説の指導者・枝吉神陽
医学と蘭学
西洋の技術を追求

6 佐賀藩の科学技術は日本の最先端
西洋科学技術の研究
長崎警護と大砲づくり
精錬方の活躍と蒸気船の建造
海軍創設と軍備強化

7 新政府での輝かしい活躍
佐賀と北海道
新政府で重きをなした佐賀人たち
江藤・大木・副島の活躍
岩倉使節団と久米邦武
「薩摩・長州」と「土佐・肥前」
「佐賀の乱」と「西南戦争」
多彩な佐賀の人材



今年の読書:15冊目

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読書 | 21:49:15 | Comments(0)
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