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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
59歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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少年兵同志・・・・
昼食後、一服して・・・・・
更に北の山の方へ向う。
目的地はタモガンという場所。
ここに慰霊碑があるという。
約1時間走る・・・・・
ダバオ川に流れ込むスワワン川という支流がある。
略図では、これが目印・・・・・
あの川がそうじゃないか?
この川がそうじゃないか?
・・・・と散々迷うが・・・・
スワワン橋という名がついた橋があったので・・・・これがスワワン川であろう。

DSC_0354_convert_20090703131214.jpg

ということは・・・タモガンの近くに来ているということになる。
付近の住民に日本の慰霊碑が近くにないかと尋ねながら車を走らせる。
そのうち、日系人が日本の慰霊碑を守っているとの情報を得た。
とにかく、その人の家に行ってみよう・・・ということで、その人の家探し。
その方のお名前は“アモイさん”という。
日本人名は“サカイさん”
何故かみんな彼の名前を知っている。
あとでわかったことだが・・・・“アモイさん”の息子さんはここの村の村長さんだった。(笑)

幹線道路から細い脇道に入り、まもなく小さな集落に出合う。
ここに“アモイさん”の家があり、ご本人が在宅とのことで、お会いすることができた。
綺麗で丁寧な日本語で挨拶されて驚いた。
ご自宅の敷地内に慰霊碑があるというので御案内いただく。

DSC_0355_convert_20090703132828.jpg

慰霊碑は独立歩兵第353大隊(山田部隊)の生還者が建てたものだった。
“アモイさん”は日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれた日系二世。
日米開戦時には給仕として日本軍に協力したという。
終戦間際に現地召集され兵隊として日本軍に入ったという。
そういうわけで、自宅の土地を提供して、今でも慰霊碑を守っているという。
現在82歳・・・・ということは・・・“フジイさん”より1歳年下。
この話に“フジイさん”が大感激!
泣きださんばかりの顔をして「お互い長生きして頑張ろう」と握手。
海軍の少年兵と陸軍の少年兵・・・・・
直接の関係はないが、同じ少年兵・・・同じ年代で同じ場所で戦ったということで、やっぱり特別な感情が生まれるのだろう。
二人して手を握り合って・・・・ウン、ウンうなずいてばかりいる。
“アモイさん”は戦前にフィリピンで生まれた日系人。
戦後はフィリピンに留まったが・・・・
今日までの苦労は並大抵ではなかっただろうなぁ~と思う。
終戦直後は迫害も受けたのではないだろうか?
今では息子さんが村長さん。
村でもそれなりの評価を受けているということだろう。
これも“アモイさん”の人柄か・・・・

“アモイさん”に現在地をお尋ねしたら、「スワワン・マリログ地区」と言う。
戦時中は「タモガン」と呼ばれていたそうだ。
タモガンというのは、かなり広範囲な地域を指していたようである。
戦後の行政区分か何かで細かく名称がつけられたのだろう。

ご家族に別れを告げて、更に北に行ってみる。
10分も走らないうちに道路わきに小さな公園があり、その中に慰霊碑が建っていた。
日本語で「平和友好」「納骨堂」と刻んである。
日本語と英語の碑文も刻んである。
2003年に邦人ダバオ移民100周年記念、20005年に終戦ダバオ引揚60周年記念の文字も見える。
ここにもお線香をあげてお参りする。

DSC_0373_convert_20090703141302.jpg

拙者の略図の資料では「陸軍拠兵団慰霊碑」がタモガンにあると記載されているが、これは別の慰霊碑のようである。
本来の目的地ではなさそうだが・・・
まぁ、今回は慰霊碑めぐりが目的じゃないから、ここでいいということにしよう。

DSC_0381_convert_20090703141839.jpg(記念碑から見た景色)

このタモガン山中には多くの日本兵や在留邦人の骨が埋まっている・・・・・

公園に来ていた子どもたちに飴をあげたりして「親睦」(?)を図り・・・・
公園にはトイレも完備されていたので“フジイさん”には「強制的に」(笑)トイレに行ってもらう。
で・・・・・このトイレ・・・・表記が面白い。

DSC_0385_convert_20090703142453.jpg

日本語で「女」、その下に英語でSHE(彼女)と書かれている。(笑)
男子の方は、日本語で「男」、英語でHE(彼)である。
まぁ~意味がわからんでもないが・・・・彼とか彼女というのは面白い。(笑)
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旅行 | 14:48:35 | Comments(0)
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