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野牛重兵衛

Author:野牛重兵衛
会社を実質的に自主廃業し『自由人』となる。
自ら『脱藩浪士』と名乗り自由な日々を生きることにした。
常陸国在住
59歳
今もって独身!(笑)
これからも独身!(大笑)

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『日本の外交は国民に何を隠しているのか』


はじめに

第1章 国連分担金滞納国・日本
       1.日本はなぜ滞納するのか
       2.歪む認識

第2章 イラク戦争と国連改革
       1.国連改革論の登場
       2.半年遅れた政府の国連改革論
       3.北岡審議会の報告と北岡大使の誕生

第3章 常任理事国になって何をするのか
       1.外務省改革と常任入り
       2.1998年のイラク爆撃―政治的覇権国として―
       3.イラク戦争―経済的覇権国として―

第4章 矛盾する論理と混乱する議論
       1.「やむを得ない」イラク戦争支持
       2.石油のための自衛隊派遣
       3.混迷するメディア

第5章 国連を乗り越えて暴走し始めた日本
       1.経済制裁と拉致
       2.傭兵か英雄か
       3.英国と日本―制度化を目指す国と拒否する国―

第6章 日本の分担率は不当か
       1.分担率の決め方
       2.米国の分担率引き下げ

おわりに


本書を読んで、真っ先に驚いたのが、日本が国連分担金を滞納しているという話・・・
米国が分担金を何年にもわたって滞納しているという話を聞いたことがあったので、国連加盟国の中で滞納しているのは米国だけだと思っていた。
まさか日本も滞納しているとは知らなかった・・・(大汗)
本書が発行されたのは、2006年なので、今はどうなのかは知らないが・・・(苦笑)

本書で気になったのが、「右派」「右傾化」という文字が散見されること・・・
逆に「左派」「左傾化」という言葉は一度も出てこない。
さらに読売新聞と産経新聞の記事に対して、結構きつい物言いをしている。(汗)
著者の“立ち位置”がこれで分かるというものだが・・・(大汗)

「右派」「右傾化」「保守」「軍国主義」といったような、よく“左の方々”が使う言葉には目をつぶって読むと、その内容は、“左の方々”独特のひねくれた物言いとは違うので、内容はマトモである。
それだけに、これらの言葉が散見されたのが残念・・・(大汗)
素直に内容を読んでくれる人が減ってしまうのではないかと余計な心配をしてしまった。(苦笑)

文章は私にとっては学術論文のように思えて、ちょっと読みずらかった。
引用先などが丁寧に本文に挿入されているので、どうしてもそこで読むリズムが狂うのである。(大笑)
これは私の能力の問題だが・・・(大笑)

それにしても、外務官僚というのは“やっぱり”どうしようもないなぁ~という感想を持った。
こりゃ、駄目だな・・・(大汗)
以前から思っていたことなのだが、国連自体もどうなんだろう?
もう解散して新しい国際組織を作った方がいいんじゃあるまいか?(大汗)
国連は、第二次大戦の戦勝国の“同窓会”だと私は思っている。(苦笑)
いい加減、“同窓会”はやめたらどうだろうか?
いつまでも「敵国条項」に日本を「敵国」として明記したままなんでしょ?
敵から“同窓会の会費”を取るとはねぇ~(苦笑)
日本もそれを楯に分担金を滞納するって言うなら理屈が通ると思うのだが・・・
そうではないようである。
しかも、戦勝国の集まりなのに、そこの安保理の常任理事国になりたいというのがよくわからない。
日本は彼らの“敵”なんですけど・・・(大笑)

一番最後の「おわりに」は、本文を要約した内容が書かれているので、「日本の外交は国民に何を隠しているのか」の答えは、ここを読むだけで、わかる。(笑)
本文を読むと私にとっては逆に混乱してよくわからなかった。(大笑)
というわけで・・・かなり読み終えるのに時間がかかってしまった・・・(大汗)


今年の読書:51冊目



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読書 | 01:33:05 | Comments(0)
『南洋政治地理史考』
img010.jpg

『南洋政治地理史考』
著作者 白坂義直
発行所 田中誠光堂
昭和18年3月20日 初版發行(初版3,000部)
定價 金貮圓貮拾銭

第1章 著者の言葉

第2章 南洋前史時代人類の分岐

第3章 三世紀南洋諸國地史

第4章 七世紀南洋諸國地史

第5章 十三及十四世紀南洋政治地圖

第6章 十四世紀満者伯夷帝國

第7章 十六世紀南洋政治の變轉

第8章 十八世紀南洋史地圖

第9章 十九世紀南洋政治地史

第10章 日本の成長

第11章 印度民族地理

第12章 現代豪洲及新紐蘭

第13章 泰國失地史

第14章 舊英領馬来民族行政地圖

第15章 現代南洋民族文化地圖

第16章 南洋各地人口密度

第17章 現代南洋華僑分布圖

第19章 南洋民族地圖

第20章 比律賓民族地圖

第21章 近世南洋に於ける民族の移動

第22章 南洋経済地圖
       第1 資源
       第2 投資

第23章 南洋各地交通量

第24章 世界史上之六大帝國

第25章 日本之成長と東亞之發展

地圖
    古代 前史時代人類之分布
    古代 三世紀南洋諸國地史
    古代 七世紀南洋諸國及交通
    古代 古代爪哇諸國

    中世 十三世紀南洋政治地史
    中世 十四世紀南洋諸國
    中世 十五世紀末南洋回教諸國
    中世 十六世紀南洋政治地圖
    中世 アメリカの發見

