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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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母上様 龍兵団・ビルマからの手紙
母上様―龍兵団・ビルマからの手紙母上様―龍兵団・ビルマからの手紙
(2008/01)
西 廣久

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86歳で亡くなった父親の遺品を整理していて、父親が自分の母親に戦地から出した葉書を見つけた著者が父親のことについて書いた本。
内容的には、戦地から送られた葉書の写真と読み下した文章が続く・・・・
私がご遺族から調査依頼を受けた時、遺族から資料として戦地からの葉書のコピーを送ってもらったことが何度かあるので、こういう資料は私には目新しくはない。
個人の手紙だし・・・個人的な話を読んでも面白くはない。
この本、そういう見方からすれば、自費出版、私家版であるべきで、他人に販売する本という感じではないと思うのだが・・・
なぜか、一般的に販売を目的とした本なのである。
わからないんだよねぇ~
本書の大部分は葉書の写真と葉書の内容が延々と続くだけの本なのである。
どうしてこの本が一般の人に売れると出版社は思ったのだろうか?
よく一般向けに出版したよなぁ~と、ある意味呆れた。(笑)
どちらかというと、そっちのほうに興味を持ってしまった。(笑)

巻末に付録として「騰越守備隊玉砕戦記」がついているからなのだろうか?
騰越守備隊とは歩兵148連隊を主力とする部隊で、敵の包囲攻撃のため全滅した。
この直前、守備隊は援軍、救援を求めず、「救援をしようとして無理をしないでほしい」と申し入れている。
本来なら「援軍を送れ!」と矢のような催促をしてもいいはずなのに・・・・
とにかく自分たち守備隊を助けるため無理をして作戦全体に迷惑をかけたくなかったようなのだ。
これは美談として残っており、敵からもその勇敢な戦いぶりは賞賛されているという。
部隊は結局玉砕したわけだが・・・
戦略的に言って、どうもこの騰越という場所を無理して守る必要はなかったように思われる。
仮にこの地が敵の手に落ちても、たいしたことがないような気がするのだ。
そういう意味では、玉砕した守備隊は哀れである。
まじめな奴がバカを見てしまったような気がしてならない。
出来損ないの親の身を案じながら自分の寿命を縮めて早死にした子供のような哀れさを感じる。

この著者の父親はこの部隊に所属していたが、捕虜にもならず掠り傷一つ負わず生還したらしい。
戦後は戦友会には顔を出さなかったということらしいから、何かしら思うところがあったのだろう。
自分の子供(著者)にも戦時中の体験は殆ど伝えなかったようである。
著者の父親の体験談は断片的な話が僅かだけ書かれているだけである。
父親の戦後、晩年の話も書かれている。
う~ん・・・この本はやっぱり個人的な本だよなぁ~
一般向けじゃないような気がするんだよなぁ~
わずかに付記された戦史の部分だけかな?
参考になるのは・・・・・

もし、生還された父親自身が自分の体験談と合わせて当時の葉書などを公開した本ならば、貴重な体験記として一般向けの図書となるだろうが・・・・
う~ん・・・やっぱりよくわからない。
何を目的としたのか、個人的な手紙を公開して赤の他人である読者に何を伝えたいのか・・・・よくわからない本だった。

戦地ビルマからの30通の手紙
父のあの世での戦友会
父自筆の戦歴書
佐賀県ビルマ戦没者名簿
龍第6736部隊一覧表
父の戦争体験
父の唐津市役所時代と晩年
父を支えた母の事
付~騰越守備隊玉砕戦記




今年の読書:36冊目



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読書 | 19:24:03 | Comments(0)