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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
60歳・・・還暦である。
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)
今さら、もう無理!(大笑)

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宿命
宿命―「よど号」亡命者たちの秘密工作 (新潮文庫)宿命―「よど号」亡命者たちの秘密工作 (新潮文庫)
(2000/07)
高沢 皓司

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「よど号」事件は、1970年(昭和45年)に起こったハイジャック事件。
あの時は・・・拙者は小学生。
祖母に「よど号」事件の説明をしたところ、「よく知ってるねぇ~偉いねぇ~」と褒められたことを憶えている。
この本を読んでみて、その事件の更に詳細がわかった。
ハイジャック後、犯人の日本赤軍の連中は北朝鮮へ行き・・・・そのまま国民の記憶から消えてしまったような気がする。
だれも「よど号」の犯人のその後の事は気にもしていまい。
犯人たちが向かった先が北朝鮮だからということもあるのかもしれないが・・・・

旅客機をハイジャックして北朝鮮へ・・・・
何の意味があるのかさっぱりわからない。
どうして北朝鮮を目的地に選んだのかさっぱりわからない。
犯人は「変人」の集まりか?
彼らにとっての北朝鮮は憧れの地だったのだろう。
そこで何らかの訓練を受けさせてもらい日本に帰国して日本に革命を起こす。
今の日本を良くしようという考えだったらしい。
が・・・しかし・・・・
そのまま囚われの身となり、否応なしに北朝鮮の「チュチェ思想」の手先にさせられる。
彼らはいかに思慮浅かったか・・・・ということになるが・・・
これは悲喜劇である。

犯人だけが悲惨な目にあうだけなら「ざまぁみろ!」で済むのだが・・・
問題は、これに「よど号の妻たち」と呼ばれる日本人女性が加わる。
この女性・・・騙されて北朝鮮に連れてこられた日本人女性達らしい。
いわゆる拉致ということになるのだろうが・・・・
更にこの「妻たち」が海外で日本人男女を騙して拉致するのだから、「妻たち」は被害者なのか加害者なのか・・・・
言葉巧みに誘って、結果的に北朝鮮に拉致したわけである。
日本海沿岸などで発生した強引な拉致とは違う。
拉致被害者も甘言に乗ったわけだから自業自得。
まぁ~「騙される奴も悪い」と言えばそうなるか?

「よど号」事件は1970年のあの時に終わった事件ではない。
それからも水面下で延々と続いていたわけである。
1995年(平成7年)、「よど号」事件主犯が北朝鮮で突然死亡した。
しかし、だからといって「よど号」事件は終わったわけではあるまい。
今も水面下でまだまだ動いているのかもしれない。

著者は赤軍派にいたことのある新左翼青年運動家だったらしい。
「よど号犯人」と離婚して日本国内にいる「よど号の妻」の一人と交際・同居していたとも言われている。
そういう人が書いた話だから・・・との批判の声がないわけではない。
「よど号」の犯人たちは勿論の事、その昔左翼系活動家だった“仲間”からも批判されているが・・・
一応、講談社ノンフィクション賞を受賞した本書。
読み物としては結構面白い。
事実か創作か・・・・それは北朝鮮という国が崩壊でもしてくれなければわからないだろうなぁ~

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読書 | 19:46:15 | Trackback(0) | Comments(0)