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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
58歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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『日本陸軍の傑作兵器駄作兵器』


はじめに

プロローグ
市民から愛された『お午(ひる)のドン』
明治4年から60年間、帝都に正午を知らせた牛砲とは何か
     今ものこる青銅の国産砲
     明治天皇の悲報もつたえる
     東京地方時間の中心は天守台
国産小銃の父・村田経芳抄伝
驚異的な射撃能力をみせた国産小銃の開発者
     村田式元込銃の開発まで
     射的術研究に没入する
     展覧射撃で見せた驚異のワザ
日本の突撃銃『試製自動短銃』
携帯性にすぐれた50連発の超軽量自動銃
     在外公館の護衛に適した銃
     米独のライバルと比較コンペ
     新銃開発に生かされた経験
未完の日本陸軍『自動小銃』
戦前、実用の域に達していた新兵器・自動小銃
     3社の自動小銃が出揃う
     開始された実用試験
     故障頻発の甲号
     惜しむらくは開発の中止
虎の子のSMG100式機関短銃
対ソ戦を想定して開発された傑作近接戦闘用サブマシンガン
     700メートルで全弾貫通
     成績良好だった第1型
     決定版となった第3型
民間試製の『オリジナル軽機関銃』
民間会社が独自に開発した超軽量機関銃の性能とは
     造兵報国の一端に・・・・・
     自動小銃なみの軽量化を実現
     折損事故でテスト中止
幻の『兵機式10連発小銃』
大正時代に作られた欧米の香りただよう新型小銃
     欧米の小銃がお手本?
     きびしい職工取締規則
     とどかなかった銃身鋼
眼鏡式弾倉だったドイツ製機関銃
ドイツから輸入された高性能の航空機搭載用機関銃
     すぐれた耐久性と命中精度
     故障の心配のない実用試験
     空中戦闘に適した眼鏡式弾倉
20ミリ機関砲事始め
日本初の航空機搭載用20ミリ機関砲・九四式旋回機関砲
     航空機用は八九式が最初
     エリコンL型20ミリの採用へ
     昭和天皇に供覧された新兵器

擲弾筒自慢話
日本が世界に誇った近接戦闘用パーソナル・ランチャー
     満州事変で威力を発揮
     有翼式重擲弾筒の開発
     小銃を上回った充足率
近接戦用『一〇〇式擲弾器』
手榴弾をより遠くに投げるにはどうしたらよいのか
     小銃実包を利用した発射器
     九九式手榴弾を投擲する
     総重量830グラムの構造は
携帯対空火器『打上阻塞弾』
敵機を弾幕で蹴散らす陸軍技術本部のアイディア兵器
     婦女子でもつかえます
     命中公算は50パーセント!?
     8センチの実用型誕生
一式機動47ミリ砲Q&A
部隊における兵器取り扱いの質疑応答の記録
     兵器への関心の向上こそ大事
国産第1号高射砲
ヒコーキが兵器として実用化される前の対空火砲
     37ミリ機関砲の開発はじまる
     “空中浮揚機”を撃墜せよ!
     機関銃破壊砲からの発展砲
水上決戦用『船載20センチ噴進砲』
大量生産された大発に大型ロケット砲を組み合わせた決戦兵器
     研究開発から1ヵ月で完成
     全周射撃が可能なロケット
     最大射程2500メートル
日本陸軍のスーパー海岸砲
八八艦隊の大口径砲を海岸に据え付けたビッグ・ガン
     陸軍から海軍への移管
     砲塔45口径30センチ加農
     砲塔45口径25センチ加農
     砲塔45口径20センチ加農
     砲塔50口径30センチ加農
     砲塔45口径40センチ加農
『ロングレンジ要塞砲』用射撃具
陸揚げされた軍艦砲のために開発されたハイテク砲射撃具
     再評価された要塞砲用の観測兵器
     近代化をめざした電気式装置
     要塞で行なわれた大試験

戦車事始め
第一次大戦終結直後、英国からやって来た新兵器
     牛革でできた日本初のAFV
     異端者あつかいの戦車乗り
     演習で戦車の面目躍如
日本陸軍の火砲トレーラー
国産戦車開発の基礎となった50馬力牽引自動車
     農耕用トラクターを輸入
     国産初の無限軌道車
     何といっても高速力がウリ
万能装甲作業機
工兵部隊を近代化させた新兵器のユニークな装置の数々
     「機密第160号」研究
     工夫がいっぱいの作業具
     ターゲットはソ満国境?
リモコン式工兵車輛
満ソ国境の敵陣地攻撃用に開発された小型装軌車輛
     目的は斬新な新兵器開発
     有線操縦で敵トーチカを爆破
     「やい」号装置の特許出願
野戦防空システムの特殊車輛
高射砲部隊に的確な指示をあたえる観測車輛
     次世代の高射観測車の研究
     牽引のさいに横滑りあり
     最後まで防空戦の主力となる
知られざる高射砲キャリア
九九式8糎高射砲をすばやく移動させる運搬車輛
     中国軍から押収した88ミリ砲
     試作された牽引式の運搬車
     防空学校でのテストも良好
満鉄用アーマー・トレイン
シベリア出兵で教えられた装甲列車の使用法
     7.5センチ砲搭載の50トン貨車
     発砲時に脱線のおそれあり
     九四式装甲列車に発展
陸軍式『電池魚雷』開発物語
太平洋戦争末期、東京湾で三度の試験を実施した陸軍の無航跡魚雷
     目標は碇泊中の敵輸送船
     発射後に大音響とともに海没
     3回のテストをもって終幕
海中のトーチカ『浮沈特火点』
海岸にせまる敵上陸用舟艇を待ち伏せる奇想天外兵器
     テスト結果は良好なり
     1型につづく移動式の2型
     潜航艇のような3型
『五式砲撃艇』の打撃力
終戦直前に第10陸軍技術研究所が生み出した各種船艇
     米軍の上陸阻止用の開発
     砲撃艇のメカニズム
     メンテナンス上の注意点
基隆要塞の鹵獲『安式』加農砲
日清戦争で鹵獲、日本軍が使用し、今なお現存する重砲
     偶然発見した日本軍の火砲
     清国の鹵獲砲を改修して使用
     太平洋戦争まで現役にいる


今年の読書:24冊目



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読書 | 22:53:04 | Comments(0)
『最後の「日本人」~朝河貫一の生涯~』


序に代えて   松本重治

朝河貫一の再評価   エール大学 ジョン・W・ホール

自序

1 少年のさくら
     1 山中の貰い乳
     2 安積野の春
     3 屈せざる魂

2 父上様母上様
     1 アメリカへの旅立ち
     2 世界への宿縁
     3 父の里妻の街
     4 愛と義の決断

3 日露戦争と朝河
     1 戦中の名著
     2 ポーツマスの平和の旗
     3 帰去来の人
     4 背信外交への警鐘

4 日本外交への忠告
     1 学術交流上の大使
     2 東洋のバルカンの火
     3 二十一か条要求への怒り
     4 覇権なきアジア外交

5 日米文化交流上の巨歩
     1 第1回帰朝の使命
     2 第2回帰朝の目的
     3 関東大震災と朝河の友情

6 『入来文書』完成への道
     1 南の果て入来の里
     2 千百字の世界と日本
     3 太平洋の友情の橋
     4 比類なき努力の彼方に

7 大陸侵攻への警告
     1 平和の残照
     2 戦争への危険なる感化
     3 狂想の東亜新秩序

8 ヒトラーの自殺予言
     1 狂的英雄の最後
     2 民主主義の波濤
     3 ナチスのはらわた
     4 日独伊への弔鐘

9 大統領への親書運動
     1 日本改造の絶叫
     2 朝河の大統領親書案
     3 運命のハル・ノート
     4 大統領の12月
     5 敗北への日本の出発

10 敵国内の自由人
     1 アメリカの友情
     2 祖国の敗戦と再生
     3 アメリカによせる忠告

11 永遠のニューヘブン
     1 日本人の国民性
     2 かぎりなき精進
     3 最後の旅路

朝河貫一年譜

(付録)朝河貫一書翰
     1 朝河貫一建白書 1892(明治25)年11月11日
     2 父正澄宛書翰(自筆控) 1905(明治38)年12月27日
     3 伊藤博文宛書翰(自筆控) 1906(明治39)年5月28日
     4 大隈重信宛書翰 1909(明治42)年9月27日
     5 大隈重信宛書翰(自筆控) 1915(大正4)年5月24日
     6 三成重敬宛書翰 1920(大正9)年4月11日
     7 村田勤宛書翰 1939(昭和14)年10月8日
     8 鳩山一郎宛書翰(自筆控) 1940(昭和15)年1月28日
     9 金子堅太郎宛書翰(自筆控) 1941(昭和16)年10月12日
     10 大統領親書案 1941(昭和16)年11月23日
     11 村田勤宛書翰(自筆控) 1947(昭和22)年11月30日

参考文献


『最後の「日本人」』という題名に魅かれて買ってみた本である。
“最後の「日本人”ってどういう意味だろう?
最後まで“生き残った日本人”ということではあるまい?(笑)

本書は朝河貫一という人の伝記である。
この人は明治6年に生まれ昭和23年にお亡くなりになっている。
ちょうど日露戦争から第二次世界大戦にかけての激動の時代に生きていた人で、米国で活躍した人・・・
日本人で初めてエール大学の教授となった人である。
本書では比較法制史の大家と評しているが、ざっくりと分かりやすく言うと歴史学者ということになるのかな?
学者というと“象牙の塔”にこもっているタイプを想像するが・・・
時代が許さなかったのか、本人の性格によるものか・・・
どんどん険悪化する日米の架け橋になろうと国際政治の分野にも貴重な発言を行っている。
日本の外交に対し忠告や批判もしているが、日米開戦目前に、ルーズベルト大統領から「天皇への親書」を送るよう働きかけたりもしている。
戦前、戦中、戦後、ずっと日本人として米国に住んでいたのだから、肩身の狭い思いをしていたかも。
小さく縮こまって、目立たぬように、御身大切に自己保身に走って“象牙の塔”に引きこもってもおかしくはないと思うが、そういうことをしなかったから“最後の「日本人」”ということなのかな?
正々堂々とした、古武士のような、気骨のある「日本人」・・・・
朝河貫一氏は、そういう日本人の“最後の人”・・・ということかな?
敗戦国日本の“日本人”は、なんらかの迫害を受けてもおかしくはないが・・・
朝河氏の学識の高さや“人格”の高さのおかげであろう、お亡くなりになった時には、AP電もUPI電も「現代日本がもった最も高名な世界的学者朝河貫一が・・・」とその死去を世界に伝えている。
米軍の横須賀基地では半旗をかかげてもいるのである。
まだ占領中でありながら・・・日本人の学者に対して・・・
これに反して日本の新聞界は新聞の片隅に載せた程度で、その名前の綴り方も知らなかったという。
本書の題名の“最後の「日本人」”というのは、もしかしたら“米国人に尊敬された最後の「日本人」”という意味だろうか?
“最後の「日本人」”・・・この言葉の意味は深いと思う。