    近世 十八世紀南洋政治地史
    近世 十九世紀南洋政治地史
    近世 近世南洋民族移動圖

    現代 英國の印度洋帝國
    現代 印度行政區分及人口
    現代 印度交通地圖
    現代 1903年に於ける馬来半島
    現代 舊英領馬来行政地圖
    現代 泰國失地圖
    現代 比律賓行政區分
    現代 比律賓人口及密度
    現代 ミンダナヲ可耕地域
    現代 現代華僑分布及投資圖
    現代 豪洲及新西蘭地方別人口及密度
    現代 南洋各地人口密度及都市人口
    現代 南洋民族地圖
    現代 現代南洋宗教地圖
    現代 南洋文化地圖
    現代 南洋経済地圖
    現代 南洋航空線
    現代 太平洋船舶交通量
    現代 南洋各地交通量概圖
    現代 日本之成長と東亞之發展
    現代 現代世界之鼎立闘争
    現代 世界史上之六大帝國


本書は昭和18年に出版された本・・・
内容的には、大学の教科書かな?・・・という感じであるので、ちょっと難解な部分が多いが・・・
結構面白かった。
収録されている地図類は縮小されたもののようなので、ちょっと見づらいが、貴重な資料であると思う。


今年の読書:50冊目



読書 | 00:07:43 | Comments(0)
『幕末漂流』


プロローグ 幕末漂流

想像力こそ創造力
   もし、幕末に写真がなかったら
「古い写真」の読みかた
   記録と表現

第1章 幕末写真の発掘とブーム

発掘は今だ
   週末の1本の電話
   「70年前の香港くっきり」
   二匹目のドジョウ
   爆発的な反響
   冷汗
   甘味な幕末写真
幕末は写真とともに
   写真の誕生

第2章 甦った顔・顔・顔

激動の幕末を生きる
   幕末を生きた顔
   頭上のピストル
   第一回遣欧使節の片エクボ
   遣米使節に緊張感
   フルベッキとアメリカ宗教界の戦術
   民間人の渡航第一号
変革期の息吹
   スフィンクスの前に立った侍たち
   遣露使節の前に現れた謎の男
ニューヨークのサムライたち
   ブロードウェーの街角に立つ
薩摩と琉球王国
   殿様カメラマン
   「忘れられた王国」
政商グラバーの写真コレクション
   「倉場写真帖」
   “死の商人”グラバーと洋銀相場
   グラバーと討幕派
   息子・倉場富三郎の死
土にまみれ刀をクワに
   朝敵の汚名を背に
最後の将軍が写した光景
   二枚の写真に込められた心情
幕末の江戸
   暗黒の大都会
   江戸散策
   テロの臭い

第3章 相次ぐ幕末写真の発見

幕末のパリに謎の日本人
   銀板写真
世界最古の銀板写真と対面
   絵に近い写真
幕末・明治のアルバム里帰り
   「蒔絵アルバム」
海を渡った二女性
   頑丈そうな手
都内で「銀板写真」発見
   たったの12枚

第4章 オランダに眠っていたニッポン

ライデンからのお誘い
   詰まっていた幕末日本の姿
写真が歴史になった
   長崎・出島の医官らが収集
   絵に代わり日本を伝える
   横浜・函館・長崎の3ルート
   東西で2人の写真師誕生
   戦争・盗難・火事をくぐって
心までも読む写真
   130年前の姿生き生きと
   ヒュースケン暗殺で何が変わったか

第5章 脈々と続く血の流れ

現れた商館長の末裔
   ドンケル・クルチウスのこと
西郷写真とドイツ人軍事顧問
   西郷写真の謎
ベアトの弟子・日下部金兵衛の孫
   初の写真事業家
西南戦争で戦死していた写真の主
   「いざ出陣」
生きていた会津娘子隊の姉妹
   中野竹子の戦い

第6章 写真師ベアトの魅力

謎の写真師ベアト
   AかFか
   来日
   カメラの騎士
   スフィンクスと侍
   下関砲台占拠
   ボーりング好き
   徳川将軍をパチリ
   外交問題
   建て売り住宅
   いずこへ
ベアトの正体
   ベアトは二人いた
   冒険野郎と芸術家
   スフィンクス写真の謎
   ビルマの土に?
ベアトが見た「幕末のアジア」
   急造の町―横浜
   時代背景
   東方への旅
   インドへ
   中国へ
   朝鮮へ
生麦事件の現場は今
   テロの現場を歩く
   ベアト写真の検証

第7章 貴族写真師―スティルフリード

ほら吹き男爵
   末裔と対面
   生い立ち・来日
   明治天皇盗み撮り
   ひんしゅく者
   日本人妻子のその後
   宮廷絵師
ウィーンに眠る
   墓前にて
   消え行くニッポンの血

エピローグ ウィーンからベネチアへ

スティルフリードとベアトの友情
   二人の足跡を訪ねて

あとがき


「幕末漂流」とは、面白いネーミングである。
が・・・この題名では、一体何の話かわからないというのが本音である。(笑)
著者は朝日新聞本社の写真部にいた人・・・
1984年から4年ほど掲載された読者所蔵の幕末の「古い写真」の特集が、本書執筆のきっかけだそうである。
つまり・・・幕末の古い写真についてのお話・・・
これが面白いのである。
私は結構、昔の写真が好きなので、興味深く読ませてもらった。
幕末に写真を撮った人がいたんだ・・・
その写真が現在も残っているとは驚きである。
しかも、個人所有となると益々驚きである。
この古い写真にまつわるエピソードも面白い。

昔の写真は白黒写真だが、きめ細かく鮮明なのにも驚く。
私が小学生のころ撮影したカラー写真など、色がぼやけて、そもそもはピンボケしていなかったはずなのに、アルバムの中でピンボケ写真になっていた。
それに比べ、幕末の写真の方が“綺麗”なのは、どういうわけか?(大汗)
いつも古写真を見るたびに、そう感じるのである。

