FC2ブログ
 
■プロフィール

野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
59歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

■最近の記事
■月別アーカイブ

■カテゴリー
■FC2ブログランキング
■ブロとも申請フォーム
■最近のコメント
■小さな天気予報


-天気予報コム- -FC2-

■ブログ内検索

■リンク
■RSSフィード
■FC2カウンター

国家の罠
国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)
(2007/10)
佐藤 優

商品詳細を見る


筆者は外務省の情報のプロとして活躍していた人物。
私と同い年である。
で・・・ロシアを相手に情報戦を戦ってきた人物。
私も大学時代はロシア語を学んだが・・・これが・・・さっぱり・・・(笑)
かなり頭がいい人なんだろうなぁ~
あの難しいロシア語が理解できるんだから・・・・うらやましい限りである。
同じ人間なのに・・・・頭の出来不出来はどこで決まるんだろうか?(笑)

今から7年前、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕され有罪判決を受ける。
本書では逮捕後の検察との応酬が描かれている。
これがまた面白い。
「塀の中の世界」のことも詳しく書かれているので、これから刑務所に入ることになるような人には参考になるかも。(笑)

筆者が逮捕されたのは「国策捜査」によるものである。
「国策捜査」とは一体何か・・・・・
本書を読むとよくわかる。
本書の題名の『国家の罠』こそが、それを如実に表している。

それにしても、やっぱり外務省という役所はどうしようもない役所のようである。
インテリジェンスの最前線をわかっているのだろうか?
外務省という組織や「国策捜査」を受けた他の個人たちは著者を見捨てて自己保身に走ったのである。
優秀な情報マンを見捨てた罪は重いだろう。

国会議員の鈴木宗男氏・・・・
マスコミにかかるととにかく悪役的な描き方をされ報道されているような気がするが・・・
本書を読むとマスコミが作り上げたイメージの人物ではないというのがわかる。
これは他からも情報を得ており、本書でも同じだったので、やっぱりそうだったのかと納得。
この人も大いに日本に貢献した人である。
それが、どうしてこうなっちゃうんだろうねぇ~
・・・・というところが「国家の罠」ということになるんだろう。

それに比べて、自己保身のため嘘をつき、誤魔化し、逃げ回り・・・・という人たちは一体なんだろうか?
プライドもなにもない。
彼らのプライドは自分の肩書のプライドであり、一人の人間としてのプライドではないようである。
情けないこと甚だしい。

序章 「わが家」にて
拘置所グルメ案内
「日朝首脳会談」の報
役に立った「宗教」と「神学」
「ゴルバチョフ生存情報」
イリイン氏の寂しい死
法廷という「劇場」

第1章 逮捕前夜
打診
検察の描く「疑惑」の構図
「盟友関係」
張り込み記者との酒盛り
逮捕の日

第2章 田中眞紀子と鈴木宗男の闘い
「小泉内閣生みの母」
日露関係の経緯
外務省、冷戦後の潮流
「スクール」と「マフィア」
「ロシアスクール」内紛の構図
国益にいちばん害を与える外交官とは
戦闘開始
田中眞紀子はヒトラー、鈴木宗男はスターリン
外務省の組織崩壊
休戦協定の手土産
外務官僚の面従腹背
「9・11事件」で再始動
眞紀子外相の致命的な失言
警告
森・プーチン会談の舞台裏で
NGO出席問題の真相
モスクワの涙
外交官生命の終わり

第3章 作られた疑惑
「背任」と「偽計業務妨害」
ゴロデツキ―教授との出会い
チェルノムィルジン首相更迭情報
プリマコフ首相の内在的ロジックとは
ゴロデツキー教授夫妻の訪日
チェチェン情勢
「エリツィン引退」騒動で明けた2000年
小渕総理からの質問
クレムリン、総理特使の涙
テルアビブ国際会議
ディーゼル事業の特殊性とは
困窮を極めていた北方四島の生活
篠田ロシア課長の奮闘
サハリン州高官が漏らした本音
複雑な連立方程式
国後島へ
第三の男、サスコベッツ第一副首相
エリツィン「サウナ政治」の実態
情報専門家としての飯野氏の実力
川奈会議で動き始めた日露関係
「地理重視型」と「政商型」
飯野氏への情報提供の実態
国後島情勢の不穏な動き

第4章 「国策捜査」開始
収監
シベリア・ネコの顔
前哨戦
週末の攻防
クォーター化の原則
「奇妙な取り調べ」の始まり
二つのシナリオ
真剣勝負
守られなかった情報源
条約課とのいざこざ
「迎合」という落とし所
チームリーダーとして
「起訴」と自ら申し出た「勾留延長」
東郷氏の供述
袴田氏の二元外交批判
鈴木宗男氏の逮捕
奇妙な共同作業
外務省に突きつけた「面会拒否宣言」

第5章 「時代のけじめ」としての「国策捜査」
鈴木宗男と杉原千畝
下げられたハードル
ケインズ型からハイエク型へ
「国際協調的愛国主義」から「排外主義的ナショナリズム」へ
「あがり」は全て地獄の双六
ハンスト決行
「前島供述」との食い違い
再逮捕への筋書き
再逮捕の日
取調室の不思議な会話
三つの穴
再々逮捕を狙う検察との持久戦
やけ酒
不可解だった突然の終幕
それから

第6章 獄中から保釈、そして裁判闘争へ
拘置所の「ゆく年くる年」
歴史に対する責任
確定死刑囚
31房の隣人
保釈拒否の理由
友遠方より来たる
保釈と別れ
「国家機密」という壁
東郷氏の「心変わり」
論告求刑
被告人最終陳述
判決



今年の読書:55冊目



スポンサーサイト



読書 | 22:59:13 | Comments(0)