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■プロフィール

野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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『サンパギタ咲く戦線で』


“太平洋戦争”開戦近し
     戦争の前夜祭
     徴用令書の甲・乙・丙・丁
     井伏鱒二の楽観説
     言外に洩らす訣別の心
     妙な区長の挨拶
     打って変わった表情
     うまく逃れたハッちゃん
     封じられた徴用忌避
     無蓋トラックに乗せられて
     凍った折詰弁当
     一喜一憂の表情
     やっと電話連絡を
     いよいよ出発命令
     “私役”に口惜しがる今ちゃん
     誤って青春に伍す
     囚人列車さながらの車で
     雪隠の中の奇蹟
     思わぬ盛んな訣別の酒宴(さかもり)

出征航路
     宇品港から鹿島立ち
     懲用船とは
     上等兵に叱られる
     たくまざるユウモア
     たのしい「兵隊演芸大会」
     眸に残る少年航空兵
     寺内大将にあわせろ!
     基隆に上陸して
     客膳でたのしい一杯
     生命はもらった
     ジャングルを眺めて
     陰鬱な洋上生活

宣戦の布告
     宣戦の朝
     正攻法作戦によって
     田中・菅野先遣支隊の勇戦
     戦機、愈々熟して
     酒罎が“奇蹟”となる
     大輸送団は進む

リンガエン湾・敵前上陸
     リンガエン湾に上陸
     バウアンの第一夜
     最初の宣撫行
     椰子の水
     旌(はた)を眺めて
     戦局は有利に展開
     ビナロナンでの年の瀬
     大晦日の夜
     陣中の元旦
     元旦の朝、ホーデンくらべ
     マニラへ、マニラへ!
     ベビュー・ホテルを宿舎に
     土橋兵団の転用と暗影
     物価の安いマニラ
     ジョニー・ウォーカーの山

戦雲たなびくバタアン半島
     バタアン戦線に出動する
     デナルピアンにて
     ヘルモサの戦線にて
     塹壕(ざんごう)の中で莨(たばこ)一服
     塹壕の詩
     サンフェルナンド野戦病院にて
     病床と前線
     マニラに後送させられる
     平岡兵站病院に入院
     幽かな「戦陣訓」の声
     また別の患者について
     勝屋報道部長の見舞
     比島赤十字会婦人の見舞
     突如、退院を許される
     退院の祝杯を
     アルハンブラ・ホテルで
     パサイのとある酒場(パブ)へ
     望月少尉と大塚准尉のこと
     第二次徴用員が来る
     葦平ビフテキをパクつく
     コレヒドール攻撃激化する

バタアン総攻撃
     バタアン総攻撃の準備なる
     戦場に余情あり
     マッカーサー豪洲に脱出す
     待望の“総攻撃の火蓋切られる!
     バタアンの激戦
     尾崎士郎の名即興句
     形容できぬ凄愴な白兵戦
     破竹の進撃をする各部隊
     迷路難行
     バタアン遂に落つ
     “死の行進(マーチオブデス)”とは・・・・・
     不安に包まれた俘虜輸送
     本間中将の救助方配慮
     美しい本間雅晴の眸
     和製オート・ミールをつくる
     戦い去って白雲悠々たり
     ダンスホールの閉鎖命令
     一見、平穏をとりもどした町

魔の島・コレヒドール島  
     魔の島・コレヒドール島
     コレヒドール島を仰ぎて
     “敵前上陸”の命令下る!
     敵前上陸・敢行す
     「勅語」が下る
     バタアン・コレヒドール攻略祝賀観兵式
     音楽堂から分列式を見て

一応、小康状態を保つ比島
     寺内大将比島に来る
     天祐神慮ではありませんか?
     ホーデンをしばられる
     尾崎士郎の“道オンチ”
     異国の友情
     松竹慰問団の来比
     帰還の希望がわく
     いろんな現象が起こる
     勝屋部長に転任命令
     士郎マニラを去る
     ベビュー・ホテルの窓から
     ノンキな生活しながら
     美女を救う一幕

故国日本へ
     輸送司令官を命じられる
     和知中将に「司政官」を口説かれる
     鶯吟閣(おうぎんかく)での別離の宴(えん)
     マニラ港を出帆す
     突如、潜水艦現れる
     高雄に入港する
     北投温泉の一夜
     故国日本へ
     博多で第一夜を迎える
     神戸港へ
     東京へ一路!
     東京駅頭にて
     大本営に連絡に赴く
     戦友の家を歩いて
     日本の耐乏生活をみて
     船団やっと日本へ
     花隈での宴会
     京都に寄って
     「阿波丸」に乗船しなかった私
     暗くなっていった日本
     近衛公、深夜の軽井沢をただ一人彷徨する

戦後の友情
     マニラ市長、アルセニオ・H・ラクソン一家の突然の来日をみる
     ああ、懐かしいサンチャゴ一家よ
     「モンテンルパ」釈放感謝の会と「サンパギタの歌」楽譜贈呈の夕べ
     「日比友愛の碑」建立について

むすびのことば


著者は、外務省大東亜省次官室勤務の経歴を持ち、太平洋戦争では陸軍報道班員として比島に従軍された方。
本書は、報道班員としてフィリピンに派遣された時の体験談なのだが、これが非常に面白い。
報道班員として重用された人たちは、作家、詩人、画家、新聞記者、カメラマン等々・・・
私でも知っている名が出てくる・・・
尾崎士郎、石坂洋次郎、今日出海、井伏鱒二、海音寺潮五郎、サトウ・ハチロー等々・・・
特に著者は尾崎士郎とは仲が良かったらしく、頻繁に尾崎の名が出てくるし、彼のエピソードがいくつも出てくる。
これだけでも貴重な記録ではなかろうか?
報道班員として従軍した尾崎士郎・・・・こう言っては失礼かも知れないが・・・面白い!
戦場に送り込まれた「文化人」たちの話・・・面白いの一言である。

戦後の話も、これまたいい記録である。
戦後のフィリピン人との交流・・・・
戦後、「文化人たち」など関係者によって建立された「日比友愛の碑」が千葉県銚子にあるという
一度、行ってみたいなと思う。


今年の読書:11冊目



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読書 | 22:36:53 | Comments(0)