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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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真珠湾作戦回顧録
真珠湾作戦回顧録 (文春文庫)真珠湾作戦回顧録 (文春文庫)
(1998/12)
源田 実

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筆者は第一航空艦隊参謀として真珠湾攻撃に参加された源田実氏である。
一貫して航空畑を歩んだ人である。
戦後は航空自衛隊の航空幕僚長になり、のちに参議院議員となるが、平成元年に84歳で亡くなられている。

真珠湾攻撃に関しては多くの本が出ており、すでに読んでいるのでそれほど目新しい話とは感じなかったが・・・・
面白いことは、一般的には第二撃(第二次攻撃)をしなかった機動部隊指揮官の南雲忠一中将への批判が多いが、筆者は全面的に南雲長官を庇っている。
自分も進言しなかったし、長官は最初から第二撃をする気はなかったという。
興味深いのは、本文ではないのだが、神風特別攻撃隊の編成に源田氏が関わっていたのではないかという問いに終生沈黙を通したことである。
慰霊祭の席で遺族から問い詰められても答えていない。
ということは・・・「回顧録」もどこまでのことを書いているかということにもなるだろう。
都合の悪いことは書かず、差し障りのない話だけなのかと勘繰りたくもなる。
参謀は優秀である。
「参謀」は現在に例えれば優秀な「官僚」である。
「官僚」が果たして全てを書くかどうか・・・・
よく、「これぞ真実!」とばかりに書かれていることを全て真に受けてしまう人がいる。
「回顧録」というような本は、参考程度に適当にサラリと読むのがいいと私は思う。

本書では参謀が書いただけあってかなり詳細な作戦の経過が書かれている。
さすがに当事者の参謀ではなければ書けないという内容もある。
まさか、それが嘘だの、ごまかしだのとは言わないが・・・・・(笑)
山本五十六、南雲忠一、大西瀧治郎等、上官に関しての記述にはどうもイマイチ・・・と感じる部分がある。
やっぱり参謀が書いたのだから仕方がないか・・・(笑)

初めて企図を知る
山本長官の手紙

日本海軍の戦略・戦術の変遷(その1)
漸減、邀撃決戦の思想

日本海軍の戦略・戦術の変遷(その2)
戦艦主兵思想から航空主兵思想へ

作戦の主柱、大西瀧治郎中将
既成の尺度で測れぬ智将

水雷戦術の権威、南雲忠一中将
責任感の強過ぎたことが消極に

憂国の名将、山本五十六
艦隊決戦に先んじる航空決戦を予想
兵術家としての山本五十六
山本司令長官から嶋田海軍大臣あての書簡
統率者としての山本五十六

機密保持と飛行機隊幹部の人選
有機的結合と新しい基地訓練方式

初めて計画を知らせる
各飛行隊長も前向きの姿勢示す

困難を排除したパイロットたち
浅海面に自信つける
安定機の考案と発射法の完成

パイロットの名リーダー
水平爆撃の精度著しく上がる
爆撃精度向上に関する実験とその成果
爆撃専修員の養成
急降下爆撃と制空隊
江草少佐、未曾有の戦果

真珠湾進撃と決戦
単冠湾における詳細な打ち合わせ
「われ、敵主力を攻撃す、効果甚大」

資料

ハワイ作戦の評価と教訓
二次攻撃の意見具申はなかった
総合大学方式の横須賀海軍航空隊



今年の読書:48冊目

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読書 | 20:48:12 | Comments(0)
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