本書には「さらし首」の写真など、ショッキングな写真も掲載されているが・・・・
貴重な記録であると思う。
35年ほど前、米国を旅していたとき、確か南部の「リー将軍の記念館」だったと思うのだが・・・
そこで南北戦争の戦場写真集を見たことがあった。
南北戦争は1861年~1895年に起った戦争である。
日本では“幕末”にあたる時期である。
この写真は南軍が撮影したものらしく、戦死した北軍兵士の遺体の写真が満載の写真集だった。
その写真の鮮明なこと・・・今でも記憶に残っている。
ここに写っている人・・・家族もいたんだろうなぁ~とか、まさかこんな死に方をするとは思っていなかっただろうなぁ~とか・・・
人の生き死に・・・無名な人間の人生・・・
色々考えさせられた。
日本では、「トラウマになるから」ということなのか、こういう悲惨な写真を見せないようにしているようだが・・・
その割には、おどろおどろしい“ゾンビ”の映画だとか、人を虐殺するような映画やドラマが蔓延している気がしてならない。
近年、平気で人を殺す“一般人”が多いのは、リアルなものを見ず、バーチャルな物しか見ていないせいではなかろうか?
ちょっと惨酷な写真もあったりするが、これらの古写真は“リアルな”貴重な記録である。
歴史の証言者・・・である。
読み物としても、おもしろい本だった・・・


今年の読書:49冊目



読書 | 00:10:30 | Comments(0)
『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』


はじめに
       事実か、それとも「特大の妄想」か
       北方領土問題が解決できない理由
       「戦後日本」に存在する「ウラの掟」

第1章 日本の空は、すべて米軍に支配されている
       エリート官僚もよくわかっていない「横田空域」
       世田谷区、中野区、杉並区の上空も「横田空域」
       いまも中国・四国地方を覆う岩国空域
       巨大な空域に国内法の根拠はない
       嘉手納空域と沖縄の現実
       2010年に返還されたはずなのに
       米軍が沖縄の空を支配し続けるカラクリ
       新たな「米軍専用空域」が設定されていた
       「その周辺」という言葉の意味を途方もなく拡大する
       本土でもやはり、上空すべてが支配されている
       どんなに危険な飛行も「合法」

第2章 日本の国土は、すべて米軍の治外法権下にある
       沖縄の小さな集落でいま起きていること
       「基地返還」のトリック
       信じがたい現実
       高江の「ベトナム村」
       米軍の軍事演習は、日本全土で行われている
       オスプレイの高い事故率
       すでに日本全土を飛びまわっているオスプレイ
       首都圏で墜落事故が起きたらどうなるか
       密約の持つ「破壊力」
       国土全体が、治外法権下にある

第3章 日本に国境はない
       条文を読むおもしろさ
       「旧安保条約・第1条」
       米軍を「配備する権利」
       三重構造の「安保法体系」
       国境がない国、日本
       憲法9条が見逃しているもの
       安保条約に「在日米軍」という概念はない
       小田実の視点
       「国内およびその周辺」とは
       アジアに残る冷戦構造とは、つまり米日韓の軍事的従属関係のこと

第4章 国のトップは「米軍+官僚」である
       米軍の「リモコン装置」
       日米合同委員会に激怒していた駐日首席公使
       日本という「半分主権国家」
       「対米従属」の根幹
       きっかけは鳩山政権の崩壊
       秘密会合の翌日の裏切り
       まさに「ブラックボックス」
       官僚たちが忠誠を誓っていたもの

第5章 国家は密約と裏マニュアルで運営する
       なぜ米兵の犯罪は、いつもモメるのか
       「逮捕したら、すぐに米軍に引き渡せ」
       密約の方程式
       裁判権放棄密約と身柄引き渡し密約
       基地権についての極秘報告書
       基地権密約についての「公式」
       密約製造マシーン
       「地位協定」=「行政協定」+「密約」
       三つの裏マニュアル(最高裁・検察・外務省)
       殺人を無罪にする役所間の連係プレー
       米軍関係者の犯罪は、必ず法務大臣が指揮する

第6章 政府は憲法にしばられない
       いちばん驚いたこと
       ただアメリカの法律を守っているだけ
       結局、憲法が機能していないということだ
       問題の核心
       高裁を跳ばして最高裁に上告せよ
       駐日大使と最高裁長官が密会
       日本の司法の歴史における最大の汚点
       安保条約は憲法よりも上位
       「日本版・統治行為論」とは?
       日本は「法治国家崩壊」状態にある

第7章 重要な文書は、最初すべて英語で作成する
       自分たちに都合のいい主観的な歴史
       天皇自身による降伏の表明
       天皇をつかえば、多くの命が救われる
       意図的に隠された昭和天皇の姿
       アメリカ国務省の冷静な視点
       「人間宣言」の作成過程
       まず天皇自身に宣言させ、それから日本人に受け入れさせる
       「絵本のような歴史」
       憲法9条のルーツをたどる
       戦後の世界のかたちを決めた大西洋憲章
       憲法9条のルーツである大西洋憲章・第8項
       憲法9条は国連軍の存在を前提としていた
       実現しなかった国連軍
       丸山眞男の憲法9条論
       「平和を愛する諸国民」とは?
       「調べたこと」と「頭で思ったこと」
       「丸山教団」と日本の知識人の倒錯
       新しい時代を始めるために必要なこと

第8章 自衛隊は米軍の指揮のもとで戦う
       「密約の歴史について書いてくれ」
       「指揮権密約」の成立
       徹底的に隠された取り決め
       すべては朝鮮戦争から始まった
       危機に陥った米軍
       さまざまな戦争支援
       「占領体制の継続」ではなく、「占領下の戦争協力体制の継続」
       米軍が自分で条文を書いた旧安保条約
       対米従属の正体
       予言されていたふたつの憲法破壊
       9条2項の憲法破壊
       9条1項の憲法破壊
       「自衛隊と米軍基地は合憲で、海外派兵は違憲」
       現実化する悪夢

第9章 アメリカは「国」ではなく、「国連」である
       「米軍原案」の基地権条項
       日本の戦後を貫く方程式
       じつは安保条約での集団的自衛権を拒否し続けていたアメリカ
       NATOと「日米同盟」の違い
       日米両国の「本当の関係」とは?
       「日本全土を米軍の潜在的基地にする」
       マッカーサーの迷い
       朝鮮戦争を逆手にとったダレス
       「6・23メモ」の謎
       アメリカの持つ最大の武器
       国連憲章の43条と106条を使ってクリアする
       ダレスの使った法的トリック
       「大きな謎を解く旅」の終わり
       「無責任な軍国主義」を支持する日本
       世界的なスケールを持った対立
       日本と世界のためにできること
       サンフランシスコ・システムの法的構造

