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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
59歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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日露戦争の秘密
日露戦争の秘密―ロシア側史料で明るみに出た諜報戦の内幕日露戦争の秘密―ロシア側史料で明るみに出た諜報戦の内幕
(1994/10)
デー・ベー・パヴロフエス・アー・ペトロフ

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第1部 日本側の軍資金とロシア革命
第1章 明石元二郎、反政府派との最初の接触
第2章 ロシア諸派行動調整の試み(パリおよびジュネーヴでの合同会議)
第3章 ジョン・グラフトン号と武装決起の準備
第4章 シリウス号とカフカースへの武器搬入
附録 マナセヴィッチ=マヌイロフの警視総監宛て報告

第2部 日露戦争時におけるロシア側の諜報活動および防諜活動(資料)
第1章 日露戦争時における諜報活動と防諜活動の任務
第2章 二重スパイ(ホセ・ギディス事件)
第3章 日本側諜報員の日記

本書はロシア人が書いた日露戦争時の諜報戦に関する本である。
ロシア側の史料を駆使しており、よく書かれているが・・・・
なにせ外国人の書いた本の翻訳本というのは私には読みづらい。
言い回しが難しいというか、廻りくどいというか・・・・
それに登場人物の名前も聞きなれていないため頭に入らない。
読んでいるうち、誰が誰だったのやら・・・
驚いたのは、反政府活動家などの肖像写真が何人も掲載されていること。
よくもこういう肖像写真が残っていたものだと驚いた。
当時の日本人の場合はどうだろう?
日露戦争で活躍した諜報員や軍人などの肖像写真などは残っていないんじゃあるまいか?
というより、写真自体を撮っていないかも。
ロシア側に処刑される日本のスパイの写真なども掲載されている。
ショックである。
もうひとつの驚きは、日本の諜報活動のレベルの高さである。
ロシアより数段上を行っていたらしい。
ロシア側の史料でも、自国の諜報活動、対諜報活動がお粗末なことを何度も訴え改善を求めている記録がある。
これらを読んでいると、本当に日本の諜報活動は凄かったのだろうかと信じられない気がしないでもない。
“誉め殺し”ではないか?・・・・とさえ思えてきてしまう。
これほどの高いレベルの諜報活動をしていた日本が、いつの間にレベルの低い国になってしまったのだろうかという疑問が湧いてくる。
日露戦争当時の諜報活動、秘密工作はレベルが高かったのに、日中戦争、太平洋戦争、そして現在と、時代を経て行くに従ってどんどん後退しているような気がするのだ。
第2部の史料集は、公文書や電報等の写しばかりで読み物としては全く面白みのないものであるが、研究者にとっては貴重な史料だろう。
基本的には本書は史料集であり、捕捉として日露戦争の諜報戦の事の経緯を載せているという本である。



今年の読書:38冊目



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読書 | 12:00:30 | Comments(0)