今年の読書:23冊目



読書 | 21:07:20 | Comments(0)
『特設巡洋艦 砲艦入門』


まえがき

第1章 特設巡洋艦とは
       特設巡洋艦の名称
       特設巡洋艦の任務
       特設巡洋艦の任務の実際
          イギリス海軍の場合
          ドイツ海軍の場合
          日本の場合
       通商破壊作戦の実態
       特設巡洋艦への改装と武装

第2章 特設巡洋艦の歴史
       帆船時代の特設巡洋艦
       第一次世界大戦前の特設巡洋艦
       第一次世界大戦と特設巡洋艦
       第二次世界大戦と特設巡洋艦

第3章 特設巡洋艦の武装

第4章 特設巡洋艦の戦闘
       第一次世界大戦時の特設巡洋艦の戦い
          特設巡洋艦メーヴェの戦闘
          特設巡洋艦ヴォルフの戦闘
          特設巡洋艦ゼーアドラーの戦闘
          特設巡洋艦クロンプリンツ・ヴィルヘルムの戦闘
          特設巡洋艦カップ・トラファルガルとカーマニアの戦闘
       第二次世界大戦時の特設巡洋艦の戦い
          特設巡洋艦ラワルピンディの戦闘
          特設巡洋艦ジャービス・ベイの戦闘
          特設巡洋艦コーフーの戦闘
          特設巡洋艦カーナポン・キャッスルの戦闘
          特設巡洋艦アトランチスの戦闘
          ドイツ特設巡洋艦トールの戦闘
          特設巡洋艦ピングインの戦闘
          特設巡洋艦ミヒェルの戦闘
          特設巡洋艦コルモランの戦闘
          特設巡洋艦報国丸の戦闘
          特設巡洋艦赤城丸、浅香丸、粟田丸の戦い

第5章 特設砲艦とその他の武装商船
       特設砲艦とは
       特設砲艦の戦い
          特設砲艦千歳丸の戦闘
          特設砲艦北京丸の戦闘
          特設砲艦第一雲海丸の戦闘
          特設砲艦崋山丸の戦闘
          義勇艦の話
       外国の特設砲艦

第6章 武装商船
       高速兵員輸送船クイーンメリーとクイーンエリザベス
       日本の兵員輸送船の武装例
       アメリカ・リバティー型貨物船の武装

あとがき


今年の読書:22冊目



読書 | 00:07:13 | Comments(0)
『長久保赤水書簡集 付 芻蕘談 現代語訳』
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『長久保赤水書簡集 付 芻蕘談 現代語訳』の発刊に寄せて
   茨城県知事 長久保赤水顕彰会名誉顧問 橋本 昌
『長久保赤水書簡集 付 芻蕘談 現代語訳』出版に寄せて
   高萩市長 長久保赤水顕彰会顧問 小田木真代
本書を手に時間旅行の旅に出よう!
   東京大学大学院情報学環教授 長久保赤水顕彰会顧問 馬場 章
知識人との交流から読み取れる赤水の地図作成過程
   茨城大学教育学部教授 小野寺 淳
赤水先生の功績を広く国民各層へ積極的に周知していくことが市民一人ひとりに求められる
   東北福祉大学特任教授 長久保赤水顕彰会顧問 草間吉夫
広がる文化の裾野
   長久保赤水顕彰会顧問 長久保片雲(源蔵)
“人間の変化、万事塞翁が馬である”
   長久保赤水顕彰会理事 高萩郷土史研究会副会長 横山 功

長久保赤水書簡集 現代語訳

赤水から長男の藤八郎への手紙(1~13)
赤水から次男の四郎次への手紙(14~24)
赤水から三男の大塚(扇屋)文右衛門への手紙(25~26)
大塚文右衛門(成章)から赤水への手紙(25~26)
赤水の妻から四郎次の妻への手紙(29)
赤水から藤八郎・孫の作之丞(藤八郎の長男)への手紙(30)
赤水から藤八郎・四郎次への手紙(31~38)
赤水から孫の作之丞・四郎次への手紙(39)
赤水から藤八郎・四郎次・大塚文右衛門への手紙(40)
赤水から鈴木玄淳への手紙(41)
赤水から坂場与蔵への手紙(42)
赤水から立原甚五郎への手紙(43)
立原甚五郎から赤水への手紙(44~54)
皆川弥六から赤水への手紙(55~58)
鈴木与市から赤水への手紙(59)
大場弥衛門から赤水への手紙(60)
筧下総守(介次郎)から赤水への手紙(61~63)
山本信有から赤水への手紙(64~66)
木村吉右衛門(蒹葭堂)から赤水への手紙(67~68)
近藤義太夫から赤水への手紙(69~70)
雨宮又衛門から赤水への手紙(71~72)
佐藤彦五郎から赤水への手紙(73~74)
原新助から赤水への手紙(75)
内藤祐吉郎から赤水への手紙(76)
浅野弥兵衛・弥八郎から赤水への手紙(77)
野中織衛から赤水への手紙(78)
藤原禮直から赤水への手紙(79)
大関宅次から赤水への手紙(80)
藤田幸次郎から赤水への手紙(81)
菊池平八郎から赤水への手紙(82~83)
平野から赤水への手紙(84)
福原□之助から赤水への手紙(85)
御通事役から赤水への手紙(86)
飯田惣蔵から赤水への手紙(87)
中村三左衛門から赤水への手紙(88)
霊山寺から赤水への手紙(89)
青山一之進から赤水への手紙(90)
宛名不明の赤水の手紙断片(91~96)
差出人不明の赤水への手紙(97)
宛名不明の中行の手紙(98)

<付録>
名越南渓から赤水への手紙(1)
赤水から福地清兵衛への手紙(2)
赤水から鈴木玄淳への手紙(3)
赤水から柴田太重への手紙(4)
高山彦九郎噺(5)
隠密兵談・赤水老兵法(6)
追悼松江盧翁(7)
拝謁藩主時応命賦之書簡(8)
赤水先生七十寿序(9)
盗難対策(10)

『芻蕘談(すうじょうだん) 現代語訳』

関係資料編

1 『大清広輿図』の序、及び大意・凡例・序題
     大清広輿図序
     大清広輿図序・・・・・大意
     大清広輿図・・・・・凡例
     大清広輿図・・・・・序題
2 古川古松軒からの地図情報
     薩摩国鹿児嶋之略図
     長州赤間ヶ関長府ニ及豊後国小倉文司ヵ関大略之図
     筑前之国大宰府郡府楼の図
     肥前国虹が浜之図
3 吉田松陰自筆の『東北遊日記』の一部
4 国内の赤水資料・・・・主な収蔵先
     (日本地図、中国地図、世界地図、中国歴史地図帳、書籍類など)
     平成27年12月1日現在
5 長久保赤水年表(改訂版)
     師弟及び交友関係の年齢を併記

あとがき

江戸時代中期を代表する地理学者の飾り気のない一面が広く知られる事を願う
   高萩郷土史研究会会長 神永久米男
現代語訳による『長久保赤水全集』の発行をめざして
   長久保赤水顕彰会会長 佐川春久

資料・参考文献等


江戸時代の書簡など、よほどの人でないと興味を持つことはないと思う。
正直言って、興味のない人にとっては、何の面白味もない。
私もその一人だが・・・
読んでみると、この長久保赤水という人は、同じようなことをクドクドと手紙に書いているところをみると、かなり「細かい人」だったのではないかという印象を受ける。
また、泥棒からカネを守るための、家の中におけるカネの隠し方について細かく書いている文章などは、思わず笑いたくなるほど面白い。
書簡(手紙)は、その人の性格やら人柄が出るものなのだなぁ~と改めて感じた。

一番面白かったのが、『芻蕘談(すうじょうだん)』である。
いわゆる「提言書」の一種だと思うが、これが面白い。
読んでみると、今も昔も大して変わっていないという印象を受ける。
「民の困窮は、その家の生活の仕方が、身の程を過ぎているからです」などは、ごもっとも!・・・である。
犯罪者に対する処置についてなどは、今の世の価値観からすると、かなり乱暴で極端な意見だが、私個人としては大いに賛成するところである。
例えば・・・
犯罪者を追放するのでは、その犯罪者は全国に散らばり、また悪事を働くから国にとっては良くない・・・
顔に刺青をすれば、一目で犯罪者とわかり、本人は悪事が働けない・・・(笑)
しかし、食べて行かねばならぬので、仕方がないから農業でもなんでも「良いこと」をするようになるだろう・・・
犯罪者を、その地域から追放したのでは、その地域の労働力が減ることになるからよろしくない・・・
犯罪者は、手足が丈夫で元気があるから農業に従事させるのがよい・・・
そうすれば、年貢米も多く取れ、藩の財政も潤うだろう・・・
というような話なのだが、一見、暴論のように見えるが、私は、いいアイディアだと思うけどなぁ~(笑)
現代も同じで・・・
刑務所に入れて“タダ飯”を食わせるくらいなら、人手不足の農業なり林業なりに従事させるように仕向けた方が、国にとっては得ではあるまいか?(大笑)

この他にも、色々な話があり、当時の社会問題への提言ではなかろうかと思うのだが・・・
とにかく、この『芻蕘談』は一度読む価値あり・・・だと思う。


今年の読書:21冊目



読書 | 13:42:14 | Comments(0)
『マンガ長久保赤水の一生 付 赤水先生為学入門抄・志学警 現代語訳』
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マンガ 長久保赤水の一生 付 赤水先生為学入門抄・志学警 現代語訳

平成29年1月1日 長久保赤水顕彰会 発行
編集:高萩郷土史研究会
制作:茨城新聞社
定価:本体1,000円+税

『マンガ 長久保赤水の一生 附(つけたり) 赤水先生為学入門抄・志学警 現代語訳』の発刊に寄せて
     茨城県知事
     長久保赤水顕彰会名誉顧問 橋本 昌

『マンガ 長久保赤水の一生 附 赤水先生為学入門抄・志学警 現代語訳』の出版に寄せて
     高萩市長 小田木真代

『マンガ 長久保赤水の一生』を読んで謎解きに挑戦しよう!
     元東京大学大学院情報環教授
     長久保赤水顕彰会顧問     馬場 章

日本を救い続ける赤水先生
     東北福祉大学特任教授
     長久保赤水顕彰会顧問  草間吉夫

祝 『マンガ 長久保赤水の一生』と『赤水先生為学入門抄』の掲載出版
     長久保赤水顕彰会顧問  長久保片雲(源蔵)

はじめに
   長久保赤水(1717~1801)とは
   この国の人々に自分が地球上のどこに立っているのか、その位置を初めて教えた男

【マンガ 長久保赤水の一生】

『マンガ 長久保赤水の一生』  原 康隆
副題「道 しるべ」

赤水先生為学入門抄・志学警 現代語訳

『赤水先生為学入門抄』(正道抄ともいう)

