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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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日本大使館へ行く
今日は日本大使館訪問である。
事前の話では、パスポート以外の身分を証明できるものを持参してくるようにとのお達しがあったとか・・・
そんな馬鹿な・・・である。
パスポートで身分は十分証明できるではないか?
だいたい、パスポートは外務省が発行している証明書なんだから・・・(笑)
顔写真付きの身分が証明できるもの・・・と言われたら運転免許証ぐらいしかないが、フィリピンに運転免許証なんて持ってくるわけがない。
更には、「先住民」も同様に身分を証明できるものを持参の事とのこと。
山奥に住んでいる「先住民」全員がパスポートや運転免許証を持っているとは思えない。
これは「大使館の嫌がらせか?」と騒然とした。
我々とは面談したくないということなのか?

DSCF2471_convert_20110525103355.jpg(マニラの日本大使館前)

午前10時、マニラの日本大使館に到着。
ゲートで身分の確認と手荷物のチェック。
問題の身分証明に関しては、女性書記官が丁寧に対応して下さり、思ったようなトラブルは起らなかった。
拙者は身分の証明代わりに名刺の提出で済んだし、「先住民」たちは入館の書類に名前を記入するだけで済んだようだ。

DSCF2478_convert_20110525104949.jpg

参加者は日本側は、我々の他に後から加わった元海軍軍医(確か92歳だったと思う)と介添えの方。
先住民は、東ミンドロ州のハヌノオマンギャン族とイフガオ州のイゴロット族の9名。
報道機関は、NHKと日本の週刊誌、現地日本語新聞の記者たち。
面談に応じて下さったのは、公使兼総領事と二等書記官である。
リーダーの“カメイさん”から陳情を行い、続いて戦友(生還者)から各自話をする。
通訳をして下さった現地在住の日本人の方も意見や要望を述べたが・・・
どうも少々感情的になっている感じ。
端で聞いていると、みなさん、“詰問“しているような感じに聞こえてしまう。
「先住民」からも、先祖の骨が無くなるということが、民族としてどういう意味を持つのか等の説明があり、この盗難と日本兵の遺骨収集に相関関係があるという話が出る。
で・・・最後に・・・振られた・・・(笑)
“カワムラさん”から「あなたからも何か話をして」と突然の御指名。(笑)
拙者は戦友会の事務局長としてというよりは、生還者の孫として、お話しをさせていただく。
遺骨収集は厚生労働省の所管だろうが、その遺骨をフィリピンから持ち出す、また日本に持ち込むということに関しては外務省の所管のはずである。
そういう意味からは、外務省(大使館)は無関係とは言えない。
現在、日本兵の遺骨と称してフィリピン人の骨が持ち出されている疑いがあるので、これは国際問題に発展しかねないと思っていただき、そういう観点からもこの遺骨収集事業に対しては関心をもって対応して頂きたい・・・
という趣旨の要望を伝えた。

会談後、他の職員の方から「お茶を用意してますので召しあがってください」との申し出があった。
お気遣いに感謝である。
「先住民」たちにも声をかけ、「これ、日本のお茶だ。飲んでみろ」と勧める。(笑)

公使が2時間近くもこの会談のために時間を割いて下さったというのは異例のことらしい。
感謝、感謝である。
戦争でフィリピン人に迷惑をかけたあげく、更に戦後65年も経って、今度は盗骨で迷惑をかけたのでは日本人として恥かしいことである。
現在の遺骨収集のやり方が是正されるまでは、遺骨収集は中断すべきであろう。
大使館の方にも理解して頂けたらありがたい。
この面談を傍聴していた他の大使館員の方と少し雑談などをしたが、好印象を受けた。
相手からも好印象を得られていたら嬉しいが・・・・どうだろう・・・

大使館を辞して、昼食は日本食のレストランへ・・・・
そう、そう、以前、“フジイさん”と2人旅をした時にも、ここで食事をしたことを思い出した。

日本人というのはどうしても一ヶ所に固まる習性があるのだろうか?(笑)
テーブルに着いても、日本人と「先住民」と真っ二つに分かれてしまう。
これでは意味がないのではないか?
ということで・・・拙者は「先住民」と並んで座ることにした。(笑)
「こっちに来たら?」と“ホンマおばちゃん”から言われたが・・・・
上座に日本人、下座に「先住民」では・・・ねぇ・・・
まぁ、フィリピンには上座も下座もないだろうけど・・・拙者としてはなんとも違和感を覚えるのである。
だから・・・みんなのところには行かない!(大笑)

DSCF2499_convert_20110525122853.jpg

我々日本人は、ウドンと寿司の定食。
「先住民」は、これは無理だろうということで、焼肉定食か海老フライ定食とした。
みなさん、日本食を初めて食べるという人が多いので大騒ぎ。(笑)
箸がうまく使えず、スプーンに替える人もいれば、無理してなんとか箸を使って食べようと悪戦苦闘する人もいる。
が・・・「日本食を初めて食べたが、これは美味しい」とみんな大喜び。
よかった。

DSCF2498_convert_20110525130309.jpg


拙者は彼らとおしゃべりしながら食事する。
「ここまで何時間かかった?」
「10時間くらいかな?」
「10時間!そんなに遠いのか?どうやって来たんだ?」
「船に乗って、バスに乗って、歩いて・・・」
「はぁ?・・・」
「今度は是非うちの村に来てよ」
「いや、断る・・・10時間もかかるんじゃ断る。俺は嫌だ!遠すぎる!」と言ったら大爆笑。

東ミンドロ州から参加した「先住民」のリーダーからは嬉しい言葉をいただいた。
我々と行動を共に出来て、まず会えないであろう日本大使館の総領事にも会えたのが嬉しかったという。
そして、自分たちのはなしを聞いてもらえて嬉しかったと言う。
で・・・「こういうふうに一緒になにかをするということが本当の友好だよね」と言うのである。
拙者も同感である。

「だから、うちの村に遊びに来てよ」と言う・・・・
だ・か・ら・・・・「嫌だ!遠い!」・・・・またまた大笑い。

イフガオ族のリーダーからも「是非、うちの村にも遊びに来てくれ。歓迎するから」と言われたが・・・
イフガオは拙者がよく訪れる山岳地帯の更に北の山奥にある。
おおよその場所は知っているが・・・
10時間どころじゃない・・・勘弁してくれぇ~(笑)

食後・・・解散!
彼ら「先住民」とは、ここでお別れである。
彼らにとって今回のマニラでの体験がいい思い出になってくれるとありがたい。

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旅行 | 10:12:02 | Comments(0)