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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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軍犬ローマ号と共に
軍犬ローマ号と共に―ビルマ狼兵団一兵士の戦い (光人社NF文庫)軍犬ローマ号と共に―ビルマ狼兵団一兵士の戦い (光人社NF文庫)
(2006/10)
志摩 不二雄

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「狼兵団」とは第49師団の通称号。
この兵団隷下の歩兵第106連隊の軍犬班に所属していたのが筆者。
軍隊に入った時、古年兵に散々殴られ、その恨みは根深い。
話の展開の最初が、この「恨み」である。
いつか、この恨みを晴らさねば…というその思いは十分理解できる。
当時、同じような思いをした兵隊は結構多かったのではなかろうか?
私も同じ立場だったら、同じ考えを持つに違いない。
いつか仕返しをしてやろう。
戦場は殺人をしてもいい場所なんだから・・・・
しかし、この復讐心は癒されることなく終わる。

軍犬班という班があったことを本書で初めて知ったが・・・
著者の担当がローマ号という犬。
シェパード犬である。
本書によれば、シェパードというのは異様な性格をもっているのだそうだ。
同性同士で整列などしたらお互いに猛然と噛みつくらしい。
吠えもせず唸りもせず、サッと噛みつき、相手の肉を噛みちぎるまで止めないのだそうだ。
そのため、メスとオスを交互に整列させなければならないのだそうだ。
へぇ~である。

このローマ号はなかなか賢い犬。
敵と遭遇して筆者は身を隠しているのだが、この時に「ワン!」と吠えたらお仕舞いである。
敵に見つかり・・・それまでよ・・・であるが・・・
ローマ号はじっと身構えたまま敵をやり過ごす。
人間では感知できなくても、犬には敵が感知できる。
ピタリと停止し尻尾で合図をする。
絶対に吠えない。
利口な犬である。
このローマ号のおかげで筆者は命拾いをしている。

が・・・そのローマ号は残念ながら生還していない。
その最後は・・・なんとも涙を誘う物語である。
まさしく、戦友である。
人間同士以上の戦友愛がそこにある。

ビンタに泣く
第3班は機関銃班である
輸送船轟沈
部下の責任を負い自殺
生きた肉体にうじ虫
街道荒らし
キャウタン空爆(師団副官の死)
転進は惨たる敗北だ
遺恨3年思い知れ
非情の死体
再び惨殺体
脱走兵と女
女体地獄
血祭り土民兵
抵抗する奴は殺せ
私は人間を刺殺した
首斬り惨殺
女体逢着
ようやく軍犬隊に帰属
ローマ号の死




今年の読書:8冊目

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読書 | 19:34:00 | Comments(0)
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