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■プロフィール

野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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『尼港事変と島田元太郎』
尼港事変と島田元太郎尼港事変と島田元太郎
(2013/12/01)
隈部 守

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文芸社版の発刊に寄せて   隈部良司

尼港事変と島田元太郎
郷土人の偉業

はじめに

Ⅰ 尼港(にこう)事変
     1 事件と事変
     2 尼港(ニコラエフスク)
     3 尼港事変の概要
     4 パルチザン
     5 尼港殉難碑
Ⅱ 島田元太郎
     1 出身地
     2 北海の男
     3 日本人「ニコライ」
     4 尼港事変で殉難した人々
     5 尼港事変の後始末
Ⅲ 補説
     1 蝦夷地
     2 熊毛郡
     3 移動者
     4 手野と四郎丸
     5 国見町出身の文学博士
          吉田敬市
          木村正雄

おわりに

尼港事変と島田元太郎
郷土人から見た現代史

はじめに

1 尼港事変

2 島田元太郎

3 殉難慰霊碑

4 パルチザン

おわりに



大正9年に、現ロシアのニコラエフスク(尼港9で赤軍パルチザンによる住民虐殺事件が起こった。
多くの日本人居留民と、現地に駐屯していた、我が郷土部隊・水戸の歩兵第2連隊の1個大隊も虐殺され全滅した。
この事件には中国軍も赤軍パルチザンに加担している。(怒)
この事件直後の様子は、私の父親が子供の時に映画館で「ニュース映画」で見たという。
その虐殺のひどさは今でも目に焼きついていると言っていた。
特に日本人女性たちが、どのような目に遭ったかは想像に難くない・・・・

茨城県人として、いつかニコラエフスクへ慰霊に行ってみたいと思っていたので、その勉強のため本書を買った。
「尼港事件」(本書では「事変」)については、不思議なことにあまり知られていない。
またそれに関する書籍も殆ど見かけることがない。
本書はそういう意味では貴重な一冊である。
ページ数140ページという薄い本で、内容も尼港事件については、あまり多くの紙面を割いているわけではないので、少々物足りなさを感じるが・・・・
それでも貴重な資料である。

著者としては、「事変」より島田元太郎の人物像に主眼を置いているようである。
島田元太郎は、長崎出身の実業家で、ニコラエフスクに「島田商会」という会社を進出させていた。
この島田氏・・・・尼港事件(事変)で犠牲になったというわけではない。
内地にいて事件を知り、自分の会社の従業員の多くも虐殺の犠牲になったことを知ったのである。
で・・・ニコラエスクに行き、遺体の収容などの虐殺の後始末に奔走したという。

これらに「郷土史」を絡ませているので、話は長崎県や山口県あたりの話が多い。
茨城県に関しては、特に歩兵第2連隊に関しては、意図的なのか、ほとんど触れられていない。
反対に天草あたりから渡航し虐殺の犠牲者となった人々の名簿を載せていたりしているので、郷土史的観点から書かれた本で、「事件史」として書かれたものではなさそうである。
しかし、これもまた、資料としてはかなり貴重なものである。


今年の読書:37冊目



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読書 | 00:38:17 | Comments(0)