あとがき
〔追記〕なぜ「9条3項・加憲案」はダメなのか


日本が「独立国」だと本気で信じている人はいないと思うが・・・(大笑)
もし、そんなことを本気で信じている人がいたら、本書を読んでみるべきだろう。
私は以前から、日本が独立国であるかどうか、非常に懐疑的だったが、本書を読んでみて、やっぱりそうだよね・・・という思いである。
非常にわかりやすく書かれている。
で・・・不思議なのは、「改憲論議」・・・
憲法改正に反対する人たちがいるのが不思議でならない。(大汗)
こういう人たちは、“左に傾いている人たち”に多いような気がするが・・・(苦笑)
今まで通り米国の支配下にいたいのだろうか?
親米派・・・なのかな?
日本人なら“右”も“左”も憲法改正で一致していいと思うのだが・・・(彼らは日本人ではないのか?)(苦笑)
その先の、憲法のどこの部分をどう改正するかで議論するべきだと思うのだが・・・
憲法改正の際にも参考になる本だと思う。


今年の読書:48冊目



読書 | 23:15:08 | Comments(0)
『フィリピンBC級戦犯裁判』


はじめに

第1章 フィリピン人の対日感情
―1945年の原風景

第1節 暴力と喪失

1 マニラ戦の現場から
     セント・ポール大学の虐殺
     灰燼に帰したマニラ
2 残虐事件を記録する
     フィリピン全島に及ぶ捜査網
     捜査報告書が語ること
     無差別に被害に遭った民間人
     集められた犠牲者の声

第2節 フィリピン人の怒り

1 象徴としてのマニラ戦
     報じられる「日本軍の暴虐」
     米国議会での証言
2 日本兵たちの末路
     絶望の戦場
     「ハポン ドロボーバカヤロー」
     在留民間邦人も直面した怒り
     解き放たれた罵声
3 石もて追わるる如く
     「ありふれた名前のために首実検」
     戸惑いと反発、そして悲しみ

第2章 独立国家としての挑戦
―フィリピンの対日戦犯裁判

第1節 フィリピンの戦犯政策

1 裁判実施の背景
     独立を見すえるフィリピン、米軍の事情
     フィリピン政府への移管
2 公正な裁判を目指す
     ロハス大統領の宣言
     新国家の試金石として
3 国立戦争犯罪局の発足
     裁判を推進する面々
     一大国家プロジェクト
     公正さへの志向

第2節 反日感情渦巻く中で

1 日本人弁護士の採用
     ロハス大統領の意向
     苦境、そしてトラブル
2 フィリピン人弁護士の奮闘
     任務としての弁護
     逆風に耐えての弁護

第3節 裁判の展開と政策的意味

1 工藤忠四郎元大尉の裁判
     通らない無実の訴え
2 裁判の展開と終結
     有罪の半数以上が死刑
     大統領の上申書
     訴追ラッシュ
3 「裁くこと」の意味
     「暗黒の三年間」に対する裁き

第3章 モンテンルパの時代
―関係性の修復に向けた模索

第1節 服役生活の始まり

1 ニュービリビッド刑務所
     身柄の移管
     白亜の刑務所
2 戦犯たちの日常
     有期・終身刑の「赤組」
     労務と自治
     「青組」死刑囚たちの“自由”
     『独房』『虜囚』『人類の蹉跌』―獄中の文集

第2節 フィリピン当局の態度

1 二人の刑務局長
     「人間として」
     厚遇の背景
2 「最もよき理解者」ブニエ刑務所長のこと
     父を殺されて

第3節 死刑執行

1 1948年の処刑
     執行へのプロセスと、報じられた憶測
     示された厳罰姿勢
2 1951年1月の処刑とその波紋
     楽観から一転
     無実の訴えも
     残された死刑囚たちは
     尾を引く衝撃

第4節 日本人戦犯を支えた人々

1 加賀尾教誨師と植木事務官
     宗教を越えたスポークスマンとして
     海の向こうからのサポート
2 戦犯支援、もう一つの流れ
     差し伸べられた和解の手
     洗礼を受ける受刑者たち
     YMCA関係者の支援
     「貴下の愛児の名において」
     フィリピンからのメッセージ

第4章 恩赦
―「怒り」と「赦し」の狭間で

第1節 冷戦と反日感情の交錯

1 対日関係の再建を見すえて

1 対日関係の再建を見すえて
     対米関係の向こうの日本
     冷戦下で沈むフィリピンの存在感
     ディレンマの焦点、対日講和
     戦争責任の「認知」
2 キリノの苦悩と葛藤
     認識のギャップと感情
     キリノ家の悲劇
     揺れ動く心
     決意と執行
     嘆願と配慮
     メッセージとしての恩赦

第2節 1953年6月、恩赦決定のクロニクル

1 独立日本の「外交」努力
     デリケートな問題
     高まる国内世論
     「戦争犠牲者」として
     在外事務所設立
     体験に耳を傾けた渡航者たち
2 恩赦の決定とその精神
     キリノ政権の賭け
     キリノの苦境
     恩赦決定
     赦し難きを赦す
     語られざる決断の背景

第3節 モンテンルパからの帰国、その後

1 白山丸に乗って
     送還へ
     いまだ浴びせられる罵声
     罪人とも英雄とも見られたくない
2 キリノ大統領の「最後の仕事」
     大統領退任
     賠償と釈放
     キリノの最後の仕事

