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■プロフィール

野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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文藝別冊 増補新版 三島由紀夫
増補新版 三島由紀夫(文藝別冊/KAWADE夢ムック)増補新版 三島由紀夫(文藝別冊/KAWADE夢ムック)
(2012/04/19)
不明

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エッセイ

 太宰の支配 出久根達郎(作家)
 映画『みやび 三島由紀夫』を作って 田中千世子(映画評論・映像作家)

【総論】

 琥珀の中の虫~「女なるもの」との戦い 島内景二(文芸評論・日本文学)
   1 お釈迦様、そしてサド公爵夫人
   2 月修寺門跡、そして永福門院
   3 紫式部、そして平岡倭文重
   4 綾倉聡子、そして二条の后
   5 『アラビヤン・ナイト』、そして菅原道真
 逆説の同心円 斎藤 環(精神医学)
   「症状」の不可能性
   「逆説」の不可能性
   二元論の逆説
   「サブカルチャー」の形式
   言葉と同心円
   超越論の不成立
 三島由紀夫のイロニー 井上隆史(日本文学)
   『禁色』のイロニー
   昭和30年代の三島
   イロニーの完結=崩壊
   日本浪漫派と文芸文化
   独楽と丸薬

【歴史】
 
 戦後的な、余りに戦後的な~三島由紀夫の抵抗と挫折~ 高澤秀次(文芸評論)
   60年代の折り返し点で
   『鏡子の家』ともう一つの戦後
   呪縛する敗戦のイリュージョン

特別対談

 1970・11・25とは何だったのか
 松本健一(評論家)・安彦良和(マンガ家)
  ●「歴史的記憶」の日
  ●全共闘とオキュパイド・ジャパン
  ●自衛隊に入って幸せになろう?
  ●2・26事件と特攻隊
  ●サムライと葉隠
  ●反北一輝とタリバン
  ●天皇という革命的情動
  ●「文化概念としての天皇」」の矛盾
  ●ダブルスタンダード憲法の矛盾
  ●戦後日本への異議申し立て
  ●<美しい天皇>幻想

三島由紀夫単行本未収録コレクション【エッセイ】

 虚栄について(『暮らしの手帖』50年10月号)
 私の顔(『サンケイカメラ』54年10月号)
 文学に於ける春のめざめ(『女性改造』51年4月号)
 大阪の連込宿~『愛の渇き』の調査旅行の一夜~(『文藝春秋』50年6月増刊号)
 わが「自主防衛」~体験からの出発~(『毎日新聞』68年8月22日)
 巻頭言(『婦人公論』60年1月号~12月号)
   1960年代はいかなる時代か
   青春の敵
   外来外国人について
   早婚是非
   ベビイ・ギャング時代
   一億総通訳
   後家と英雄
   バレエ日本
   暗殺について
   女性の政治的能力
   創刊45周年を祝う
   1960年の若者
 「変革の思想」とは~道理の実現~(『読売新聞』70年1月19日、21日、22日)

三島由紀夫単行本未収録コレクション【インタヴュー】

 三島由紀夫氏との50問50答(『婦人公論』67年9月号)
   A 服装について10問
   B 肉体について10問
   C 日常行動について10問
   D 女性について10問
   E なんでも10問

三島由紀夫単行本未収録コレクション【最後の言葉】

檄 ほか(『週刊現代増刊』三島由紀夫緊急特集号)
   檄
   命令書
   演説
   辞世

三島由紀夫単行本未収録コレクション【エッセイ】

 <美容整形>この神を怖れぬもの(『サンデー毎日』65年3月21日号)

【『春の雪』】

 『春の雪』とノスタルジア 四方田犬彦(比較文学)

【『豊饒の海』】

 『春の雪』『奔馬』に見る大正天皇と昭和天皇 原 武史(政治思想史)

インタヴュー

 『春の雪』、三島の純粋と永遠を映画に 行定 勲(映画監督)
   ●常識からはずれた人々の純粋性
   ●運命的な純愛映画
   ●「何なんだ、これ?」

【評論】

 <告白>の誘惑~仮面のイロニー~ 伊藤氏貢(文芸評論)
   0 <告白>ってなに?
   1 <仮面>の告白
   2 告白というテクノロジー
   3 作品化というテクノロジー

【資料】

 三島由紀夫を知る18のキーワード 佐藤秀明(日本文学)
   1 祖母
   2 詩
   3 学習院
   4 日本浪漫派
   5 伊東静雄
   6 イロニイ
   7 セクシュアリティ
   8 ボディビル
   9 アポロとディオニュソス
  10 鉢の木会
  11 土着性
  12 2・26事件
  13 古今集と新古今集
  14 文化概念としての天皇
  15 神風連
  16 阿頼耶識(あらやしき)
  17 自衛隊
  18 楯の会

【対談】

 女はよろめかず 
 (宇野千代 × 三島由紀夫)(『中央公論』57年9月号)
   「おはん」のおもしろさ
   私の文学観
   女の苦労と文学

【評論】

 『金閣寺』の独創 松本 徹(文芸評論)

