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■プロフィール

野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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沖縄 悲遇の作戦
沖縄 悲遇の作戦―異端の参謀八原博通 (光人社NF文庫)沖縄 悲遇の作戦―異端の参謀八原博通 (光人社NF文庫)
(2003/12)
稲垣 武

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第1章 青雲の志
 古着の新入生
 母のない家
 大正デモクラシー
 CとD
 語学の問題
 原隊を失う
 旅順へ

第2章 参謀将校の道
 陸大最年少の学生
 塞翁が馬
 アメリカ留学
 2・26事件
 陸大兵学教官
 異端の兵学

第3章 タイ・マレー潜入
 雑貨商に化けて
 タイ抱き込み工作
 日米戦争への道
 田村武官の苦悩
 はやる南方軍
 晩餐会の奇計
 姿見せぬピブン首相
 バンプー街道
 平和進駐成る

第4章 左遷
 悶々の情
 対ソ戦一色の陸大教育
 すね者
 アメリカの戦争機械
 水陸両用作戦

第5章 沖縄へ
 三等軍参謀
 俊寛
 航空要塞
 兵力集中を説く
 戦備整う
 決戦計画

第6章 育つ悲劇の種
 飛行場か陣地か
 硫黄島の戦訓
 ふりかかる火の粉
 那覇大空襲
 台湾沖航空戦
 虎の子兵団抽出

第7章 決戦から持久へ
 ボタンのかけちがい
 新作戦計画
 自戒
 サソリの二つのハサミ
 嵐の前の静けさ
 島民疎開

第8章 戦雲迫る
 増派中止
 「必勝の途」パンフレット
 サンゴ礁をペトンに
 砲兵の集中運用
 陸海軍作戦の分裂
 つのる空軍の不満
 張り付け特攻ならず
 最後の手紙

第9章 米軍上陸
 エープリル・フール
 八原孤立
 激論
 攻勢中止
 米空母部隊の防禦力を低く評価
 夜襲失敗
 もぐら暮し

第10章 鉄と血の闘い
 耕す戦法
 洞窟陣地と馬乗り戦法
 軍主力北上
 参謀長の涙
 粘着力
 最後の攻勢失敗
 神参謀、本土へ

第11章 敗亡
 戦線崩れる
 初めての根回し
 後退作戦の是非
 悪天候と敵の油断
 断末魔
 生死の関頭に迷う
 戦陣訓の呪縛
 沖縄戦の決算

第12章 脱出
 難民に化けて
 嘲笑う幻影
 危機一髪
 身分露見
 敗戦を知る

第13章 苦渋の戦後
 死の誘惑
 傷心
 父帰る
 貧窮問答
 衰えぬ情勢観察力



まともなことを言い、まともな作戦を立てても当時は“異端”とされ評価されなかった軍人の物語である。
戦後も生きながらえたが、捕虜となって生きながらえたことで更に評価を落としてしまった不幸な人である。
今の世になって過去を振り返り、あの人は間違っていた、あの人は正しかった・・・というような話ではない。
当時の状況からしても、彼の分析、判断は的を得ていたのである。
大多数の他の人が“おかしい”としか言いようがない。
となると・・・“日本人”という生き物の思考回路に問題があるのかも・・・
それは軍国主義云々という逃げ口実では解決しないと思う。
今も、昔も、同じような気がしてならない。
この人のことを通して、あらためて“日本人”というのを考えさせられた。
単なる軍人の伝記、沖縄戦の戦記という範疇を越えている本だと思う。


今年の読書:75冊目



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読書 | 11:41:50 | Comments(0)