おわりに

あとがき

略語表



今年の読書:47冊目



読書 | 23:33:51 | Comments(0)
『日本国外務省検閲済 外務省犯罪黒書』


文庫版まえがき 2018年1月

はじめに 2015年11月

第1章 隠蔽される不祥事
 本書の意義      
 飲酒運転で人を殺しても「停職1カ月」→後に大使に
 外務省の犯罪を暴くのに有効な「質問主意書」
 筆者が関与した揉み消し工作
 なぜ日本外交は八方塞がりの状況に陥ったのか
 猥褻事件で外務官僚が懲戒免職になる事例は「少ない」
 国益のために働いたエージェントを冷酷に切り捨てる外務省
 1枚のDVDよりも軽い「人の命」
 「赤いシャツ」が商品になった閉鎖空間の外務省

第2章 公金にタカる官僚たち
 本稿に対する外務省の“反論”
 外務省職員の犯罪を記す理由
 誰かが指摘しないかぎり、過ちは必ず繰り返される
 エージェントに暴言を吐いた首席事務官の実名
 外務省幹部へ 公の場で徹底的に議論しようではないか
 外務省職員「預金残高7000万円はザラ
 非課税・清算必要なし=「在勤手当」のおいしいい仕組み
 給料とは別に一人あたり800万円超を支給!
 在ロシア日本大使館の組織犯罪「ルーブル委員会」
 国益を毀損している外務官僚と刺し違える覚悟で書く

第3章 対マスコミ謀略工作
 他国に毅然たる対応がとれない理由
 底なし沼の底なき底まで、共に沈もう
 外務省内「腐敗分子」=幹部30名の徹底的な除去を
 外務省が「必ず削除せよ」と命じてきた箇所
 書評にまでクレームをつけてきた
 特定政治家に情報を横流し
 外務省に5~6回接待されたら「情報提供者」に昇格
 外務省の具体的な「対マスコミ」工作
 外務省「与党」記者は出世させ、「野党」記者は潰す

第4章 私が手を染めた「白紙領収書」作り
 筆者への警告
 本当に筆者を止めたいのなら削除や寄稿禁止を命じればよい
 『東郷さん、切腹ではなく、打ち首を望んでいるんだね』
 『鈴木宗男VS.田中真紀子』対決を煽った真犯人
 鈴木宗男代議士に飲食費や遊興費をつけ回した外務官僚は
 機密費を使った接待はすべて外務省に記録されている
 外務省得意の言い訳『事実は確認されていない』
 記者は『弱みを握られたら最後』
 若手外交官からのエール

第5章 「沖縄密約」最後の封印を解く
 外務官僚の不作為により人が死ぬ現実
 トラブルは政治家に押しつけて責任逃れ
 外務省がきわめて神経質になる『沖縄密約問題』
 『真実』を知る証言者
 吉野氏に偽証を促していた外務省
 首相以下、政府全体が国民にウソをついていた
 密約電報の流出時には辞職を覚悟していた
 優秀な外務官僚は政治家を使いこなす
 『400万ドル』の裏で『3億2000万ドル』が消えた
 『核の撤去費用』はなぜ盛り込まれたか
 国民に嘘をつく国家は滅びる

第6章 沖縄密約―日本を奇妙な国家にした原点
 『記述されない歴史』の重要性
 『西山記者事件』がもつ意味
 沖縄返還協定から、日本の安全保障は変質を遂げた
 沖縄密約は『佐藤4選』のために進めされた
 隠された対米巨大支払い=3億2000万ドルの内訳
 『自分は本当のことは喋らない』と刑事に納得させた
 権力に誘導されていく恐ろしさ
 国益ではなく、結局は『自分たちを守るため』
 吉野文六氏の失脚を狙う勢力が存在した?

第7章 日本外交の「再生」への提言
 倫理に時効はない
 挑戦状はしかと受け取った
 西田恒夫外務審議官『オフレコ懇談』について問う
 安倍晋三総理は“ゴーマン”だったか
 鈴木宗男氏を政界から一時的に葬り去った功労者
 西田氏の得意技=マスコミへの飲食費つけ回し
 『1億円を超える所得が非課税』だから特権意識を抱く
 人事を逆手にとった外務省改革案
 筆者を反面教師にせよ

特別付録①
杉山晋輔外務審議官の思い出

特別付録②
杉山晋輔外務審議官の罪状
 週刊誌のスキャンダル隠蔽のために
 東郷氏が口にした『取引』
 反日デモを招いた張本人
 外務省の情報統制
 『詫び状』がいつのまにか『圧力』に
 女性家庭教師と昼も夜も
 必ず1000ドル渡す理由
 便宜供与のいい加減ぶり
 大使館の『政治部長』
 警察幹部の耳打ち
 『アメリカンスクール』の中枢にある腐敗
 知りすぎてしまったよそ者は

本書に登場した主な外務官僚のみなさまと鈴木宗男さん

おわりに


「信賞必罰」という言葉は、外務省では死語なのかもしれない。(大汗)
いや、外務省だけではないかもしれない・・・・
ここに取り上げられた人たちのような人たちは世の中には、いくらでもいるだろう。
民間の大企業にもゴロゴロいると思う。(実際に取引先に、そういう連中がいた・・・)
本書の驚くべきことは、ここに取り上げられた主な人たちの顔写真が巻末に掲載されていること。
チョコチョコと巻末の写真を見ながら読み進めたが・・・(大笑)
ここまでの過激なことをやっても「お咎めなし」ということは・・・・反論のしようがないのだろうなぁ~
「言いたい奴には言わせておけ」というスタンスは、「泰然自若」なのか、それとも、ただ「固まって」しまっただけなのか?
いずれにせよ、こういうスタンスで外交もやるから、うまく行かないのではないかという気がした。(大汗)
「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉を聞いたことがあるが、「良貨が悪貨を駆逐した」という話は聞いたことがないから、「蛙の面に小便」というわけで、何も変わらないかもしれない・・・・(大汗)


