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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
59歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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海軍の昭和史
海軍の昭和史―提督と新聞記者 (光人社NF文庫)海軍の昭和史―提督と新聞記者 (光人社NF文庫)
(1999/02)
杉本 健

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第1章 月明の海軍省

第2章 ワシントンからロンドンへ

第3章 5・15事件と2・26事件

第4章 海相・米内光政

第5章 山本五十六の遺書

第6章 米内内閣誕生

第7章 「危機」の中の三国同盟

第8章 開戦派の擡頭

第9章 嶋田繁太郎と豊田副武

第10章 真珠湾前後

第11章 朝日新聞とゾルゲ事件

第12章 黒潮会の夕映え

第13章 孤影・井上成美と石川信吾



今年の読書:65冊目



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読書 | 23:30:46 | Comments(0)
〈玉砕〉の軍隊、〈生還〉の軍隊
“玉砕”の軍隊、“生還”の軍隊―日米兵士が見た太平洋戦争 (講談社選書メチエ)“玉砕”の軍隊、“生還”の軍隊―日米兵士が見た太平洋戦争 (講談社選書メチエ)
(2001/01)
河野 仁

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序章 戦争と死
   「戦争の世紀」
   戦争の産業化
   総力戦と徴兵制
   「人間としての兵士」
   戦闘の社会学と「戦闘意欲」の問題
   第1次集団説(プライマリー・グループ・セオリー)
   「アメリカの兵士」
   分析的二元主義
   戦闘の歴史社会学

第1章 軍隊と社会
1 「動員社会ニッポン」の成立
   対外的脅威と軍事的合理性の追求
   近代的動員システムへの転換過程
   海防論と「国家防衛」
   幕末諸隊と身分制の崩壊
   洋式兵制と動員社会化の進展
   四民平等と「国民皆兵」
   動員社会化の進展
   動員システムと青年教育の統合
   青年訓練所から青年学校へ
   青年学校の誕生
2 志願社会アメリカ
   「志願社会」成立の歴史的経路
   「自由」か「平等」か
   民兵制の伝統
   南北戦争時の徴兵制
   第一次世界大戦と選抜徴兵制
   市民主導の「軍事教練運動」
   国防法の制定と予備兵力動員体制の整備
   志願社会と選抜徴兵制
   第二次世界大戦と平時徴兵制

第2章 市民から兵士へ
1 日本兵の誕生ー入営までの社会経過
   徴兵検査以前の「社会化」過程
   学校教育と動員の制度化
   入隊前の職歴と徴兵期間の生活保障
   徴兵検査
   籤外志願
   志願兵
   村民総出の入営祝い
   「入営」の社会過程
   陰膳をして待つ母
   入営・出征儀礼と象徴的相互作用
2 日本兵の兵営生活と訓練
   兵営生活の構造
   内務班生活ー兵営生活のインフォーマルな構造
   規律と制裁
   私的制裁の機能
   員数主義と「規範の逆転」
   一期の検閲
   幹部候補生
   甲種幹部候補生(甲幹)
   乙種幹部候補生(乙幹)
   下士官候補生
   「一選抜の上等兵」と満期除隊
   「兵長」新設
3 アメリカ兵の誕生ー入営までの社会過程
   「1ドル」欲しさに州兵志願
   州兵への志願と大恐慌
   州兵志願と「移民社会」の背景
   ROTCへの志願
   海兵隊への志願
   徴兵
   戦時の徴兵と結婚ラッシュ
4 アメリカ兵の兵営生活と訓練
   州兵部隊の兵営生活
   164連隊将兵の兵営生活と訓練
   132連隊将兵の兵営生活と訓練
   ルイジアナ大演習
   海兵隊員の兵営生活と訓練
   規律
   兵営生活のインフォーマルな構造
   米軍の兵営家族主義
   戦場へ

