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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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最悪の式典!
今日は日本では12月8日。
ここハワイは12月7日である。

今日は、早朝から真珠湾の開戦記念式典に参加する予定。
一昨日会ったディマジオさんが連れて行ってくれる予定・・・・
午前6時、待ち合わせ時間に来ない・・・・
30分近く遅刻してようやく迎えに来た。
話によると、車が故障したので、代わりの車を調達するのに手間取ったという。

午前7時半から式典が始まるということらしいので、急げ!急げ!である。(笑)
通勤ラッシュの中、式典会場の海軍基地へ・・・・
基地内の駐車場に続々と車が入っていく。
軍の担当者が、ゴルフ場のカートみたいな電動車で待機している。
たぶん、ご高齢の参列者の為の“送迎車”なのだろう。
あまりに美人なので・・・(笑)
写真を撮らせていただいた。(大笑)

DSC03791_convert_20100131214138.jpg

会場となっている「倉庫」のような建物へ徒歩で向かう。
と・・・入り口で下士官に声をかけられた。
「案内を担当する○○○です!お名前をお教えください!」とのこと。
え~と・・・何という名で申し込んであるのだろう?
ディマジオさんを呼んで対応してもらったら・・・
あれ!
この下士官が言うには、招待者リストに我々の名前は載っていないというのだ!
うそ・・・
大勢の人がいる会場の中で席もなく、“ハシモトさん”とポツ~ン・・・・

DSC03793_convert_20100131215116.jpg(式典会場)

しばらく待たされて、ディマジオ氏に案内されたのは、会場の一番後ろの席。
ここは、どうも軍関係者とその家族が座る席らしい。
その一番後ろなんだから・・・・
間違っても我々は“日本代表”ではないな。(笑)
今回の話は予科練の戦友会の“ヨシダさん”からの話である。
我々2人も、その戦友会の会員である。
で・・・その会を“代表して”の参加というわけでもなさそうである。
とにかく一番後ろの席に座らせられたのだから、“来賓”ではなさそうだ。
う~ん・・・スピーチの用意をしてきたが、これは必要ないみたいだな・・・・(笑)
ご協力いただいた“フルサワさん”には申し訳なし。
で・・・ディマジオ氏は我々に「ここに座れ」と命じた後、どこかへ行ってしまい、とうとう戻って来ない。

式典が始まり、海軍の軍艦が会場に近づいてきた。
礼砲か何か撃つのかと思ったら、なにもなくス~ッと通り過ぎて行った。

DSC03800_convert_20100131223944.jpg

来賓のお偉方のスピーチ・・・・
海軍司令官やら、ハワイ州知事なのかワイキキの市長なのか誰だか知らないけど・・・そういう偉い人のスピーチ。
“日本代表”のスピーチもあった。
ん?「日本代表」っていたんだぁ~
で・・・この“日本代表”が、「なんとかかんとか」という宗教団体の連合会の代表。
宗教団体?
宗教団体の代表が“日本代表”なのか?
何だそれ~
唖然・・・である。
スピーチの内容は陳腐で何の感動もないもの。(失礼ですが・・・)
「日本の宗教家を代表して」ここに立てたことが嬉しいという内容だ。
なんともお粗末な・・・・
これなら“フルサワさん”に手伝ってもらって作った拙者のスピーチ原稿の方が数段上である。(笑)
真珠湾攻撃で戦死した武田友治のことも紹介してるんだもん!(笑)
日本人だって戦死したんだからね。真珠湾で・・・・
そのことも知ってもらいたいものである。
この代表が日本語で挨拶した後、通訳の女性が英語で通訳した。
なんと・・・
少なくとも、多少下手でも英語でスピーチをすべきじゃないのかね~?
どうせ原稿を読みながらのスピーチなんだから・・・・
正直言って拙者は“シラケ”てしまった。

その後、ナショナル・ジオグラフィック・チャンネル(?)のプロデューサーか何かが、太平洋戦争についてプレゼンテーションをした。
が・・・この話が、行ったり来たりでなかなか話の流れがわからない。
日本軍の事を、とやかくいう部分もあったのだが、それならお前らが落とした原爆の事も話せと突っ込みたくなる。
で・・・話が長い!
さすがに飽きてくる。
拙者には英語を長時間聞くほどの集中力はないのである。(笑)
ふと、10月のスリガオでの式典での“ジンジャーさん”のプレゼンテーションを思い出す。
歳をとると話が長くなるのか、それとも米国人はそもそもそういう人種なのか・・・
とにかく、もういい加減にしろと言いたくなるくらい話が長かった。