今年の読書:46冊目



読書 | 21:09:55 | Comments(0)
『報道しない自由』


はじめに メディア・コントロールの敗北

第1章 政権を揺るがしたメディア・コントロールのカラクリ
 本来はポジティブな意味だった「フェイク」
 「フェイク・ニュース」という言葉の登場
 無視されるメディアの基本「5W1H」
 開校反対派のキャンペーンが森友学園問題の発端だった
 ソースは福島瑞穂氏が投稿した動画で一目瞭然
 周到に準備されていた森友学園の情報
 計画的に拡散されたゴシップ情報
 北朝鮮は「Jアラート」発令前に発射を予告していた
 巧妙に隠蔽される北朝鮮情報
 「矮小化」して危機感を失わせる動き
 加計学園問題が飛び出した絶妙なタイミング
 「安倍封じ」への焦りが生んだ周到な計画
 ヒーローとして演出された前川喜平・前文部科学事務次官
 加計学園の認可は「ゆがめられた行政」を正すものだった
 放送時間は「前川氏10」に対して「加戸氏0.4」
 一時的に勝利したフェイク・メディア
 フェイク・ニュースの目的は憲法改正阻止にある

第2章 メディア・コントロールとは何か
 いまだに絶大な信頼を集めるマスメディア
 都議会議長は小池百合子氏との握手を拒否していなかった
 なぜ、「ワイドショー」のフェイク・ニュースが効果的なのか
 世論は「朝ドラ」と「ワイドショー」でつくられる
 昭和時代からやらせ体質だった「ワイドショー」
 『アフタヌーンショー』と「朝日新聞サンゴ事件」
 メディア・コントロールが公となった「椿発言」
 椿氏の証人喚問から読み解くメディア・コントロールの実態
 ニュースの論調は「クロス・オーナーシップ」で決まる
 新聞社を軸として編成された「クロス・オーナーシップ」
 「反共の壁」として設立された日本の民放
 なぜ、正力松太郎はCIAの協力者となったのか
 「クロス・オーナーシップ」を法律で禁じるアメリカ
 禁止法案つぶしに奔走する新聞記者
 「電波オークション法」はメディア再編の切り札になるか

第3章 なぜ、メディアは「歴史洗脳」をするのか
 いまなお生きている『閉ざされた言語空間』
 日本の歴史を破綻に追い込む「退位」という表現
 「言葉狩り」される皇室用語
 ポツダム宣言の完遂が目的だった「WGIP」の誕生
 WGIPがつくったフェイク・メディアの温床
 NHK設立の裏に隠された闇
 「アメリカの正義」がゆがめた言語空間
 「自主規制」と「自主検閲」を強いたGHQ
 WGIP遂行のために改組されたNHK
 なぜ、皇族は継承ではなく「さま」と呼ばれるのか
 「さま」に対するNHKの公式見解
 天皇陛下を国会に「お迎えする」の嘘
 「朝ドラ」が描いた太平洋戦争暗黒史観
 反戦傾向の強い1970~80年代の「朝ドラ」
 なぜか太平洋戦争を語り始める「朝ドラ」ヒロイン
 女性たちに支えられる反戦思想
 それでも日本人がアメリカによって変えられることはない

第4章 なぜ、北朝鮮と中国の軍事的脅威は報じられないのか
 すべては菅直人政権の「尖閣ビデオ」隠蔽から始まった
 報道されない事実①―アジアは日本の憲法改正と再軍備を歓迎している
 報道されない事実②―イギリスのメイ首相は自衛艦で栄誉礼を受けた
 報道されない事実③―北朝鮮はすぐにハワイを攻撃できる
 報道されない事実④―台湾は日本の軍事力に興味を持っている
 日本メディアが最も隠したい軍事情報の真実とは

第5章 メディアに騙されない方法
 レベルの低いプロパガンダにすぎないフェイク・ニュース
 フェイク・ニュースを見きわめる14の条件
 長い記事より「短信」を中心に見る
 発信者が信頼できる人かどうかを見る
 「ポリティカル・コレクトネス」に傾倒していないかを見る
 「その人は本当に弱者か」を客観的に見る

終章 あらゆるメディアは「プロパガンダ装置」である
 「ベルリンの壁」と、見えない「東京の壁」
 中国共産党と「報道しない自由」の共通点
 「終戦の詔勅」に込められたGHQへの抵抗
 立憲民主党の躍進と「21世紀のコミンテルン」
 9年前から予見していた「報道しない自由」の兆候
 「マスコミ自滅元年」となった2017年
 民主党政権誕生を招いた「平成の改革」という妄想
 安倍晋三が「標的」となった本当の理由

おわりに こんなメディアに、私たちは負けるわけにはいかない 


今年の読書:45冊目



読書 | 20:45:57 | Comments(0)
『歴史と人物 実録日本陸海軍の戦い』
『歴史と人物』
太平洋戦争シリーズ
「実録 日本陸海軍の戦い」
昭和60年8月1日 発行
中央公論社
定価:690円

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特集・参謀本部と太平洋戦争

参謀本部興亡70年
表舞台に躍り出た「黒子」
     加登川幸太郎(軍事史研究家)
 兵部省陸軍参謀局
 参謀本部の誕生
 軍令事項の輔弼機関
 帷幄上奏
 参謀の統轄
 参謀本部の組織、任務
 時の経過と共に・・・・・
 軍令機関の統合
 参軍
 短命だった統合軍令組織
 明治憲法下の統帥権
 海軍参謀本部設置の提案
 大本営
 日清戦争
 参謀本部の組織の改変
 難航する戦時大本営条例の改正
 日露戦争前夜
 日露戦争の大本営
 日露戦争後の参謀本部
 参謀本部と陸軍省の業務分担
 「黒子」が表舞台に
 軍部大臣現役制の壁
 権限を参謀本部に移せ
 大正時代の参謀本部
 停滞期
 満州事変以後