第3章 戦場の日本軍兵士たち
1 戦闘動員
   戦闘動員の過程
   中国戦線への戦闘動員
   砲火の洗礼
   ある「一等兵」の戦闘
   輸送船の撃沈
   第38師団の戦闘動員
   一木支隊の戦闘動員
2 戦闘組織と戦術
   戦闘組織
   戦闘組織の変化
   戦術
3 戦闘意欲
   戦闘意欲を構成するさまざまな要因
   「天皇制イデオロギー」と戦闘意欲
   家族愛・郷土愛と名誉
   「殺すか殺されるか」ー自己保存の欲求
   復讐心と人種偏見
   連帯感
   戦闘意欲の重層性と二元モデル
   恐怖心への対処
   心理的防衛機制と戦場への適応
   恐怖心への積極的な対処法
   「バンザイ突撃」の実相
   熊大隊の「バンザイ突撃」
   「玉砕思想」の潜在的機能
4 指揮と統率
   「第一次集団の絆」形成とリーダーシップ
   「印象操作」の重要性
   統率の失敗と「第一次集団の絆」
   権威の葛藤
   直接的反抗戦略
   間接的反抗戦略
   服従戦略
   玉砕行動とリーダーシップ
5 「玉砕」の思想
   捕虜観
   POW
   「生きるため」の戦い
   玉砕「神話」の崩壊

第4章 戦場の米軍兵士たち
1 戦闘動員
   164連隊の戦闘動員
   132連隊の戦闘動員
   海兵隊の戦闘動員
   砲火の洗礼
   親友の戦死
   上陸初日の「長い一日」
2 戦闘
   最初の戦闘
   戦場への適応
   実践的訓練
   戦場への心理的適応と「バック・フィーバー」
   道徳的葛藤
   発砲率「25%」
   戦場での将校任命
   防御陣地戦術
   偵察
   食事
   夜間行動禁止
   暗号と合言葉
   「コフィン・コーナー」の戦闘と「バンザイ突撃」
   舌戦
3 戦闘意欲
   米軍兵士の戦闘意欲
   『アメリカの兵士』研究の知見
   復讐心
   連帯感
   任務の達成
   愛する家族や恋人への思い
   イデオロギー
4 指揮と統率
   統率の原則
   統率の失敗
   権威の葛藤
   その他の戦略と「委譲」戦略
   恐怖心への対処
   恐怖心への受動的対処と能動的対処
5 生還の思想
   捕虜観
   死生観

第5章 玉砕の軍隊と生還の軍隊
1 玉砕と生還の思想と行動
   玉砕の思想と行動
   玉砕規範の確立
   「投降」ー玉砕規範からの逸脱
   「人命軽視」の思想
   平等な軍隊と自由な軍隊
2 帰還兵の共通点
   「命の大切さ」の認識
   PTSD(心的外傷後ストレス症候群)
   回顧録と心的外傷の「癒し」
   戦友会の「セラピー」機能
   文化衝突と文化融合



読み始めたところ、まるで卒業論文みたいだなぁ~と思ったのだが、それもそのはず・・・
筆者が米国留学中に書いた博士論文が基礎となっているのである。
その論文を一般向けにわかりやすく書き直したそうだが・・・・
やっぱり博士論文の匂いはかなり残っていた。〈笑)
だから、最初のうちは、ちょっと読みづらいかもしれない。
しかし、ここを抜けると(慣れると?)・・・後半は結構読みやすくなる。
従軍経験者の貴重なインタビュー調査などから考証された、かなり的確な分析をしておられる。
政治的または思想的な偏った匂いは全くない。
日本軍と米軍を対比して、「軍隊」について書かれているのだが、両国の兵士の証言も興味深いところ。
そこから意外な面も出てきて、知っていたつもりの私も、なるほどねぇ~と感心したり驚いたりという部分もあって読み応えがあった。


今年の読書:64冊目



読書 | 15:53:26 | Comments(0)