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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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新年会
脱藩浪士となってから「新年会」というものとは無縁となってしまったのだが、今年は騎兵第14連隊会から新年会のお誘いを受けたので早速上京することにした。
これが今年唯一の「新年会」

開催場所は偕行社なので、まずは近くの靖国神社に「初詣」
新年会は午前11時からなので、時間には余裕がある。
遊就館でコーヒーを飲み時間調整。
靖国神社
 
靖国神社
(靖国神社)

靖国神社からテクテク歩いて偕行社へ。
既に半数近くの方々がお集まりになっていた。
「明けましておめでとうございます!」
「いやぁ~遠いところからご苦労さん!ご苦労さん!」
幹事さんを始め会員の方々とご挨拶。
まもなく・・・恐ろしい質問が出た!
「あのぉ~おたくは何年兵ですか?」
「は?私は戦争に行ってません」
「何で?」
「何でって、戦後生まれですから・・・」
相手の方はポカンとされている。
嘘でしょ?拙者は何歳に見えるのだろうか?

今回集られた会員は拙者や介護者を含めて20名。
ご年齢は88歳~90歳。
一見、そんな御歳には見えない。お元気!お元気!

新年会
(新年会)
まずは中隊長殿からのご挨拶。
ところが・・・話の途中で喝が入った。
「おい!そこの!余計なおしゃべりをするんじゃない!人が立って挨拶している時には黙って聞くのが礼儀だろ!そのくらいの常識を持て!」と大声で怒鳴った。
“身が凍りつくような・・・”とはまさしくこのこと。
90歳を既に越えている方なのだが・・・・怖い!
しかし、言っていることは正しい。ごもっとも。ごもっとも。
さすがは鬼の中隊長。ご健在。
「あの人はね。生粋の軍人。優秀な人で我々とは出来が違うんだ。ああいう人がいないと会が引き締まらないから、あれでいいんだよ」と他の会員が私の耳元でささやく。
普通なら険悪な新年会になるのだろうが、何故か和気藹々。

「13年兵」は昭和13年入隊の兵隊。2年間の兵役後、満期除隊している。
この年次の兵だけが満期除隊できたのは、このままでは皇国の将来が危ないというので13年兵は全員一般社会に復帰させたのだという。
太平洋戦争以前は軍もまともだったということになるか。
このトバッチリを受けたのが、14年兵、15年兵の皆さん。
「俺なんかさぁ~除隊できるかと思ったら駄目で、5年間も中国で戦わされたんだぞ!」と野次が飛ぶ。
13年兵はニコニコ・・・・

「あの男は“ヘッポコ少尉”なんだ。同じ歳なんだけど、学校出たから少尉になったんだ」と戦友を御紹介頂く。
「“ヘッポコ少尉”こっちに来い!この野郎~連隊本部で楽な仕事ばかりしやがって!」
「そんなことはないよ~俺だって戦ったんだぜ」
「嘘つけぇ~」
悪口なんだかイジメなんだか・・・
それでも和気藹々。みんなニコニコ。
皆さん耳が遠くて悪口言われてもわからないのかも。

連隊歌の合唱が始まるとすかさず中隊長からご紹介をいただいた。
「この連隊歌を作った人のお孫さんがぁ~こちらの方である!」
そうです、拙者の祖父が連隊歌を作ったのです!

祖父は大正8年入隊。この方々が生まれる前に入隊したから、誰も祖父のことを知らない。
そして拙者はこの方々より40歳以上も年下。
本来なら話も合わぬはずだが・・・何故か話が合ってしまうから不思議だ。
満州事変当時の話や吉松連隊長の話などは、拙者から補足説明なんかをするもんだから、「よく知ってるなぁ~」と言われ更に盛り上がってしまうのだ。
だから「何年兵?」って聞かれちゃうんだよな・・・多分。

あっという間に楽しい新年会もお開き。
気が付いたら3時間も宴会をやっていたことになる。
解散後、拙者は上の階にある「偕行社」事務局へ顔を出す。
偕行社
(偕行社)
『偕行社』とは旧陸軍将校と陸・空幹部自衛官OBの会である。
拙者の祖父が陸軍将校なので「家族会員」ということで今回入会させていただいた。
何年も前に大本営特種情報部の“河原井さん”からご紹介いただいていたのだが、今回やっと入会した。
奇しくも今月の会報には『戦車第二師の会』会員で独立歩兵第11連隊第1大隊長の“藤黒さん”の投稿記事が載っている。
これも何かの縁・・・・

最高に充実した楽しい新年会。
同世代との新年会にはない充実感。
本当に拙者は戦後生まれなんだろうか?

神田の古書街を散策して、本日は東京に1泊する。
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日記 | 09:16:51 | Trackback(0) | Comments(4)
コメント
素晴らしい体験。
浪士殿、やっぱり貴方は本を書くべきだ!
こんな体験を出来る人は我々の世代では貴方しか居ない。
今回の「新年会」は実に感心させられました。
僕の妻の伯父が戦前大本営にいたと聞きましたが、
現在認知症が進行していて何も聞けません。
ひとつ質問させて貰って宜しいですか?
『偕行社』とは靖国神社の偕行文庫とは関係ないのですか?
う~ん、それにしても実に不思議な人だ・・・。
2007-01-14 日 18:37:17 | URL | とりてつ [編集]
才能が無いのです。
とりてつ 様
こんばんは。
過分なるお言葉恐縮ですが・・・
本当に才能が無いんですよ~
書いて見たいと思うこともあるのですが、何をどう書いてよいやらさっぱりわからないのです。
自分で本が書けたらいいなぁ~とは思うんですけどねぇ。
どうしたらいいんでしょ?(笑)

さて、靖国神社の『偕行文庫』ですが・・・
これは『偕行社』が所蔵していた資料・文献等を移管(奉納)して、これに靖国神社の所蔵図書を加えて作られた資料室です。
管理は靖国神社ではないかと思います。
それまでは、『偕行社』が保管していましたが、全てを移管して現在では『偕行社』には資料は一切保管されていないそうです。
戦史・戦記・軍人の伝記・部隊史・マニュアル・士官学校などの学校の教科書・同期会の会報・戦友会や遺族会からの寄贈図書など8万冊以上、更にに神道関係・思想関係の資料もあります。
2007-01-14 日 20:41:19 | URL | 重兵衛 [編集]
13年兵。
小生の拙い経験から申し上げますと、
本は才能で書くものではなく、熱意と根気に尽きます。
文才はどうにでもなる事は僕が立証しています。

浪士様が生きて居られる間に一冊書き上げたら宜しいと存じます。
そうでないと後世の人間に多大な損失を与える事になりますし、
第一勿体ない。
それに才能がないなんてご謙遜も甚だしい。
それはこのHPやブログの作成と管理で実証されています。

偕行社ですか・・・また勉強になりました。13年兵も知りませんでした。
2007-01-15 月 00:16:59 | URL | とりてつ [編集]
そこが問題です!
そうなんですかぁ~
熱意と根気・・・・そうですよねぇ
問題はそこなんですよね~
どうも飽きっぽくて・・・・(笑)

“とりてつ”さんのように本が書ければいいんですが・・・
どうも根気がないんですよ。
駄目ですねぇ
心の底から「書きたい!」っていう思いが湧き出てこなくちゃいけませんよね。
なんとか、死ぬ前には1冊書いてみたいなと思います。
2007-01-15 月 18:00:47 | URL | 重兵衛 [編集]
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