在籍者の語る業務と活動
庶務課
     吉江誠一(元陸軍中佐)
編制動員課
     美山要蔵(元陸軍大佐)
作戦課
     高山信武(元陸軍大佐)
教育課
     中島義雄(元陸軍大佐)
防衛課
     難波三十四(元陸軍大佐)
欧米課
     大屋角造(元陸軍中佐)
ロシア課
     浅井 勇(元陸軍中佐)
支那課
     岡田芳政(元陸軍大佐)
謀略課
     藤原岩市(元陸軍中佐)
鉄道船舶課
     三岡健次郎(元陸軍少佐)
通信課
     仲野好雄(元陸軍大佐)
戦史課・戦略戦術課
     小沼治夫(元陸軍少将)
大本営陸軍部戦争指導課
     甲谷悦雄(元陸軍大佐)


大本営設置間
参謀本部機構の変遷
大本営の置かれた戦時下において「国防及用兵ノ事ヲ掌ル」参謀本部はいかに機能したか
     森松俊夫(軍事史研究家)

報告 いま明らかにする数々の工作
支那事変後の日本の秘密戦
 汪兆銘工作の推移
     岡田芳政(元陸軍大佐)
 偽法幣工作の顛末
     山本憲蔵(元陸軍主計大佐
 藤原機関の活躍
     藤原岩市(元陸軍中佐)
 
われら豪州本土に上陸せり
戦後40年にして初めてヴェールを脱いだオーストラリア大陸に上陸した秘密工作班の全貌
 実行まで
     山本政義(元陸軍少佐・松機関長)
 豪本土に上陸す
     水野鈴彦(旧姓宮下、元陸軍大尉・対豪第一次工作隊長)
 対豪工作船援護で敵潜水艦を撃つ
     赤井八郎(旧姓鈴木・元陸軍少佐)

インドネシア独立秘話
海軍武官 前田精少将の涙
激動の昭和20年8月、祖国の独立のために挺身する志士たちを支え抜いた日本軍人の2日間
     和田勘三(バンドー化学顧問)

二世兵士の回顧
ビルマ戦線の日本兵たち
日米開戦3ヵ月後に徴兵、第26インド師団に配属された筆者が、肌で接した日本兵の真情
     ヒロ・ニシムラ(アメリカ在住)

BC級戦犯横浜裁判の全貌
BC級戦犯の徹底的調査をつづける筆者が、膨大な資料をもとに明らかにする統計の数々
     茶園義男(文部教官教授・哲学)

日本海軍の頑固者
豊田副武の決断
日米開戦に反対し、海軍大臣就任を東条に忌避された提督の海軍中枢における指導と行動
     野村 実(防衛大学校教授)

壮絶 宇都宮第14師団の激闘
南京攻略戦、徐州会戦に身を挺し、ペリリュー、アンガウルに玉砕した北関東健児の足跡
     高橋文雄(栃木新聞『野州兵団の軌跡』執筆者、元二等陸佐)

特集・部下の綴る名艦長の戦闘

名艦長の条件―特集のはじめに
いかなる人物が真の名艦長たりうるのか。数々の事例によって、その条件を明らかにする
     佐藤和正(作家)
 将とは智、信、仁、勇、厳なり
 勇気ある決断
 先見性のある戦闘対応

戦艦「金剛」 小柳富次
ガ島飛行場砲撃の壮挙
1分間隔で撃ち込まれた「金剛」の三式弾の効果は絶大で、敵飛行場は一面火の海と化した
     志摩亥吉郎(元海軍中佐。当時「金剛」主砲発令所長)

空母「飛龍」 加来止男
艦と運命を共にした最期
ミッドウェー海戦で孤軍奮闘し、ついに沈みゆく「飛龍」。艦長は悠々と艦橋を昇って行かれた
     川口 進(元海軍大佐。当時「飛龍」飛行長)

伊号第26潜水艦 横田稔
沈着な攻撃に上る凱歌
敵の制海空権下のもと、敵空母を雷撃、爆雷攻撃にも耐えて敵巡洋艦を撃沈した海中の戦記
     横山春夫(元海軍少佐。当時「伊26潜」機関長

巡洋艦「多摩」 神重徳
キスカ撤退艦上の一言
海軍部内で名声高い存在であった艦長は、決断力に富み、部下統率の機微にも通じていた
     越口敏男(現姓、堀之内。元海軍中佐。当時「多摩」航海長)

駆逐艦「綾波」 作間英邇
ソロモン海必中の雷撃
命令一下、発射された魚雷は敵艦に命中。乗員は炎上する自艦も忘れて、万歳を連呼した
     鷲見秋男(元海軍一等兵曹。当時「綾波」艦長伝令)

巡洋艦「利根」 黛治夫
レイテ沖 敵空母追撃戦
水際立った砲戦指揮のもと「利根」は驀進したが艦長の夢である大砲撃戦は実現しなかった
     檜 喬(元海軍中尉。当時「利根」航海士)

駆逐艦「雪風」 寺内正道
群がる敵機に操艦の妙
あ号作戦から沖縄特攻まで、日本海軍の命運を賭した戦いに艦長の見せた敵弾回避の神業
     田口康生(元海軍大尉。当時「雪風」砲術長)

海防艦「鵜来」 嶋田末次
海上護衛の大胆な遂行
戦争末期、船団護衛に大活躍した艦長は、一兵たりとも戦死させないとの公約を守り抜いた
     平井宏知(元海軍大尉。当時「鵜来」航海長兼通信長)

戦艦「伊勢」 中瀬泝
二大作戦の大任を完遂
比島海戦では百数十機の集中攻撃にあいながら、見事な操艦で雷・爆撃をすべてかわした
     中嶋清一(元海軍少佐。当時「伊勢」航海科分隊長)

手記 大発でオランダ砲艦を分捕る
敵艦に激突、おどり込んだその艦橋に、「武富小隊占領 午前7時半」と書きなぐったのが役立ったのだ
     村田博幸(元陸軍曹長)

手記 良民区多忙―宜昌政務班の日々
第13師団政務班に派遣された筆者が、その活躍と肌で親しく接した中国の人々の印象を綴る
     師岡永造(著述業・元陸軍伍長)