志学警

名越南渓(なごやなんけい)から赤水への手紙(体系的学問の教え)

【関係資料編】

1 山海與地全図及び地球万国山海與地全図説
   山海與地全図
   地球万国山海與地全図説
2 小惑星、長久保赤水誕生
3 九百十六点が高萩市の有形文化財に
4 長久保赤水生誕300年記念オリジナル切手を発行
5 国内の赤水資料・・・主な収蔵先
   (日本地図、中国地図、世界地図、中国歴史地図帳、書籍類など)
6 長久保赤水年表(改訂版2) 師弟及び交友関係の年齢を併記

あとがき
赤水顕彰の輪がさらに広まることを期待したい
     高萩郷土史研究会会長  神永久米男
郷土、茨城の先人、長久保赤水生誕300年記念の年を迎えて
     長久保赤水顕彰会会長 佐川春久

資料・参考文献等


今年の読書:20冊目



読書 | 22:51:43 | Comments(0)
『アシン河~比島敗走記~』
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『アシン河 ~比島敗走記~』
福井 勉 著
(株)ニチデン 製作
平成5年10月24日 発行
非売品

1 アシン河

2 戦線再開

3 マニラ脱走

4 邦人村

5 懐かしきボンハァル

6 友軍機遂に来らず

7 アシン河畔

8 戦陣の一日

9 あゝ。あの日。

回顧

祖国を離れてマニラへ

マニラの印象

同志

福井 勉(旧姓、今後)略歴

怖くて近寄り難い父
       長男 宣昭

母の影に見る父
       長女 木下 侑子

あとがき


著者は、戦時中、マニラの日本国民学校の教師だった方である。
戦後、無事に復員して、その後、小学校の校長などを歴任されたが、昭和44年に59歳で亡くなっている。
本書は、その方の体験記・回顧記なのであるが、どうもノートに書き溜めていて、そのままになっていたらしい。
しかも未完である。
これを、父母亡き後、ご長男が見つけて、出版したのが本書である。
フィリピンで戦った兵隊たちの体験記(戦記)ではなく、民間人の体験記(戦記)であるから貴重な記録である。
軍人が死ぬのは、仕事だからやむを得ないか・・・と思うこともできるが・・・
民間人、特に婦女子の死は、本当に可哀想である。
戦争が無ければ死なずに済んだろうに・・・
マニラから脱出した民間人たちが延々と何百キロも移動して北部ルソンのボンハル(ボンハァル、ボンファル)に集まって日本人村を作り自足自給の態勢に入る。
以前、この“村”にも行ったことがあるが、昔の面影はほとんどなかった・・・
あ~ここに日本の婦女子が集まっていたんだなぁ~・・・・と思った・・・
現地に行ったことがあるだけに、読んでいて景色が鮮明に浮かんでくるのである。
いい記録を残してくださったと思う。

しかし、この非売品の本書を、なぜ私は持っているのだろう?
全く記憶にないのである。
誰かに頂いたのだろうか?
入手したいきさつに全く記憶がない・・・
が・・・読み応えのある本に出会えて良かった。


今年の読書:19冊目



読書 | 10:15:16 | Comments(0)
『外国語の習い方~国際人教育のために~』




Ⅰ 外国語の習い方

1 動機づけと目的
       1・1 動機づけ
       1・2 外国語学習の目的
         1・2・1 大前提としての基礎運用力
         1・2・2 教養か実用かではない
         1・2・3 外国語の基礎運用力はいわゆる会話ではない
         1・2・4 外国語学習の一般、直接の目的は文学的教養の増進ではない
         1・2・5 特殊目的、専門のための外国語学習に先立つものは一般的基礎運用力

2 外国語学習・教育のアプローチ
       2・1 基礎的運用力の習得にはさまざまのアプローチを適宜に併用
       2・2 基礎運用力の習得には絶えざる訓練が不可欠

3 シラバス(カリキュラム)
       3・1 シラバスないしカリキュラムの必要
         3・1・1 (文法・購読・会話)は正しいシラバスではない
         3・1・2 認知から理解・発表へ
         3・1・3 授業時間を増やすだけ、学習量を増やすだけでは無益
         3・1・4 積み重ねなしでは成果はない
         3・1・5 無計画な補助教材依存も有害
       3・2 LL(ランゲージ・ラボラトリー)
         3・2・1 LLの機能、可能性と限界
         3・2・2 LLと普通教室とのつながり
       3・3 評価・テスト
         3・3・1 筆記と口頭テスト、達成度と習熟度テスト、役に立つテストとだめなテスト
         3・3・2 頻繁なテストを歓迎する
         3・3・3 国際的に通用するテストの共通尺度

4 四技能―聴く、話す、読む、書く
       4・1 四技能は根本的にひとつのもの
       4・2 ことばから語りへ、知識から運用へ
       4・3 構造的に聴き、離し、読み、書く
       4・4 言語と文化
       4・5 音韻・単語・文法
       4・6 聴く
         4・6・1 音韻とリズムに慣れる
         4・6・2 解聴・聴解は読書、読解のためにも大切で便利
         4・6・3 自然の速度で聴取する
       4・7 話す
         4・7・1 早くから話す練習を。よく話せればよく読める
         4・7・2 正しい発音とリズムで話す
         4・7・3 発音記号はカナでは書かない
         4・7・4 流暢に話す
         4・7・5 母国語での運用・伝達力を養う
       4・8 読む
         4・8・1 速く読む、多く読む
         4・8・2 耳と口で読む
         4・8・3 外国語を外国語として読め、逐語訳をするな
         4・8・4 テキストに訳を書きこむな
         4・8・5 高級専門書や文学書、新聞・雑誌や童話の訳読はナンセンス
         4・8・6 辞書をひかずに用語集(グロサリー)を利用、単語を無理に暗記するな
         4・8・7 翻訳や精読は研究者、専門家のしごと
         4・8・8 よく聴き、よく話し、よく読むために広く深く読む
       4・9 書く
         4・9・1 速く書く。書くとは英作文のことではない
         4・9・2 耳と口で書く
         4・9・3 口語文と書きことば、外国語の敬語
         4・9・4 綴り、文法の正確さと語彙、語法の豊富さ

5 外国語運用力習得の諸条件
       5・1 必要・相対的条件
         5・1・1 正しいシバラス、プログラム
         5・1・2 授業時間数と集中度
         5・1・3 クラスのサイズと構成
         5・1・4 外国語運用力の達者な教師につく
         5・1・5 夕方や週末の学習は不利
         5・1・6 外国に行けば外国語は上達できるという神話
         5・1・7 うぬぼれとはずかしさと完全主義を忘れる
       5・2 十分・絶対的条件
         5・2・1 積極的な練習参加
         5・2・2 勤勉、予習、復習

Ⅱ 外国語学習の実際

1 四つの教室―外国人のためのフランス語、ドイツ語、英語、日本語教育
2 入試英語はなぜだめか
3 聴解の心構え
       「何のために」聴くのか
       「聴く・話す」はペア
       訳読力から視聴覚方式へ
       聴解訓練は4段階に分けて
       教材は自然ですなおな本物を
       正しく理解するにはレトリックを体得する
4 外人外国語教師をどう使うか
5 イデオロギーとしての外国語学習
6 問答型と羅列型のレトリック

Ⅲ 国際化と外国語教育

1 日本の国際化と外国語教育
   80年代の国際化の波の質的変化―相互依存度の増大と国際問題の世界化
   押っとり刀、へっぴり腰、空念仏の日本版「国際化」
   外国語教育を無視した国際化論の空しさ
   平泉・渡部論争の意義
   国際化の必須条件としての外国語教育改善のために
2 日本の国際化と英語教育Q&A
3 国際人教育と語学教育~「か」の論理から「も」の論理へ~
4 欠陥商品「語学教育」とおの駆逐法
5 The Dedly Art of Teaching English as a Dead Language(EDL)
6 英語教師の資格試験について
   20年前の英語英文学教育論
   English Speech に徹せよ
   話せる英語教師の資格試験
7 筑波大学英語検定制について
       1 一般外国語教育の基本的な考え
           第1節 社会科学に対する自然科学の影響
       2 英語検定制度―授業・テスト・単位認定
           (1)授業方法
           (2)検定制度の目的と実施方法
           (3)検定制度に対応する授業
           (4)問題点と今後の方針
8 これからの語学教育~語学検定試験(PT)を中心に~
     序
     1 筑波PTの起源と発展
     2 改革の大前提・「実用対教養」を超えるLSの哲学
     3 LS教育の不可欠の手段たる検定制
     4 結び・「これからの」
9 外国語の生涯学習
     1 生涯教育としての外国語教育と大学
           1 生涯教育の定義
           2 生涯教育としての外国語教育
           3 生涯外国語教育における大学の役割

付録(1) 国際人の条件
付録(2) 国際人の社交技能、文化人のマナー


今年の読書:18冊目



読書 | 00:25:52 | Comments(0)
『歪曲報道~巨大メディアの「騙しの手口」』


まえがき

Ⅰ 日本を敵視する日本のメディア

国際恐怖症に憑かれる日本メディア
   ベタ記事が教えてくれる真実
   『ニューヨーク・タイムズ』でさえ「日本では女はお茶くみだけ」
   事実はどうでもいい「インフォテインメント」
   しょせんは国際恐怖症
『朝日新聞』のオレオレ詐欺
   さすがニッポン印
   巧みなウソにはめられる人々
TBSの罪状
   北朝鮮と気脈の通じた『朝日』
   芥子(からし)をなすり込む仕打ち
NHKを解体せよ
   ニュースを伝えたためしがない
   犯罪形態も役所と一緒
中国を偏愛する人々
   財界「有識者」の醜態
   異常性愛を思わせる中国報道
『朝日』に倣うメディアたち
   プロの記者がいなくなった
   ひたすらホリエモン万歳の愚かしさ
偏向番組『クローズアップ現代』
   学者を使った捏造の手口
   まさに日教組の代弁者
JR事故報道のルール破り
   裁判官どもの愚かさ
   労組を使ってJRを糾弾する『朝日新聞』
『産経新聞』が少しヘン
   そんな“公平”に意味があるか
   すり替えられる事実
犯罪を囃し立てるワイドショー
   たかり根性を正当化するな
   大安売りされるPTSD
騙し記事と手抜き記事
   かくも薄くなった記事の中身
   中核派が「市民団体」だって?

