FC2ブログ
 
■プロフィール

野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

■最近の記事
■月別アーカイブ

■カテゴリー
■FC2ブログランキング
■ブロとも申請フォーム
■最近のコメント
■小さな天気予報


-天気予報コム- -FC2-

■ブログ内検索

■リンク
■RSSフィード
■FC2カウンター

天気の好い日は小説を書こう
天気の好い日は小説を書こう―ワセダ大学小説教室 (集英社文庫)天気の好い日は小説を書こう―ワセダ大学小説教室 (集英社文庫)
(2000/03)
三田 誠広

商品詳細を見る


面白い題名である・・・・「天気の好い日に小説を書こう」
なんで、天気の好い日なのだ?
天気の悪い日には書いちゃダメなのか?
だいたい天気が好ければ外にでも出て・・・・となるのが普通ではないか?
天気が悪い時は外に出ずに家の中で暇をもてあそぶから・・・・小説でも書くかぁ~となるのが普通ではあるまいか?
不思議なことを言う人だ・・・・と思って、興味が惹かれたので買ってみた。(笑)

で・・・この疑問にたいする答えが早速書かれていた。(笑)
天気が悪い時に小説を書くと・・・暗い小説になってしまうらしい。(笑)
小説を書くには心が弾むような気分の高揚が必要なのだそうだ。
だから・・・お天気の好い日に書かねばならぬのだそうだ。
なるほどね・・・そういうわけか・・・変に納得してしまった。(笑)
じゃぁ・・・太宰治なんていう小説家は雨の日にばかり小説を書いていたんだな・・・・
太宰は暗いから・・・そうに違いない。(笑)

「ワセダ大学小説教室」の「ワセダ」は・・・あの早稲田大学の事で、本書は本当に早稲田大学で講義した内容がそのまま書かれている。
一応、「ワセダ」とカタカナで書く事で、いかにも架空のような雰囲気にしたらしい。
面白い人だ・・・・

とにかく講義の内容がそのまま本になっている形だから、全て話し言葉で書かれている。
だから、読みやすい。
で・・・思わず笑ってしまうところが随所に現れる。(笑)
とにかく・・・「(笑)」という文字が多い。
まるで私のブログと同じで・・・・(笑)
当然、この「(笑)」は、講義をしているご本人様の「(笑)」である。

たとえば・・・・
だいたい本を読む人っていうのは暗い人ですからね(笑)。・・・・とか・・・
本を読む女性っていうのはね、私、ときどき差別用語を使いますが、ブスが多いですね(笑)。絶世の美女は、本なんか読まないでしょ。もっと楽しいことがいっぱいありますからね。・・・とか・・・

冗談が結構あって、小説を書こうと思っていない人でも、読み物として面白い。
で・・・押さえるところはちゃんと押さえていて・・・・なるほどねぇ~と勉強になる。
本書を読んでいて・・・・う~ん・・・この人の講義を直接生で聴いてみたいなと思った・・・・

第1回 小説はどこから来たか、そしてどこへ行くか
小説は儲かる!頑張って書こう!
はっきり言っておく。純文学は貧乏である
純文学の作家はただの貧乏人ではない
小説とは何かという大問題にズバリと答える
「桃太郎」は小説ではないということを実証する
近代小説のキーワードは「リアリティー」である

第2回 小説の書き方の基礎の基礎の基礎
立松和平の「自然」だけが自然ではない
『ET』は社会問題をとらえた「リアル」な映画だ
「驚いた」と書いたら小学生の作文だよ
ダリにもカフカにも松浦理英子にも「リアリティー」がある
「私小説」は「一人称小説」ではない
「私はバカだ」と告白する、とても恥ずかし小説
貧乏人がいないと「プロレタリア文学」は書けない
ロックとファックとドラッグの「風俗小説」
近代小説は6つのタイプに分類できる

第3回 「私小説」とは「ヘラブナ」のようなものである
志賀直哉の作品は20歳の人にはわかりません
外国人にはわからない「わび」「さび」の奥深さ
説明しないところが俳句の極意
赤ん坊を抱いて初めてわかる『和解』
『小僧の神様』は大人の作品である
文学の出発点は「私小説」である

第4回 「小学生の作文」にならないための諸注意
「私小説」と「社会小説」の対立と限界
戦争という特異な状況が文学を深めた
すぐれた作品は私的であると同時に社会的である
現代における文学の可能性
「主体」「欲望」「壁」―初心者にとってのキーワード
きみたちが書く文章は「日本語」ではない
オノマトペに出会うと「ガックリ」してしまう

第5回 小説を書くための具体的な諸注意
「物語の永遠性」について考えてみよう
本日のキーワードは「プレゼンス」
小説も4コマ漫画も「起承転結」が大事
ハムレットは朝、ウンコをしたか
話題がとぎれるとパンツが気になる
ロッキーの「孤独」を映像で表現する
地名を書くだけで見えてくるものがある

最終回 小説がスラスラ書ける黄金の秘訣
矛盾しているのが文学なのである
免許皆伝の秘訣を伝授しよう
謎の「じねんじょ」
『両手にミキサー』の重みと絶望感
「性格の悪い犬」の皮肉
「あじさい」にまつわる悪意
ロマンの合間に「カツ丼」
おかまの肛門と「新聞配達」
小道具としての「寝たきり老人」
「焼きたてパン」の秘密
小説を書くのに実は秘訣はない



今年の読書:31冊目



スポンサーサイト



読書 | 17:28:56 | Comments(0)