【対談】

 歌舞伎の伝統美を語る
 (中村歌右衛門 × 三島由紀夫)(『幕間』58年5月号)
   おかるの扮装で初対面
   はじめは宗十郎のファン
   大時代的な本読み
   十八番物の新演出
   鏡花作品は楽しみ
   武智鉄二の仕事
   愛着は「大内実記」に
   顔のないアメリカ人
   女と女方
   飽くまでファンの立場

 稲垣足穂の世界
 (澁澤龍彦 × 三島由紀夫)
 (中央公論社、70年6月/澁澤龍彦『三島由紀夫おぼえがき』中公文庫、86)
   迷わずにいたい人
   哲学小説への誘い
   あやしき天狗的世界
   思い出の西洋文明
   あどけない文体
   Aによる一元論  

【評論】
 
 ゲームの達人~三島由紀夫と中上健次~ 福嶋亮大(文芸評論)

【対談】

 三島由紀夫 世紀末のデカダンスの文学
 (澁澤龍彦 × 出口裕弘)(『ユリイカ』86年5月号)
   三島由紀夫の読書体験
   すべて終わっている世界
   三島由紀夫のメタファー
   冷感症の作家からロマン派への変貌
   三島由紀夫と外国文学
   世紀末デカダン文学と文人趣味
   敗戦と自死
   三島由紀夫と日本の文学

【資料】

 三島由紀夫 ベスト短編12ガイド 神 栄二(作家)
   「魔群の通過」(新潮文庫『ラディゲの死』所収)
   「離宮の松」(新潮文庫『真夏の死』所収)
   「眞夏の死」(新潮文庫『真夏の死』所収)
   「雛の宿」(新潮文庫『女神』所収)
   「志賀寺上人の戀』(新潮文庫『岬にての物語』所収)
   「牡丹」(新潮文庫『花ざかりの森・憂国』所収)
   「橋づくし」(新潮文庫『花ざかりの森・憂国』所収)
   「月澹荘奇譚」(新潮文庫『岬にての物語』所収)
   「三熊野詣」(新潮文庫『殉教』所収)
   「孔雀」(新潮文庫『殉教』所収)
   「荒野より」(中公文庫『荒野より』所収)
   「蘭陵王」(新潮文庫『鍵のかかる部屋』所収)

 三島由紀夫 思想・生き方エッセイ案内 山内由紀人(文芸評論)
   『不道徳教育講座』(角川文庫)
   『葉隠入門』(新潮文庫)
   『文化防衛論』(新潮文庫『裸体と衣裳』所収)
   『行動学入門』(文春文庫)

【対談】

 エロスは抵抗の拠点になり得るか
 (寺山修司 × 三島由紀夫)(『潮』70年7月号)
   「訓練」が認識と行動のパイプ
   文学的言語と政治的言語
   反体制感情はエロティック
   汝は功業、我は忠義
   歴史の過ちは悟性か理性か
   ボディビルの原理
   カソリックの財産は“罪”
   “べし”が抵抗の拠点
   「能」の速度は居合抜き
   「柔軟性」は妥協か
   女性が時間を支配する

【増補・特別対談】

 映画「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」
 (若松孝二・映画監督)(森 達也・ドキュメンタリー作家)
   ●右もなく左もなく
   ●思想ではなく
   ●連赤・楯の会・オウム
   ●70年代前半まで

【増補・インタヴュー】 

 象徴化を拒む魔力 横尾忠則(画家)(『ユリイカ』85年5月号)



本書を読むには、その前に、三島由紀夫の代表的な作品のいくつかを読んでおかねば、話がよくわからないだろう。
が・・・
だいたい、この本を読む人は、三島由紀夫の文学ファンだろうから、その心配はないか?(笑)
そうでなければ、単なる右翼の“マニア”か・・・(笑)
作家ではなく“行動者”としての三島由紀夫ファンは、やっぱり作品のいくつかは読んでおかねば、わからないだろう。

私としては、「文学評論」というのが、どうも苦手である。
言い回しが理屈っぽく、難解な言語を駆使して、「こねくり回す」という、こういう「評論」というのは好きではない。(笑)
もっと万人がわかるように書けないものなのかね~?
頭がいい人なら、難しいことを「わかりやすく書く」ということが出来ると思うのだが・・・
ところが、どうも、わかりやすいことを、わざと難しく書いているようにしか思えない。(笑)
というわけで・・・
正直言って、読んでいて退屈で仕方がなかった本である。

その評論やら、理屈っぽいインタビュー記事や対談を除けば、まあまあ読めるかな?(笑)
(これらを除くと、ほとんど読むところがなくなるが・・・)(大笑)
三島由紀夫のエッセイは、初めて読んだので面白かったし・・・
自決した時の「檄文」は、原文を全部を読んだことがなかったので、これは良かった。

で・・・結論は・・・
“初心者”向けではなく、“入門書”にもならない・・・
本書は、よほどのマニアックな人以外には退屈な本である。



今年の読書:84冊目



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読書 | 03:31:01 | Comments(0)