Ⅱ 新聞は詐欺師を褒め、殺人鬼を庇う

ブラックの手口
   ゴロ新聞よりたちが悪い
   毛沢東を髣髴(ほうふつ)とさせる手口
出処進退は殺人犯に聞いたらどうだ?
   紙面に散見できるいい仕事
   殺人犯の潔さと『朝日』の醜さ
落ちるところまで落ちたTBS
   「天声人語」はネット記者レベル
   ネット新聞より悪質
女系を囃(はや)す『朝日』底意
   真実を伝えるのは『産経』か『朝日』か
   愚か者の悪知恵
チンピラまがいの中国広報官
   還暦を迎え目覚めた日本
   『沖縄タイムズ』を除名すべきでは
殺人鬼を野に放った「朝日と共同」
   古畑鑑定に絡む冤罪事件
   人権派は被害者に謝罪せよ
逃げが目立つ『読売新聞』
   馬鹿のひとつ覚え
   都合の悪いことをボツにする新聞
浸透するまやかし
   度を越した『朝日』の非難
   日本を意図的に歪める報道
反省していないNHK
   『朝日』の反省は“APRIL FOOL”
   改善されていない「ETV」の偏向
日本の最底辺は優雅だ
   娘をだしにして得た社会保障
   卑劣で臆病な裁判官

Ⅲ 「日本軍は残虐」の嘘を検証しない日本の新聞

「朝日式ニュースの作り方」マニュアル
   実に鼻持ちならぬやり口
   パターン化された筆致
   ひたすらお目出度い「弱者のいたわり」
   「中国ヨイショ」一辺倒
   受け継がれる「パターン」
日本を歪める無国籍新聞の「戦争プロパガンダ」
   なぜ日本の新聞が・・・・
   善意は裏切られる
   「赤ん坊をなぶり殺す」「女性は残らず強姦」
   なぜ日本軍の蛮行だけが検証されないのか
インチキな対中国戦略を語るなかれ
   中国に媚びることを異様に思わぬ人々
   「いつか華僑に国を乗っ取られる」
   再浮上する“岸ドクトリン”

Ⅳ 安倍政権が朝日新聞の葬式を出す

   戦後の朝日新聞
   安倍の反撃


『朝日新聞』を批判する声をよく聞くのだが・・・
なぜか、朝日新聞は潰れない・・・(大汗)
私の知人で嫁さんの尻に敷かれている人がいるが(笑)、その人が「俺は朝日新聞を読みたくないが、嫁が怒るから、しかたなく購読しているんだ」と言うので、なんで女性は朝日新聞が好きなんだろうと不思議に思ったものである。(笑)
たぶん、こういう女性が支持しているから朝日新聞は、いくら批判されても開き直っているのだろうと思った。
この開き直り方は“オバタリアン”そっくりなので、そう思ったのだが・・・(大笑)

本書の著者にお会いした時に「なんで朝日新聞は、これだけ批判されても潰れないんでしょうね?」と尋ねたら、「土地を持っているから」という答えだった。
土地を持っているから??・・・・ちょっとピンとこない理由なのだが・・・(大汗)
朝日新聞は“地主”なのか?
“地主”が本業で、そちらで稼いでいるから“新聞社”としては潰れないのか?(汗)
“地主”が本業なら、趣味で新聞を印刷して配っているのかな?(笑)
そういうことならば、嘘やごまかしがあっても、趣味でやっていることだから・・・納得出来ない事もないな。(大笑)
“歪曲報道”は趣味でやっていることなのだ・・・・
他人から何を言われようと“歪曲報道”は本人の趣味なのだから、そういう“報道”をするのが好きで仕方がないのだから辞めないだろうねぇ~(大笑)

新聞社などを一般的には「報道機関」と呼ぶが、この「報道」というのは、どういう意味なんだろう?
「報道」の“道”というのは、茶道、華道、剣道、柔道などと同じ“道”が使われているから、同じような意味があるのだろうか?
例えば「剣道」・・・・
剣で戦うだけなら「剣術」でいいわけで・・・
なんで「剣道」と“道”がついているのか?
剣道も剣術も、相手を倒すことが目的でしょ?
これは私見であるが・・・
どんな汚い手を使っても、とにかく相手を倒せばいいのが「剣術」で、何らかのルールのようなものの範囲内で戦うのが「剣道」かな?
「人の道」という言葉があるように、そういうものがあるのが「剣道」で、無いのが「剣術」(技だけ)なのかなという気がする。

そう考えると・・・・
朝日新聞を「報道機関」と呼んでいいかどうか・・・(大汗)
“報道”ではなく“報知”ではなかろうか?(笑)
つまり、「報告するだけ」・・・・それが嘘であろうと何であろうと“報知”(つまりは報告)するだけ・・・ということである。
役所や会社で行われている「報告」・・・・
必ずしも正しい報告が行われているとは限らない。(大汗)
嘘の報告もあれば、誤魔化しの報告もあるのが普通である。
“報告”は「人の道」を問わないから、嘘をついてもいいのである。(大笑)

そう考えると・・・(大笑)
“報道”というものが「人の道」を問われるものとするならば、そして、嘘をついてはいけないのが「人の道」とするならば・・・
“道を外している”朝日新聞は“報道機関”には値しないということになる。(大笑)
朝日新聞を、ただ物事を知らせるだけの組織(つまり「報知」ということ)とするならば、ただの「報知機関」ということになり、嘘をついても“ご愛嬌”ということで許されるかも・・・(大笑)

さて、この朝日新聞の“歪曲報道”を、どうやったら納得できるかと考えてみた。(大笑)
もしかしたら、朝日新聞という会社は“中国・韓国友の会”もしくは“反日・侮日友の会”という組織で、朝日新聞は一見、新聞のように見える形の“会報”を発行しているだけなのではあるまいか?(笑)
それを「会員ではない方々もどうぞお読みください」と、カネを取って配っているだけなのではなかろうか?(笑)
これが“会報”ならば、何を書いても許されるかも・・・・(大笑)
ならば、ファンクラブの会員以外の人から会報の内容を批判されても動じないのは当然である。(大笑)
しかも、本業が“地主”という人がやっているのならば・・・なおさら・・・(大汗)

やっぱり、『朝日新聞』は「新聞」ではなく「会報」にしたほうがいいんじゃあるまいか?(大笑)

歪曲、捏造・・・「人の道」には従わないという組織のやることだと思えば、やむを得まい。(大笑)
ただ、悲しいかな、他の新聞社も似たり寄ったりなのである。(テレビ局も同様・・・)
安倍政権を批判する報道機関があってもいいが、政権を擁護する報道機関があってもいいと思うのだが・・・(大汗)
一斉に「右に倣え!」では・・・ねぇ~・・・・
「歪曲報道に倣え!」では困るよな・・・(大汗)

本書『歪曲報道』・・・・こんなことを思い描きながら、楽しく読めた・・・


今年の読書:17冊目



読書 | 15:42:19 | Comments(0)
『潜水艦攻撃』


はじめに

第1部 撃沈した潜水艦

プロローグ
1941年(昭和16年)
   ①シーライオン(米)/1941年12月10日
       (九六陸攻による)
   ②O16(オランダ)/1941年12月15日
       (特設敷設艦辰宮丸の敷設機雷による)
   ③O20(オランダ)/1941年12月19日
       (水偵、駆逐艦「天霧」「綾波」「浦波」、駆潜艇8号による)
   ④K17(オランダ)/1941年12月21日~22日?
       (機雷?による)
   ⑤K16(オランダ)/1941年12月25日
       (潜水艦伊166による)
1942年(昭和17年)
   ⑥シャーク(米)/1942年2月
       (駆逐艦「山風」、または「雷」?による)
   ⑦K7(オランダ)/1942年2月18日
       (九六陸攻による)
   ⑧K13(オランダ)/1942年2月24日
       (九六陸攻、または自沈)
   ⑨K10(オランダ)/1942年3月2日
       (駆逐艦「天津風」「初風」により大破、自沈」
   ⑩K18(オランダ)/1942年3月2日
       (駆潜艇12号により損傷、自沈)
   ⑪パーチ(米)/1942年3月3日
       (駆逐艦「潮」による)
   ⑫グルニオン(米)/1942年7月31日
       (特設運送艦鹿野丸の砲撃による)
   ⑬L16(ソ連)/1942年10月11日
       (伊25の誤認による)
1943年(昭和18年)
   ⑭アルゴノート(米)/1943年1月10日
       (駆逐艦「舞風」「磯風」、九九艦爆による)
   ⑮アンバージャック(米)/1943年2月16日
       (水雷艇「鵯・ひよどり」、駆潜艇18号による)
   ⑯グラムパス(米)/1943年3月5日
       (駆逐艦「村雨」「峯雲」、または水偵による)
   ⑰トライトン(米)/1943年3月15日?
       (駆潜艇24号による?)
   ⑱ピッケレル(米)/1943年4月3日
       (水偵、敷設艇「白神」による)
   ⑲グレナディア(米)/1943年4月22日
       (九七艦攻、捕獲網艇長江丸による)
   ⑳ランナー(米)/1943年6月16日~24日?
       (水偵、敷設艇「白神」による?)
   ㉑グレイリング(米)/1943年9月9日
       (運送艦北安丸の体当たりによる)
   ㉒ポムパノウ(米)/1943年9月17日~18日
       (水偵、敷設特務艇「葦崎」による)
   ㉓シスコ(米)/1943年9月28日
       (河用砲艦「唐津」および九七艦攻による)
   ㉔S44(米)/1943年10月8日
       (海防艦「石垣」による)
   ㉕ワフー(米)/1943年10月11日
       (水偵、駆潜艇15号および43号による)
   (番外)タウラス(英)/1943年11月14日
       (駆潜艇20号により大破)
   ㉖コービナ(米)/1943年11月17日
       (潜水艦伊176による)
   ㉗スカルピン(米)/1943年11月19日
       (駆逐艦「山雲」による)
   ㉘カペリン(米)/1943年11月23日
       (水偵、敷設艦「若鷹」による)
1944年(昭和19年)
   ㉙スコーピオン(米)/1944年1月~2月?
       (黄海で機雷?による)
   ㉚グレイバック(米)/1944年2月26日
       (九七艦攻による)
   ㉛トラウト(米)/1944年2月29日
       (駆逐艦「朝霜」による)
   ㉜ストンヘンジ(英)/1944年3月?
       (水上艦艇または九七艦攻による)
   ㉝タリビー(米)/1944年3月26日
       (自分の魚雷による)
   ㉞ガジョン(米)/1944年4月18日
       (九六陸攻による)
   ㉟ヘリング(米)/1944年5月31日
       (松輪島の砲台による)
   ㊱ゴレット(米)/1944年6月14日~18日?
       (機雷または特設監視艇)
   ㊲ロバロ(米)/1944年7月26日
       (機雷?による)
   ㊳フライアー(米)/1944年8月13日
       (機雷による)
   ㊴ハーダー(米)/1944年8月24日
       (海防艦22号による)
   (番外)シーウルフ(米)/1944年10月4日
       (味方駆逐艦の勘違いによる)
   ㊵エスコラー(米)/1944年10月?
       (機雷による)
   ㊶シャークⅡ(米)/1944年10月24日
       (駆逐艦「春風」による)
   ㊷タング(米)/1944年10月25日
       (自分の魚雷による)
   ㊸ダーター(米)/1944年10月25日
       (戦闘中座礁、放棄)
   (番外)サーモン(米)/1944年10月30日
       (海防艦22号および33号により大破)
   ㊹アルバコア(米)/1944年11月7日
       (機雷による)
   ㊺グローラー(米)/1944年11月7~8日
       (駆逐艦「時雨」、海防艦「千振」、海防艦19号による)
   ㊻スキャンプ(米)/1944年11月11日
       (海防艦4号による)
   (番外)ハリバット(米)/1944年11月14日
       (海防艦6号および3号?により大破)
   ㊼ストラタジェム(英)/1944年11月22日
       (駆潜艇35号による)
1945年(昭和20年)
   ㊽ソードフィッシュ(米)/1945年1月3日~9日?
       (機雷による)
   ㊾ポーパス(英)/1945年1月11日?
       (駆潜艇9号または天山艦攻による)
   ㊿バーベル(米)/1945年2月3日~4日
       (九七艦攻?による)
   51 キート(米)/1945年3月20日?
       (日本潜水艦または機雷による)
   52 トリッガー(米)/1945年3月27日
       (海防艦「御蔵」および33号、59号による)
   53 スヌーク(米)/1945年4月12日~20日
       (日本軍機または海防艦による)
   54 ラガート(米)/1945年5月3日?
       (敷設艦「初鷹」による)
   (番外)テラピン(英)/1945年5月19日?
       (船団護衛艦?による)
   55 ボーンフィッシュ(米)/1945年6月19日
       (海防艦「沖縄」、その他の海防艦による)
   56 ブルヘッド(米)/1945年8月6日
       (陸軍九九式軍偵察機による)

