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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
59歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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パプアニューギニアの旅(5)
午前6時半・・・・旅行社の送迎車で空港へ・・・・
今日はポートモレスビーからオーストラリアのケアンズへ行き、ケアンズからJALに乗り換えて成田に向かうという。
ん?
オーストラリア?
日本からドンドン離れてしまっているんですけど・・・・(笑)
しかし、このルートが一番早く日本へ帰れるルートらしい。
試しに、この航空会社の指定したルートを断って、別のルートで帰国を希望したらどうなるのかと尋ねたら・・・・・
その時はすべての経費は自分で負担してくれとのこと。
航空会社の指定どおりに動くなら全額航空会社が負担するという。
じゃぁ・・・仕方がない・・・・ケアンズから成田に向かうしかないか・・・・(笑)

チェックインカウンター前に並んでいたら、やたらと拙者を見てニコニコしているパプアニューギニア人の“オヤジ”がいる。
何だろうと思っていたら、日本語で声をかけてきた。
日本語が上手ですねと褒めたら、少し日本語を勉強しているという。
で・・・日本のどこに住んでいるのかとか、やたらと質問攻め・・・・
しまいには連絡先を教えてくれという。
なんで教えなきゃならんのかね~(笑)
でも、日本語の会話はそこまで。
彼もそれ以上は日本語では無理らしい。(笑)
その後は、英語での会話となる。
あ~拙者は英語が苦手なのに・・・・・
簡単な会話が日本語で、難しい会話は英語・・・・
拙者としては簡単な方を英語にしてもらって、難しい話は日本語の方が助かるのだが・・・(笑)
世の中、そうはうまくはいかない。
彼の話では、自分が住んでいる島には日本軍の難破船もあるし、日本軍の戦跡もあるので、今度はぜひ自分の島に来てもらいたいとのこと。
はい、はい、いつか機会がありましたら・・・・ということで別れる。
で・・・・“先生”・・・・
「今の人・・・知り合い?」
「いえ、知らない人ですけど・・・・」
「親しそうに話をしていたから知り合いかなと思った」
「あのですね・・・私は初めてパプアニューギニアに来たんですから、知り合いがいるわけないでしょ?」
「え?あ~そう?・・・パプアニューギニアは初めてなの?」
「・・・・・・」
あのね・・・今頃、何を言っているんだろうか・・・・先生は・・・・(笑)

DSC02174_convert_20090419202832.jpg(ケアンズ空港)

1時間半ぐらいでケアンズに到着。
ここで成田行きに乗るが・・・・
待ち時間が4時間近くある。
あらら・・・・である。
こりゃ、時間をつぶすのに苦労しそうだ。
“先生”は「これからどうなるんだ?どこから飛行機に乗るんだ?」と大騒ぎ。
「あのぉ~まだ朝早いので、午後の便の搭乗案内なんて出ていませんから、ギリギリまでこのあたりで時間をつぶしてましょうよ」となだめる。(笑)
で・・・・そのうち・・・“先生”はウロウロして、どのうちどこかへ消えた・・・・(笑)

さて・・・拙者は・・・まずタバコを吸える場所を探す!(笑)
とにかくタバコを吸わねば!(笑)
ようやくターミナルの隅っこにある喫煙所を見つけて喫煙。
そこへオーストラリア人がやってきて・・・「火を貸してくれ」と言う。
「あとで返せ」と言いたかったが・・・・そういうジョークを英語で話せる拙者ではない。(笑)
火を貸してやったことがきっかけで会話となるが・・・正直言って迷惑な話・・・(笑)
拙者は英語が苦手なんだってば!
マダンやラバウルの戦跡を巡って来た話をしたところ、彼は今からポートモレスビーへ行って、それからラバウルへ行くという。
で・・・ニューギニアの他の戦跡について話をしてくれたのだが・・・・
その時、彼が「昔は俺達は戦っていたんだよね」と言うので・・・・
「そうだ!お前は敵だ!」と言ったら、彼が驚いた顔で「今じゃ仲良しじゃないか~」と言う。
ムフフ・・・そうそう恨みを忘れるわけにはいかんぞ。
馬場中将を無実の罪で処刑したのはお前たちオーストラリア人だからな!(笑)
彼を散々驚かしてやって大笑い。
話は学校での歴史教育の話になる・・・・あぁ~まずい・・・・話が難しくなっていく・・・・
「日本では“サムライ”の時代のことは教えるが、そのあとの近代史・現代史に関しては全くといいほど教えていない」と話したところ・・・・意気投合!(笑)
「現在の歴史教育はお粗末である!歴史教育はしっかりやらねばならない!」とおおいに意見が合ったのだが・・・・調子に乗ったのがいけなかった・・・
更に話は専門分野に入りだしてしまったのである。
まずい・・・勘弁してくれ・・・拙者は英語が苦手なんだってば!(笑)
10分以上英語を話していると拙者は思考回路が“フリーズ”してしまうのだ・・・・
だんだんシドロモドロになってくるのだ・・・・
逃げよう!(笑)
飛行機に間に合わなくなりそうなふりをして・・・・そそくさと彼に別れを告げて喫煙所を飛び出す。(笑)

ここ、ケアンズで、ようやく携帯のメールが使えるようなので、妹にメールを送って無事を連絡する。
妹の話では、昨日旅行社から連絡があってマニラに向かったとのこと。
まさかオーストラリアに行ったとは・・・と呆れていた。(笑)
旅行中の緊急連絡先は妹の所にしておいた。
留守番中の親父に連絡が入っても親父は何が何だか理解出来ないと思ってのことだが・・・
思ったとおり、妹から電話があったとき、飛行機が落ちたのかと思ったらしく気が動転していたとか・・・(笑)

読書をしながら時間をつぶし、ようやく構内放送で名前が呼ばれカウンターへ・・・・
どうも昨日のポートモレスビー発成田行きに乗れず、ここケアンズに回された日本人達が呼び出されたらしい。
その殆どは、だらしない恰好をしたサーファーなのかダイバーなのか・・・どこから見ても“半端者”としか見えない日本人の青年たちである。
あ~あ~こんな連中と一緒に日本に帰るのかよ~
・・・・と思ったら・・・・
彼らはJALからカンタス航空へ変更とのこと。
それを後ろに並んで聞いていた“先生”・・・・
「ええっ!JALじゃないんですか!カンタス?また変更ですか!参ったなぁ!」と大声で騒ぎだした!
あのね・・・・先生・・・・
それ・・・前に並んでいるガキどもらのことでしょ?
我々とは関係ないでしょ?
「余計な事を言わず黙っていてください!我々のことじゃないんだから!」
「あ・・・そう・・・」
もう恥ずかしいったらありゃしない。(笑)

今度は我々の番・・・・
「帰国が1日遅れてしまいましたが大丈夫ですか?」と職員の日本人女性に尋ねられたが・・・・
今更、大丈夫ですかって言われてもねぇ~(笑)

ようやく無事にJALのコードシェア便に乗って成田に向かう。

DSC02181_convert_20090419203154.jpg(機内食)

成田に到着後、先生はバス、拙者はスカイライナーで・・・・ということで、空港で別れる。
思わぬハプニングで帰国が1日遅れたが、とにかく帰って来たぞ!(笑)
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旅行 | 16:06:08 | Comments(0)
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