DSC03819_convert_20100131230422.jpg

そのあと、真珠湾攻撃の生還者の紹介等などや花輪を供える儀式なんかがあって・・・
ようやく終了・・・と思ったその時・・・
どこからかディマジオ氏が現われ、我々に席を立てと急かしたのである。
ん?
まだ完全に式典は終わっていないので、誰も立ち上がらないのに・・・何で、我々だけが?
目立つんだよなぁ~こういう行動って・・・・

で・・・「先に行ってあのボートに乗れ」と命じられた。
彼はなぜか人影に隠れて「行け!行け!」と手で我々を追い払うのである。
おかしい・・・何で一緒に行かないんだ?
何で案内しないんだ?

DSC03826_convert_20100131231036.jpg

乗船口まで行ってみたが、どうもおかしい・・・
担当者が名簿と付き合わせているのである。
ん?
これ・・・マズイんじゃないか?
だいたい、我々は招待客名簿には載っていない。
式次第ももらえなかった・・・
座席は一番後ろの空いている席に座らされている。(空席があったところへねじ込まれたような感じ)
他の一般参列者ですら、胸にそれを示すIDカードを付けているというのに我々2人は何も付けていない。
つまり、我々が何者かを示すものは何もない。
最大の問題は、ディマジオ氏が同行せず身を隠すという不審な行動をしたことである。
この時、拙者はこう思ったのである。
彼は我々を試しているのではあるまいか?
何とかかんとか拙者が交渉してうまく我々が乗船できたら、あとから我々を探すふりして乗り込もうという算段なのではあるまいか?

まもなく、担当下士官が「一般参列者は右側に列を作ってください!」と叫んだ。
そして、海軍司令官や日本からの“代表”という宗教団体の面々が乗船し始めた。

DSC03824_convert_20100131232536.jpg(日本の宗教関係者たち)

「やめよう!帰ろう!」
拙者は短気なのである。
そうじゃなくとも、ムカムカして腹の虫が収まらぬ。
どうして来賓たちが乗るボートに名簿にも載っていない我々が乗れる?
それにあの、わけのわからん日本の“宗教家”と一緒に行動なんてしたくもない!
で・・・会場内をディマジオ氏を探すが見つからない。
1000人以上もいるアメリカ人の中から探すのは困難である。
彼が、我々“目立つ”日本人を見つけるのは簡単だろうが・・・
しかも、この多くの米国人たちからはジロジロ見られるし・・・・(まぁ、日本人だから目立つんだろうが・・・)

ええい!面倒だ!帰っちまえ!

実は、午後から“ハシモトさん”はオプショナルツアーの申し込みをしているのである。
なんとしてもお昼までにはホテルに戻らねばならぬのだ。
しかし、我々は式次第をもらっていないから、この式典が何時まで続くのか知らない。
どうも、これからボートに乗って「アリゾナ記念館」へ行くようだが・・・
これだけの人数をピストン輸送で運ぶとなったら、とてもじゃないがお昼までにホテルに戻る事は困難だろう。
ディマジオ氏の話では11時ごろに終わると言っていたが、どう考えても危ない。
しかも、その肝心なディマジオ氏が見当たらないんだからどうしようもない。

「こうなったら、勝手に我々だけで帰りましょう!」と“ハシモトさん”を誘って帰ることにした。
が・・・問題はここから・・・
どうやって帰ればいいのか知らないのである。(笑)
ちょうど、電動車で送迎をしていたあの彼女がいたので尋ねたら「あそこにいる士官にお尋ねください」と言う。
ギョェ~
数人の兵たちを統率して話をしている、あの偉そうな人に英語で話しかけねばならんのか?(笑)
「エクスキューズミ~!」
冷や汗タラタラの英会話・・・・(笑)
「車で帰るんですか?」
「いや、徒歩で基地から出たいんですけど・・・ゲートまでの道順を教えてください」
もう、必死のヒヤリングである。(笑)
我々は車に乗って来たので、どこをどう通ったのかよく覚えていないのである。
よ~く相手の話を聞かねば、広大な基地の中で迷子になってしまう。(笑)
しかも、“不審者”に間違われたらおおごとである。(笑)

基地内の各所で警備に当たっている兵士に会うたび、声をかけ、確認しながら基地内を移動して、何とかかんとか無事に基地の外に出た。
で・・・これからどうやって帰る?(笑)
近くで道路工事をしている人にも訪ねながらバス停に向かう。
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旅行 | 21:21:54 | Comments(0)
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