第2部 損傷させた潜水艦

プロローグ
   南東方面の駆潜隊
   対潜の航空部隊
1941年(昭和16年)
   米潜水艦シードラゴン(1941年12月10日)
1942年(昭和17年)
   オランダ潜水艦K18(1942年1月24日)
   オランダ潜水艦K14(1942年2月2日)
   米潜水艦パーミット(1942年3月17日)
   米潜水艦シーウルフ(1942年3月31日)
   米潜水艦ポーパス(1942年5月8日)
   米潜水艦シルバーサイズ(1942年5月10日)
   米潜水艦S42(1942年5月10日)
   米潜水艦グラムパス(1942年5月17日)
   米潜水艦ノーチラス(1942年6月28日)
   米潜水艦スレッチャー(1942年7月9日)
   米潜水艦フライングフィッシュ(1942年8月28日)
   米潜水艦フライングフィッシュ(1942年9月2日)
   米潜水艦トラウト(1942年10月3日)
   米潜水艦ノーチラス(1942年10月12日)
   米潜水艦プランジャー(1942年10月29日)
   米潜水艦グレイリング(1942年11月6日)
   米潜水艦トートグ(1942年11月11日)
   米潜水艦シール(1942年11月16日)
   米潜水艦スチングレイ(1942年12月10日)
   米潜水艦アンバージャック(1942年12月20日)
1943年(昭和18年)
   米潜水艦パイク(1943年1月14日)
   米潜水艦スピアフィッシュ(1943年1月19日)
   米潜水艦ガジョン(1943年1月26日)
   米潜水艦グローラー(1943年2月7日)
   米潜水艦ランナー(1943年2月19日)
   米潜水艦キングフィッシュ(1943年3月23日)
   米潜水艦ハドック(1943年4月3日)
   米潜水艦パイク(1943年4月23日)
   米潜水艦スコーピオン(1943年4月30日)
   米潜水艦ポラック(1943年5月20日)
   米潜水艦ティノサ(1943年6月10日)
   米潜水艦サーゴ(1943年6月14日)
   米潜水艦ガードフィッシュ(1943年6月19日)
   米潜水艦ジャック(1943年6月26日)
   米潜水艦シール(1943年7月8日)
   米潜水艦タニー(1943年8月26日)
   米潜水艦シーホース(1943年9月6日)
   米潜水艦スキャンプ(1943年9月18日)
   米潜水艦スケート(1943年10月6日)
   米潜水艦トリッガー(1943年11月13日)
   米潜水艦スレッシャー(1943年11月13日)
   米潜水艦デース(1943年11月19日)
   米潜水艦ティノサ(1943年11月22日)
   米潜水艦セイルフィッシュ(1943年12月7日)
   米潜水艦ポギー(1943年12月13日)
   米潜水艦ガトー(1943年12月20日)
1944年(昭和19年)
   米潜水艦ソードフィッシュ(1944年1月13日)
   米潜水艦タンバー(1944年2月3日)
   米潜水艦パーミット(1944年2月13日)
   英潜水艦タリホー(1944年2月24日)
   米潜水艦ロック(1944年2月29日)
   米潜水艦スキャンプ(1944年4月7日)
   米潜水艦トリッガー(1944年4月8日)
   米潜水艦ロバロ(1944年4月24日)
   米潜水艦ピキューダ(1944年5月20日)
   米潜水艦ブルージル(1944年5月22日)
   米潜水艦レートン(1944年6月6日)
   米潜水艦サンドランス(1944年8月7日)
   米潜水艦タニー(1944年9月1日)
   英潜水艦ストーム(1944年9月2日)
   英潜水艦タリオー(1944年10月6日)
   米潜水艦アイスフィッシュ(1944年10月26日)
   米潜水艦ギタロー(1944年11月6日)
   米潜水艦ブルージル(1944年11月17日)
   米潜水艦ロンキル(1944年11月17日)
   米潜水艦パーゴ(1944年11月26日)
   米潜水艦バーガル(1944年12月13日)
   米潜水艦レッドフィッシュ(1944年12月19日)
1945年(昭和20年)
   英潜水艦シェークスピア(1945年1月3日)
   米潜水艦グリーンリング(1945年1月25日)
   米潜水艦スレッドフィン(1945年1月30日)
   米潜水艦バーフィッシュ(1945年2月11日)
   米潜水艦ピート(1945年3月5日)
   米潜水艦バヤ(1945年3月21日)
   米潜水艦ブラックフィン(1945年3月28日)
   米潜水艦チャー(1945年4月16日)
   米潜水艦シーホース(1945年4月18日)
   米潜水艦コビア(1945年5月14日)
   米潜水艦パーシェ(1945年6月26日)
   米潜水艦ホークビル(1945年7月18日)
   英潜水艦テュール(1945年7月)
   米潜水艦セロ(1945年7月18日)

付表・付図
     艦種別対潜スコア
     対潜スコア艦種別分類表
     日本海軍対潜スコア一覧表
     日本海軍対潜スコア地図



日米双方の資料を読み込んで書かれたのだと思うが、よくここまで調べたものだと「感心」と「驚き」の一言。
各戦没敵潜水艦の戦闘状況や背景等について丁寧に書かれている。
これは貴重な資料だと思う。


今年の読書:16冊目



読書 | 00:51:17 | Comments(0)
『揚陸艦艇入門』


第1章 敵前上陸作戦
     ガリポリ上陸作戦(第一次世界大戦)
     コタバル上陸作戦(第二次世界大戦)
     タラワ上陸作戦(第二次大戦)
     硫黄島上陸作戦(第二次大戦)
     ノルマンジー上陸作戦(第二次大戦)

第2章 上陸用舟艇の開発と進化
     日本陸軍の上陸用舟艇
        小発動艇(通称 小発)
        大発動艇(通称 大発)
        特大発動艇(通称 特大発)
        特四式内火艇
     アメリカ・イギリスの上陸用舟艇
        アメリカの小型上陸用舟艇(LCVP)の開発と実績
        中型兵員揚陸艦(LCM)の開発と実績
        大型兵員揚陸艦(LCI)の開発と実績
        水陸両用戦闘車両(LVT)の開発と実績

第3章 上陸用舟艇母艦
     日本の上陸用舟艇母船
        「神州丸」の建造とその効果
        量産型上陸用舟艇母船の建造とその活躍
        一般商船の上陸用舟艇母船化
        日本の強襲上陸用舟艇母艦
     アメリカ・イギリスの上陸用舟艇母艦
        上陸用舟艇母艦の開発と建造
        強襲揚陸艦(APA)
        強襲貨物揚陸艦(AKA)
        ドック型上陸用舟艇母艦(LSD)の建造と実績
        小型強襲上陸艦(APD)の建造と実績

第4章 戦闘車両揚陸艦
     日本の戦闘車両揚陸艦
        陸軍揚陸船(SE艇またはSS艇)
        海軍一等輸送艦
        海軍二等輸送艦(陸軍呼称 SB艇)
        輸送潜水艦(丁型潜水艦)
     アメリカ・イギリスの強襲揚陸艦
        大型戦車揚陸艦(LST)
        中型戦車揚陸艦(LSM)
        小型戦車揚陸艦(LCT)
        大型兵員揚陸艦(LCI)
        BOXER級揚陸艦

第5章 上陸支援艇
     日本の上陸支援艇
     アメリカの上陸支援艇
        大型上陸支援艇(LCIR)
        中型上陸支援艇(LCMR)

第6章 日本とアメリカの兵員輸送事情
     日本の軍隊輸送
     アメリカの兵員輸送船
        兵員輸送船の準備と運用方法
        兵員専用輸送船
        兵員輸送船の居住設備
        兵員輸送船の給食と衛生設備
     連合軍の長距離兵員輸送

あとがき


今年の読書:15冊目



読書 | 23:20:07 | Comments(0)
『反転 闇社会の守護神と呼ばれて』


序章 判決
       評価
       闇社会の守護神と呼ばれて
       敗北

第1章 凱旋
       母のすすめ
       10年の猶予期間
       空飛ぶ弁護士

第2章 法の番人へ
       1000円の仕送り
       繁華街の日本刀騒ぎ
       司法試験と同棲
       一発合格
       検事へ

第3章 捜査現場
       天下をとった気分
       県知事汚職捜査
       強姦事件で大失敗
       検察幹部の小遣い
       政治家の圧力「撚糸工連事件の裏事情」
       取調室の賭け

第4章 鬼検事の正義
       ワープロ汚職事件
       調書の改竄
       史上空前のゲーム汚職
       大阪流の捜査
       「落とし屋」の本音
       供述調書作りのテクニック
       不発に終わった知事の汚職

第5章 転身
       東京へ
       男のジェラシー
       ねじ曲げられた平和相銀事件捜査
       事件の幕引き
       三菱重工CB事件
       最後に手がけた苅田町長汚職事件
       天の声
       事件がつぶされる理由
       ある贈収賄事件の顛末

第6章 ヤクザと政治家
       宅見勝若頭のフランス日帰り渡航
       ひと月1000万円の顧問料
       山口組5代目との会食
       マンション一棟に匹敵する賭けゴルフ
       バブルで一番の蕩尽王
       国税と同和団体
       山口組ナンバー2
       山口組5代目の逮捕劇
       ヤクザの習性
       高山登久太郎会長との出会い
       山口敏夫の土下座

