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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
59歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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ノーベル賞!
今年のノーベル医学生理学賞を日本人が受賞した。
体内で異物を攻撃する免疫反応にブレーキをかけてしまうタンパク質を突き止め、癌の免疫治療薬の開発に道を開いたということで、日本人の本庶佑(ほんじょ・たすく)京都大特別教授と、アメリカのアリソン・テキサス大教授が受賞したという。
日本人のノーベル賞受賞は2年ぶりで、26人目だという。
喜ばしい話である。

今回の受賞者、本庶さんは、京都生まれの方だそうであるが・・・
我が茨城県にもノーベル賞候補者がいたことは、あまり知られていない。
約100年も前の話だから当然でしょうが・・・(笑)

この人は、市川厚一博士といって、我が茨城県出身の病理学者で、癌の発生メカニズムの研究をされていた。
この方は、まだ20代の若い時に東大の山極勝三郎教授と共に、癌の人口的な生成に挑戦した人・・・
山極(やまぎわ)さんは長野県上田市の出身で、以前、上田城に行った時に山極博士の銅像を見たことがある。(喜)
山極教授と市川さんは、ウサギの耳にタールを塗り、塗っては剥がし、また塗っては剥がしということなどを行い、3年後の大正4年(1915年)に癌を人工的に発生させることに世界で初めて成功した。
ちょうど野口英世が活躍していたと同時期のことである。
この研究の結果、癌は刺激によって発生するのだと突き止めたわけだが・・・・
同じ頃、デンマーク人のフィビゲルという研究者が、癌を寄生虫によって発生させていた。
寄生虫を使った動物実験で癌を発生させることが出来たのが1913年なので、こちらが世界で最初に癌を人工的に発生させたとも言われた。

大正15年(1926年)のノーベル賞の最終選考に、癌発生刺激説の山極・市川コンビは残ったが、受賞したのは癌発生寄生虫説のフィビゲルだった。
ところが、後にこのフィビゲルの寄生虫説は誤りだったことが判明し、ノーベル賞史の汚点となったというが、今なお、その賞は取り消されてはいない。
現在では、癌の原因が寄生虫だなんて誰も思っていないだろうが・・・
当時としては、これが正しいと信じるものがあったから仕方がなかったのかもしれない。
が・・・スウェーデン人の学者が強くフィビゲルを推薦したためだ・・・という力関係が影響したことを匂わせる話もある。

フィビゲルは1928年に60歳で他界・・・・
山極博士は、昭和5年(1930年)に67歳で他界し、市川博士は昭和23年(1948年)に60歳で他界している。

昭和41年(1966年)に、当時の選考委員の一人が来日し、「ノーベル賞は山極・市川に与えるべきだった」と語ったという。
もし、あの時に、ノーベル賞を受賞していたら、二人はノーベル賞受賞者日本人第1号となったはずである。
う~ん・・・なんとも残念!
過去に戻るわけにはいきませんかねぇ~(苦笑)
物故者では駄目ですかねぇ~(苦笑)

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エッセイ | 13:40:22 | Comments(0)