第7章 バブル紳士たちとの甘い生活
       「兜町の帝王」小谷光浩
       逆恨みされた暴行事件
       現在も生きつづける仕手筋
       加藤暠と政治家
       仕手株で40億円の大損
       銀座の地上げで成りあがった伊藤寿永光
       親ばかだった住銀の天皇
       宅見組長とイトマン事件の主役たち

第8章 落とし穴
       「ナニワの借金王」の預金通帳
       山口組に株を渡そうとした佐川清
       裏弁護士のテクニック
       偽破門状で執行猶予
       許永中との再会
       京都のドンとの密会
       逮捕されるまで忘れていた協定
       自転車操業だった資金繰り
       焦点の3分59秒
       宅見組長射殺事件の衝撃
       浮かれ気分と不安の狭間

終章 審判
       狙われた理由
       暗転
       「観念する以外ない」
       救いの手紙
       「環太平洋のリゾート王」と安倍父子
       一蓮托生
       バブルの決算
       日本社会の闇

あとがき


著者は大阪地検特捜部や東京地検特捜部に所属した元検察官。
バブル期に退官し、弁護士に転身。
暴力団や総会屋など“裏社会”の人達を顧客とした弁護士となり有名となった。
本書はその回想記である。
生い立ちの話から始まり、特捜検事時代の話、弁護士となって“闇社会の守護神”となった話など、話としては面白い。
しかし、多少の自己弁護や言い訳、虚栄が混じるのは、この手の本にはよくあることなので、話半分とはいかないまでも、多少“割り引いて”読んだ方がいいかもしれない。

本書の中で一番印象深かったのは、政治家とのかかわりの話。
某代議士の“えげつなさ”には、その人格を疑うばかり・・・
なんていやらしい人間なんだろう・・・(大汗)
よくも、こういう人物を、この選挙区の有権者は国会に送り込んだよなぁ~(大汗)
ここまで実名を挙げ、具体的にその品性を暴露しているのには驚いたが、その後、当の代議士から名誉棄損で訴えられたという話は聞いていない。
ここまで書いて訴えられないと言う事は・・・事実だからか?
かなり品性を疑うような話なのだが・・・(大汗)

著者は、最後には「石橋産業事件」で有罪となり刑務所に入る。
特捜検事から、手形をだまし取ったとして詐欺の罪で実刑判決を受ける身に転落するとは・・・(汗)
よほどのマヌケじゃなければ、そういうことはあり得ないと思うのだが・・・
もしかしてハメられたのかも・・・(汗)
本書の「あとがき」に、この件に関して著者自身が言及している。
“裏社会”だけが“闇社会”ではなく、法曹界も政財界も、怪しいものだという印象を受けた。

著者は刑務所を仮出所して2年後に71歳で病死している。
(本当に病死なのだろうか?)
読み物としては、結構面白かったので、続編も出れば読んでみたかったが、それが不可能となったのは残念である。


今年の読書:14冊目



読書 | 00:20:37 | Comments(0)
『ペンタゴン特定機密ファイル』


はじめに
     すべてはここから始まった。

1 死海文書が呼んだ波紋
     1947年という重要な年
     大使館での奇妙な遭遇

2 円盤と巻物
     空飛ぶ円盤時代の到来
     ついにリークされた秘匿文書
     UFOから発見された古代ヘブライ語文書
     CIA資料庫に眠る死海文書写真

3 ノアの箱舟の秘密
     四十昼夜の洪水を生き延びて
     世界各地に残る洪水伝説
     トップシークレット指定された箱舟写真
     スミソニアン協会が占有する秘密情報

4 アララト山とCIA
     情報公開を徹底して拒むCIA
     下院議員からのアプローチ
     書籍とその著者への厳重監視
     箱舟問題にのめり込んだ宇宙飛行士
     さらに不可解を極めていくアララト山の謎

5 アララト山と月の塵(ムーンダスト)
     「十戒」は宇宙人の法である
     月の塵=ムーンダスト計画
     告発者の声
     上院議員への脅迫

6 空中浮揚(レビテーション)とピラミッド
     古代エジプトの反重力
     「黄金の牧場と宝石の鉱山」の物語
     空中浮揚(レビテーション)にまつわる数々の伝説

7 ピラミッドパワーの神秘
     モリス・ジェサップが追究したマヤ
     インカ、そしてマチュピチュの驚異
     それは地球外生命体の建造物なのか

8 アメリカ海軍の陰謀
     ジェサップ仮説を追ったアメリカ海軍
     謎の死を遂げたジェサップ
     不可視化実験の重要性

9 重力を制御する野望
     UFOが利用するパワーグリッド
     キャシー文書の衝撃
     アメリカ政府機関の秘密調査

10 古代インドの核戦争
      古代の年代記が語る全面核戦争
      古代インド上空での空中戦
      オッペンハイマーの憂鬱
      「われは死神なり、世界の破壊者なり」
      「そう、あれが最初だ・・・・もちろん現代では」

11 CIAの秘密人体実験
      MKウルトラ計画の秘密
      キノコとシャーマンと秘密工作員
      古代エジプトへの薬物トリップ
      スター霊媒師ユリ・ゲラーはCIAが創った
      植え付けられた「ザ・ナインの思想」
      操られたニューエイジ運動

12 赤い星の謎
      「火星の人面岩」は光の悪戯なのか
      全球周回探査記録の検証

13 火星のピラミッド
      地球と火星との秘密のつながり
      スフィンクスが浸食された証拠
      火星のファラオ
      大災害に襲われた火星
      シドニアからギザへの旅
      現代の火星人=秘密の地球人
      古代の人間型ロボット(ヒューマノイド)
      エドガー・ケイシーとスフィンクス

14 火星人にまつわる機密
      政府によって操作される火星情報
      コミック作家ジャック・カービーの裏の顔
      映画『アルゴ』が描けなかった真相
      スウィフト作『ガリバー旅行記』の秘密
      世界最大の謎の文書「ヴォイニッチ手稿」
      ブルッキングス研究所の報告書

15 審判の日のミステリーサークル
      戦時下のミステリーサークル情報
      アメリカ政府も注目していた
      ミステリーサークルと2012年問題
      NSAの「審判の日」ファイル
      イスラム過激派とミステリーサークル

16 大空に浮かぶ幻影
      神々を利用する「プロジェクト・ブルービーム」
      火星人を用いての心理操作
      ペンタゴンが悪用する吸血鬼
      フィリピンで敢行された「神の目」作戦
      キューバ国民への偽のメッセージ
      森の中に幻影を見た
      湾岸戦争で使用目前だった精神工学(サイコロトニック)装置
      声を脳に直接送り込む「ソニックプロジェクター」
      悪魔の策略が描く未来図

17 精霊とスターゲート、そして不死
      次元を跳び越える「ジン」とアメリカ軍
      スターゲートを探して
      永遠の生命を望むのは誰か

18 古代の人工物を探して
      ヒトラーは憑依されていたのか
      聖杯が内包する脅威のパワー
      ナチス機関アーネンエルベの執着
      運命の槍と契約の櫃
      アメリカ版の捜索計画
      もうひとつ存在した聖櫃

19 イングランドの踊る石
      エイヴェリーの巨石建造群
      世界で最も有名なストーンサークル
      マリーンの踊る柱
      ヒーリングストーン

20 ストーヘンジと機密ファイル
      イギリス国防省のプラズマ計画
      地中深くの秘密基地
      エイヴベリーでの未説明の出来事
      奇妙な生物との遭遇
      幻覚体験と英国国防省の研究
      ロールライトの怪物

終わりに
     過去、現在、そして未来

引用書籍・紙誌・サイト・インタビュー 一覧

訳者あとがき
     政府機関が機密指定する謎



この本は、一種の都市伝説を扱ったものかな?(笑)
実際のところは、どうなのかはわからないが・・・
読み物としては結構面白かった。


今年の読書:13冊目



読書 | 21:11:31 | Comments(0)
『スガモ尋問調書』


はじめに

道は巣鴨に向かう

東條英機

広田弘毅

武藤 章

板垣征四郎

新たな始まり

訳者あとがき

解説―尋問の文脈 (日暮吉延)
   1 巣鴨プリズンにて
   2 捜査の開始と尋問
   3 広田弘毅の事例



著者は元米陸軍憲兵隊の軍人で、その後、雑誌社の編集長に転じた米国人。
憲兵隊機関誌の編集長の時に、たまたま東京裁判の遺品や関係資料と出会って、東京裁判に興味を持ったらしい。
そして13年以上に及び調査と取材にのめり込んだという。
その集大成が本書である。

本書の題名の「スガモ」とは「巣鴨プリズン」のことで、現在の池袋サンシャインが建っているあたりである。
ここに東京裁判のA級戦犯たちが収容されていた。
A級戦犯として処刑されたのは7名であるが、なぜかわからないが、本書では4名に関する話しか掲載されていない。
その理由も書かれていないので、どうしてなのか分からないが・・・
原書では7名分が書かれていたが、日本で翻訳する時に“著名”ではない3名は除かれたのかもしれない。
ちょっとこの点に違和感を感じる。

私が知りたかったのはA級戦犯として処刑された土肥原賢二さんについてだった。
土肥原閣下は「満洲のローレンス」とも言われる「スパイ・マスター」だった人で、私の祖父が一時期この方の副官をしたことがある。
他の人物の項にチラリとでも話が出てこないものかと期待して読んでみたが、残念なことに一言も出てこなかった。(涙)

本書は、米国立公文書館に保存されている尋問調書を中心に書かれた、非常に珍しい本である。
土肥原さんの尋問調書を読んでみたかったなぁ~・・・・残念である。
これら尋問調書に加えて、米陸軍情報部に保管されている文書、米憲兵隊の記録、当時巣鴨プリズンに勤務していた元憲兵へのインタビューや日本の教誨師である花山信勝師の英訳された日誌などを元に本書は書かれているので、ユニークな視点からA級戦犯に迫った本だと思う。
貴重な資料を駆使しての本なので貴重ではあるが、内容的にはかなり要約されているような気がしないでもない。
すべての資料を白日の下にさらし、処刑されたA級戦犯7名全員を取り上げたら、1冊の本という分量では収まらなかっただろう。
もしかしたら、分厚い本で全3巻・・・なんてことになっていたかもしれない。
そう考えると、一般向け、商業的には、この程度で丁度良かったのかもしれないという気もするが・・・・

でも、7人全員の尋問調書を読みたかった・・・・


今年の読書:12冊目



読書 | 21:24:29 | Comments(0)
『サンパギタ咲く戦線で』


“太平洋戦争”開戦近し
     戦争の前夜祭
     徴用令書の甲・乙・丙・丁
     井伏鱒二の楽観説
     言外に洩らす訣別の心
     妙な区長の挨拶
     打って変わった表情
     うまく逃れたハッちゃん
     封じられた徴用忌避
     無蓋トラックに乗せられて
     凍った折詰弁当
     一喜一憂の表情
     やっと電話連絡を
     いよいよ出発命令
     “私役”に口惜しがる今ちゃん
     誤って青春に伍す
     囚人列車さながらの車で
     雪隠の中の奇蹟
     思わぬ盛んな訣別の酒宴(さかもり)

出征航路
     宇品港から鹿島立ち
     懲用船とは
     上等兵に叱られる
     たくまざるユウモア
     たのしい「兵隊演芸大会」
     眸に残る少年航空兵
     寺内大将にあわせろ!
     基隆に上陸して
     客膳でたのしい一杯
     生命はもらった
     ジャングルを眺めて
     陰鬱な洋上生活

宣戦の布告
     宣戦の朝
     正攻法作戦によって
     田中・菅野先遣支隊の勇戦
     戦機、愈々熟して
     酒罎が“奇蹟”となる
     大輸送団は進む

リンガエン湾・敵前上陸
     リンガエン湾に上陸
     バウアンの第一夜
     最初の宣撫行
     椰子の水
     旌(はた)を眺めて
     戦局は有利に展開
     ビナロナンでの年の瀬
     大晦日の夜
     陣中の元旦
     元旦の朝、ホーデンくらべ
     マニラへ、マニラへ!
     ベビュー・ホテルを宿舎に
     土橋兵団の転用と暗影
     物価の安いマニラ
     ジョニー・ウォーカーの山

戦雲たなびくバタアン半島
     バタアン戦線に出動する
     デナルピアンにて
     ヘルモサの戦線にて
     塹壕(ざんごう)の中で莨(たばこ)一服
     塹壕の詩
     サンフェルナンド野戦病院にて
     病床と前線
     マニラに後送させられる
     平岡兵站病院に入院
     幽かな「戦陣訓」の声
     また別の患者について
     勝屋報道部長の見舞
     比島赤十字会婦人の見舞
     突如、退院を許される
     退院の祝杯を
     アルハンブラ・ホテルで
     パサイのとある酒場(パブ)へ
     望月少尉と大塚准尉のこと
     第二次徴用員が来る
     葦平ビフテキをパクつく
     コレヒドール攻撃激化する

バタアン総攻撃
     バタアン総攻撃の準備なる
     戦場に余情あり
     マッカーサー豪洲に脱出す
     待望の“総攻撃の火蓋切られる!
     バタアンの激戦
     尾崎士郎の名即興句
     形容できぬ凄愴な白兵戦
     破竹の進撃をする各部隊
     迷路難行
     バタアン遂に落つ
     “死の行進(マーチオブデス)”とは・・・・・
     不安に包まれた俘虜輸送
     本間中将の救助方配慮
     美しい本間雅晴の眸
     和製オート・ミールをつくる
     戦い去って白雲悠々たり
     ダンスホールの閉鎖命令
     一見、平穏をとりもどした町

魔の島・コレヒドール島  
     魔の島・コレヒドール島
     コレヒドール島を仰ぎて
     “敵前上陸”の命令下る!
     敵前上陸・敢行す
     「勅語」が下る
     バタアン・コレヒドール攻略祝賀観兵式
     音楽堂から分列式を見て

一応、小康状態を保つ比島
     寺内大将比島に来る
     天祐神慮ではありませんか?
     ホーデンをしばられる
     尾崎士郎の“道オンチ”
     異国の友情
     松竹慰問団の来比
     帰還の希望がわく
     いろんな現象が起こる
     勝屋部長に転任命令
     士郎マニラを去る
     ベビュー・ホテルの窓から
     ノンキな生活しながら
     美女を救う一幕

故国日本へ
     輸送司令官を命じられる
     和知中将に「司政官」を口説かれる
     鶯吟閣(おうぎんかく)での別離の宴(えん)
     マニラ港を出帆す
     突如、潜水艦現れる
     高雄に入港する
     北投温泉の一夜
     故国日本へ
     博多で第一夜を迎える
     神戸港へ
     東京へ一路!
     東京駅頭にて
     大本営に連絡に赴く
     戦友の家を歩いて
     日本の耐乏生活をみて
     船団やっと日本へ
     花隈での宴会
     京都に寄って
     「阿波丸」に乗船しなかった私
     暗くなっていった日本
     近衛公、深夜の軽井沢をただ一人彷徨する

戦後の友情
     マニラ市長、アルセニオ・H・ラクソン一家の突然の来日をみる
     ああ、懐かしいサンチャゴ一家よ
     「モンテンルパ」釈放感謝の会と「サンパギタの歌」楽譜贈呈の夕べ
     「日比友愛の碑」建立について

むすびのことば


著者は、外務省大東亜省次官室勤務の経歴を持ち、太平洋戦争では陸軍報道班員として比島に従軍された方。
本書は、報道班員としてフィリピンに派遣された時の体験談なのだが、これが非常に面白い。
報道班員として重用された人たちは、作家、詩人、画家、新聞記者、カメラマン等々・・・
私でも知っている名が出てくる・・・
尾崎士郎、石坂洋次郎、今日出海、井伏鱒二、海音寺潮五郎、サトウ・ハチロー等々・・・
特に著者は尾崎士郎とは仲が良かったらしく、頻繁に尾崎の名が出てくるし、彼のエピソードがいくつも出てくる。
これだけでも貴重な記録ではなかろうか?
報道班員として従軍した尾崎士郎・・・・こう言っては失礼かも知れないが・・・面白い!
戦場に送り込まれた「文化人」たちの話・・・面白いの一言である。

戦後の話も、これまたいい記録である。
戦後のフィリピン人との交流・・・・
戦後、「文化人たち」など関係者によって建立された「日比友愛の碑」が千葉県銚子にあるという
一度、行ってみたいなと思う。


今年の読書:11冊目



読書 | 22:36:53 | Comments(0)
『フィリピン戦線の日本兵』


はじめに

日本語版によせて

プロローグ

マヌエル・ロハス将軍と神保信彦中佐
   マライバライ・ダバオ&マニラ

PART1 ルソン島北部

日本兵の全員が悪いのではない
   イロコス・ノルテ州パスキン
     フローラ・M・パガドゥアンの証言
取りやめになった大虐殺
   イロコス・ノルテ州ラオアグ
     エヴァ・デ・グスマンの証言
ササキ・タロウ
   イロコス・ノルテ州ラオアグ
     ロスニルダ・C・モンタノの証言
異議申し立て
   カガヤン州ツゲガラオ
     J・ダブロサの証言
セイキさん
   イロコス・スール州サン・エステバン
     エルネスト・A・エスピリツの証言
天然痘がどのようにして命を救ったか
   イロコス・スール州カブガオ
     ベティ・バーバーズ・インペリアルの証言
音楽には不思議な力がある
   イロコス・スール州サンタ
     エリタ・P・デ・ラ・クェヴァの証言
幼いリーをかわいがった兵士
   イロコス・スール州ヴィガン
     ベティ・バーバース・インペリアルの証言
人間味ゆたかな隊長
   イロコス・スール州ヴィガン
     ベティ・バーバース・インペリアルの証言
誕生日の変わったプレゼント
   イロコス・スール州カブガオ
     ベティ・バーバース・インペリアルの証言
日本軍は祖父を助けてくれた
   イロコス・スール州マグシンガル
     ベティ・バーバース・インペリアルの証言
若い将校コダシさん
   イロコス・スール州カブガオ
     アントニオ・R・ハラの証言
ネナへの贈りもの
   イロコス・スール州カブガオ
     ベティ・バーバース・インペリアルの証言
アンドウ隊長
   マウンテン州アパヤオ・バヤグ
     エルネスト・A・エスピリツの証言
教会の鐘
   マウンテン州リンガ・ルブアガン
     クリスティーナ・A・モラレスの証言
リトウさん
   ベンゲット州バギオ
     ベニフレド・D・サンタ・マリアの証言
救いの日の夜明け
   ヌエバ・ヴェスカヤ州バヨンボン
     ナンシー・フロレス・ナヴァロの証言

PART2 ルソン島中部

ペルラと二人の求婚者
   パンガシナン州サン・カルロス
     フェ・M・カシリヤンの証言
級友は覚えている
   パンガシナン州ビナロナン
     アメリア・メンドゥエトの証言
音楽に魅せられて
   パンガシナン州サン・カルロス
     フェ・M・カシリヤンの証言
不正はただされる
   パンガシナン州サン・カルロス
     ティモテオ・カストロ2世の証言
クリスマスの自由の精神
   パンガシナン州サン・カルロス
     フェ・M・カシリヤンの証言
オオムタ大尉と日本刀
   パンガシナン州マナオアグ   
     コンラド・メンドーサの証言
オオムタ大尉とギター
   パンガシナン州マナオアグ   
     コンラド・メンドーサの証言
ブレスレット
   パンガシナン州サン・カルロス・アグダオ
     フェ・M・カシリヤンの証言
灯火管制
   パンガシナン州ダグパン市
     フロロ・A・ガスコンの証言
ある医師
   ヌエヴァ・エシハ州カビアオ
     エヴァ・デ・グスマンの証言
日本軍は私の叔父を信用した
   タルラック州プラ・エスティポナ
     ロランド・G・パラガスの証言
ルイスと牛と日本兵
   タルラック州パキニ
     コンラド・メンドーサの証言
彼らも泣いている
   タルラック州タルラック
     フィデル・ドゥランの証言
田んぼの稲
   タルラック州プラ
     ロランド・G・パラガスの証言
手料理で
   サンバレス州サンタ・クルス
     コラソン・G・サモディオの証言
褒美
   パンパンガ州サン・ルイス
     ルスティカ・Y・カルロスの証言
華麗な鳥
   パンパンガ州サン・ルイス
     ルスティカ・Y・カルロスの証言
大佐と教区の司祭
   パンパンガ州サン・ルイス
     ルスティカ・Y・カルロスの証言
3人の中で1人だけは“人間”だった
   パンパンガ州
     ベンハミン・C・パストラルの証言
トマサと日本兵
   ブラカン州サン・ラファエル
     ニエヴァ・ヴェロイラの証言
思いがけない親切
   ブラカン州ノルサガライ
     コラソン・G・サモディオの証言
残忍な男でもなければ野蛮人でもない
   ブラカン州ノルサガライ
     コラソン・G・サモディオの証言

PART3 マニラ近辺

チャンピオンのメダル
   マニラ市フィリピン大学のキャンパス
     アウレリオ・アマンテの証言
忘れられない音楽
   マニラ市サン・アンドレス
     コンセプシオン・R・カバニエロの証言
イルマの貢献
   マニラ市サン・アンドレス
     シンティア・セリスの証言
親切のための親切
   マニラ市パコ
     コンセプシオン・R・カバニエロの証言
結婚
   マニラ市・サンパロック
     ティモテオ・R・カストロ2世の証言
キャッサバの芋
   マニラ市サンパロック
     レオノール・T・ポブレの証言
日本兵に救われた
   マニラ市トンド
     エストレリア・L・サモンテの証言
異例の日本将校
   マニラ市サンタ・クルス
     ナンシー・フロレス・ナヴァロの証言
意外な新事実
   マニラ市エルミタ
     コラソン・G・サモデイオの証言
ヒデロウ
   マニラ市タフト通り
     アスンシオン・G・ミテリアの証言
初めての出会い
   リサール州ノヴァリチェス・タリパパ
     ホセ・B・フェスティンの証言
彼らは音楽に耳を傾けた
   リサール州サン・ホアン
     エヴァ・デ・グスマンの証言
オカムラ大佐
   リサール州ケソン市カムニン
     グレゴリオ・L・シャンヒオの証言
サクラノハナ
   リサール州マリキナ・サン・ローケ
     ソイラ・S・サンタ・イネスの証言
アマノさん
   リサール州マラボン
     エヴァ・デ・グスマンの証言
親切な敵
   リサール州カロオカン・クレースパーク
     コラソン・G・サモディオの証言
生兵法は怪我のもと
   リサール州パッシグ
     フェルナンド・サンチェス2世の証言
鉄道線路のそばで
   リサール州スーカット
     コンセプシオン・R・カバニエロ
司令官
   リサール州タナイ
     フェルナンド・サンチェス2世の証言

PART4 ルソン島南部

サロと歩哨と私
   カビテ州シラン
     サルヴァドル・P・ルナの証言
日本兵とその恋人
   カビテ州シラン
     サルヴァドル・P・ルナの証言
イシマ中尉
   カビテ州カビテ
     D・カブレラの証言
アンドレスおじいさんと日本兵
   カビテ州シラン
     アブンディオ・V・メルカドの証言
伍長とコーラスガール
   カビテ州シラン
     アブンディオ・V・メルカドの証言
女たちは震え上がった
   バタンガス州サン・ホアン
     アウグスト・M・マナロの証言
よい友だち
   バタンガス州タイサン
     ルス・A・ブエンヴィアヘの証言
聞き耳を立てていた人たち
   ラグナ州リリオ
     アメニダッド・M・モンテイロの証言
1枚のビラ
   ラグナ州カンルバン
     アンヘr-ナ・C・ヘメデスの証言
ミスター・モチモト
   ラグナ州リリオ
     アメニダッド・M・モンティロの証言
森の中で道に迷って
   ラグナ州リリオ
     アメニダッド・M・モンティロの証言
桜の花
   ラグナ州ロス・バニヨス
     リタ・S・ヴェルモンテの証言
馬上のロメオ
   ラグナ州ロス・バニヨス
     リタ・S・ヴェルモンテの証言

PART5 ルソン島南東部

食糧庫の隊長
   カマリネス・スール州ナガ市マボロ
     エミリオ・B・アンヘレス2世の証言
教訓を受けた出来事
   カマリネス・スール州ナガ市タブコ
     エミリオ・B・アンヘレス2世の証言
知性と教養に富んだ日本兵
   アルバイ州アルバイ
     ジョセフィーナ・H・デル・ヴィリヤールの証言
しつけを教えてくれた人
   アルバイ州アルバイ
     ジョセフィーナ・H・デル・ヴィリヤールの証言
クマダさん
   アルバイ州アルバイ
     ジョセフィーナ・H・デル・ヴィリヤールの証言
トゥラトゥラ通りとコニヘロ大尉のこと
   アルバイ州アルバイ
     ジョセフィーナ・H・デル・ヴィリヤールの証言
フカボリ大尉
   アルバイ州アルバイ
     ジョセフィーナ・H・デル・ヴィリヤールの証言
彼らのすべてが人でなしなのではない
   アルバイ州アルバイ
     ジョセフィーナ・H・デル・ヴィリヤールの証言
ティアン・テリアの「ハポン」
   ソルゴン州ブラン
     リカルド・グレイ・ゴルペオの証言
私は救助された
   ソルゴン州ブラン・ブノド
     エミリオ・B・アンヘレス2世の証言
夜の訪問者
   ロンブロン州ロンブロン
     ダイアナ・C・リムの証言
良心
   ロンブロン州ロンブロン
     ダイアナ・C・リムの証言

PART6 レイテ島&ミンダナオ島

不思議な指輪
   レイテ州トロサ
     ロレッタ・C・アドヴィンクラの証言
日本軍のパトロール
   スリガオ州スリガオ
     フロロ・A・ガスコンの証言
日本人の友だち
   ダバオ州ダバオ
     ルシア・J・ヴァルデラモスの証言

訳者あとがき


著者は元・フィリピン大学の英語学教授だった人。
本書は日本軍がフィリピンを占領していた当時、すべての日本軍将兵が残虐だったわけではないことを示す証言を集めて書いたという本。
つまり、日本軍の中には、良い人、親切な人もいたんだという話らしいのだが・・・・
読みだしてまもなく、首をかしげてしまった。(苦笑)
なんとも不自然な話が多すぎるのである。

まず、最初に「流暢な英語を話す日本兵」が、必ずと言っていいほど出てくる。
たしかに英語が話せない日本兵とはコミュニケーションが取れなかっただろうから、どうしても思い出として残るのは英語の話せる日本兵ということになるのだろうが・・・
それにしても、どいつもこいつも「流暢な英語を話す日本兵」なのである。
カタコト英語に身振り手振り・・・という日本兵の話はわずかしかない。
本当に、そんなに沢山、「流暢な英語を話す日本兵」がいたのだろうか?

次に証言に登場するフィリピン娘は全員が「美しい」「絶世の美女」と表現している点・・・(笑)
戦時中、そんなに沢山、フィリピンには「美少女」がいたのかと突っ込みを入れたくなる。(苦笑)

私の経験から言うと・・・
フィリピン人は、嘘をついているという自覚がない・・・(笑)
嘘というより、少し話を誇張しているだけ・・・という感覚なのかもしれない。
いや、その誇張すら認識していなくて、折角だからとサービスしているというつもりなのかもしれない。
あくまでもサービスであって、決して嘘ではないというようなところが見られる。
この証言も同様なのではないか?
「日本兵に関する良い思い出を語ってくれ」と頼まれて、大サービスして誇張した話を語ったのか・・・
それとも、報酬目当てで、相手が気に入るような話を“でっちあげ”たのか・・・
本書を読んでいて、どうもシックリいかないところが多いのである。

まるで小説仕立てのような証言や、最後のオチが童話の“教訓”めいた証言や・・・・
どうみても“出来過ぎている”としか思えない証言や・・・
とにかく怪しい話が多い。

たとえば、フィリピンの「美少女」に求婚する日本兵の話・・・(苦笑)
その証言は、一つや二つではない・・・
当時、日本兵が、そうそう簡単に占領地の娘と結婚するなんてことが出来るはずはないのでは?
まともな頭の持ち主なら、好意を持ったとしても結婚までは考えないだろう。
そのかわり、恋愛は確かにあった。
実際にそういう経験をした生還者から話を聞いたことがある。
この方の場合は部隊の移動とともに、その恋は実らなかったのだが・・・
戦後、慰霊巡拝に現地を訪れた時に、偶然にも“彼女”の弟と再会した。
で・・・“彼女”のことを尋ねたら戦後まもなく病死したとのこと。
悲しい話である。
この方は「部隊を脱走して彼女と駆け落ちしようかと思ったくらい好きだった」とおっしゃっていた。
が・・・それは現実的ではない、先々を考えたら、誰もが諦めて当然である。
求婚ねぇ~・・・・あり得るかねぇ~(苦笑)

証言が、小説仕立て風になっているものについては、創作とも受け取れないこともないが・・・
証言者の証言が支離滅裂で要領を得ないので、著者が証言を基に話を“整えた”せいなのかもしれない。
良い方に解釈すれば・・・であるが・・・

また、どこかで聞いたような“よくある話”の証言が複数。
それは音楽・・・・
美人のフィリピン娘がピアノを弾いたら、横柄な日本兵が大人しくなり親切になって、その家族は危機から脱することが出来た・・・というようなストーリーである。
その手の話は、聞いたこともあるから現実にそういうこともあっただろうが・・・
だからといって何処にでもある話ではないような気がするが・・・
本当に自分の“体験”なのだろうか?

読み進めているうち、おかしなことに気が付いた。
同一人物が複数証言している。
これは、エピソードがいくつもあるので、それぞれのエピソードごとに分けたと解釈すればいいいだけだろうが・・・
気になったのは「住所」・・・
同姓同名で「住所」が違うのである。
これはどういうことなのだろう?
この「住所」がエピソードがあった場所を示すのか、それとも証言者の「居住地」をしめしているのか、それが不明確。

例えば・・・
ルソン島のパンガシナン州ダグパン市 フロロ・A・ガスコンの証言
ミンダナオ島のスリガオ州スリガオ フロロ・A・ガスコンの証言
場所が全く違うが、同姓同名の人物の“証言”・・・・
同姓同名の別人とは思えませんが・・・

本書の「証言者」の中には、そういう人物が複数いる。
こうなると、この証言の信ぴょう性を疑いたくもなるのだが・・・
かといって、同じ証言者名を使って複数の「証言」を創作して“水増し”するというお粗末な手法を取るとも思えない。

本書は、「日本兵の美談」の証言を集めたはずだが・・・
どう見ても「日本兵の美談」とはかけ離れているような話がいくつかある。
要するに、したたかなフィリピン人が、お人好しの日本兵をうまく言いくるめて、つまり“してやったり”ということで、危機を脱することが出来たというような話・・・
これは美談でも何でもなく、ただの証言者の(フィリピン人の)自慢話・・・
日本兵はただの“マヌケ”ということになる。

過去には、フィリピンにおける日本軍将兵の悪行の数々を暴く証言をまとめた本を読んだことがあるが・・・
これも怪しげな話が多くて、果たして証言はどこまで本当か?・・・と思ったものである。
こちらは日本人が収集して出版したもので、かなり政治や思想の偏りから作られたものであることが一目瞭然の本だった。
だからといって、全ての証言は嘘であるとは言い切れないし、日本軍将兵が悪行は一切行わなかったなどとは思わない。
ただ、誇張と脚色と創作を入り混ぜて証言数を増やしているのではなかろうかと思われる本だった。
“話半分”どころか“話半分以下”という気持ちで読むべき本だと思ったが、本書も残念ながら私にとっては同等扱いとなる。
日本軍将兵による善行がなかったとは言えないが、“美談”とする証言は少ないような気がした。
著者の“思い”とは、ちょっとかけ離れた「証言集」になってしまっているように思える。
まさか、著者が日本に阿って(または諂って)、日本から“何かを”得ようとして本書を出版したのではないだろうと思いたい。



今年の読書:10冊目



読書 | 23:05:01 | Comments(0)
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