座談会
准尉の語る軍隊と戦争
人事、功績に関与し、中隊のすべてを背負うことのできた実力者たちの明かす職務の実際
     伊藤章 情野定夫 真野義夫、森正吉
     司会:伊藤桂一

新連載 太平洋戦争の“イフ”
絶対不敗態勢は可能だったか
大東亜海機雷堰を構築した暁、反攻に転じたアメリカ軍に対し、戦局はいかに推移したであろうか
     秦 郁彦(拓殖大学教授)

戦場に結ぶ友情
ミイトキーナの決死行
敵の重囲を突破、突入。重責を果たした筆者と盟友ウラテン氏との国境を越えた感動的なドラマ
     手記 八江正吉(元陸軍大尉。現八江農芸社長)

手記 戦艦「霧島」の最期
艦は艦首を中天に向け没せんとする。重油の海に「海ゆかば」が流れ、漂流中の者が斉唱した
     堀之内士郎(元海軍一等兵曹)

情報戦で敗れた帝国海軍
緒戦に敵B-17の秘密基地を発見し、パラオ大空襲を予告した筆者が指摘する、数々の問題点
     野村 長(元連合艦隊司令部通信諜報班長・海軍大尉。現・東陽テクニカ社長)

豪州看護婦虐殺の真相
バンカ島の砂を血に染めて
日本軍の機関銃で倒れた無抵抗の看護婦たち。数々の証言をもとに綴る戦いの真相と収容所の日々
     ハンク・ネルソン(豪州国立大学助教授)
     田中祥子 訳

調査 海軍予備学生戦没者の軌跡
3837名の戦没者を年度別に辿り、海軍兵学校・海軍機関学校出身者と比較、検討する
     堀内彦男(元海軍予備中尉)

蘭領インドシナの終焉
対日オランダ戦史
破竹の勢いで南下する日本軍を迎え撃った海・空・陸戦をオランダ側の史料をもとに詳述する
     A・アウセム
     A・D・クックス
     糸永 新 訳



今年の読書:44冊目



読書 | 22:31:05 | Comments(0)
『BC級戦犯裁判』


序章 なぜ、いま戦犯裁判か

1 さまざまな裁判
       シンガポール華僑粛清事件
       石垣島米兵処刑事件
       中国人強制労働・花岡事件
2 戦犯裁判を見る視点
       これまでの議論の限界
       BC級戦犯裁判を明らかにすることの困難さ
       裁かれた「日本人」とは?
       複眼的な視点
       BC級戦犯裁判を取り上げる意義

第1章 なぜ戦争犯罪が裁かれることになったのか

1 連合国内の議論
       被害国による戦犯処罰要求
       戦争犯罪をいかに裁くのか
2 アメリカ主導の主要戦犯裁判構想
       即決処刑か裁判か
       ニュルンベルク裁判への道
       ヨーロッパでのBC級戦犯裁判
3 BC級戦犯裁判の方式
       対日戦戦犯裁判の三つのタイプ
       戦犯の捜査と容疑者の逮捕
       日本側の対応

第2章 戦犯裁判はどう進んだか

1 裁判の手続き
       法的根拠
       裁判の手続き
2 戦犯裁判の経過
       戦中からおこなわれた戦犯裁判
       本格的な開始
       早期終了の挫折
3 裁判の全体的特徴
       5700人の戦犯
       何が裁かれたのか
       誰が起訴されたのか
4 戦犯裁判の終了
       戦後の状況変化と裁判の打ち切り

第3章 八か国の法廷

1 イギリス―威信回復を目指す中で
2 アメリカ―陸軍と海軍による裁判
       陸軍による裁判―横浜・上海・フィリピン
       海軍による裁判―グアム・クエゼリン
3 オーストラリア―日本への強硬姿勢
4 オランダ―日本とインドネシアの狭間で
5 フィリピン―住民虐殺を裁く
6 中国―二つの政府による裁判
       国民政府による裁判
       中華人民共和国による裁判
7 フランス―裁かれなかった民衆被害
8 ソ連―闇の中の裁判

第4章 裁かれた戦争犯罪

1 アジア民衆への犯罪
       組織的住民虐殺―マレー半島のケース
       組織的住民虐殺―ビルマのケース
       憲兵による虐待、拷問
       住民の裁判への協力
2 捕虜への犯罪
       多数の捕虜が犠牲に
       泰緬鉄道での犠牲
       捕虜の強制労働と企業
       B29搭乗員の処刑
3 女性への犯罪
       日本軍「慰安婦」強制事件
       強制売春から性奴隷制へ

第5章 裁いた者と裁かれた者

1 日本軍に利用されて棄てられた戦犯たち
       朝鮮人・台湾人
       サイパン人、ロタ人
       ウィルタ、ニブヒ
2 犯罪隠蔽工作
       証拠隠滅
       事実の改ざん
       法廷での弁明
3 裁かれなかったもの
       裁かれたのはわずか
       免罪さrた犯罪
       裁かれなかった者たち
       上官の命令問題
4 裁いた者たちの問題
       戦犯への虐待
       裁判自体の問題
       裁いた者たち

第6章 裁判が終わって―戦犯の釈放

1 刑の執行と平和条約
       スガモプリズンへの戦犯移送
       平和条約と戦犯
2 戦犯釈放にむけた動き
       戦犯釈放運動
       真摯な反省―獄中の戦犯たち
       戦犯釈放と日本政府

終章 BC級戦犯裁判とは何だったのか

       BC級戦犯裁判の意義
       民主主義社会の市民にとって
       日本の平和主義の再生に向けて

あとがき

BC級戦犯裁判関係年表

参考文献



今年の読書:43冊目



読書 | 22:31:34 | Comments(0)
『官僚の掟』


はじめに

第1章 こんなに統治しやすい国はない

 周期的にくる「官僚の危機」
 自殺の大蔵、汚職の通産、不倫の外務
 競争の土俵に上がらない
 ソ連の官僚の鉄のモラル
 官僚に「落選」はない
 官僚は年次がすべて
 どの上司に評価されたか
 「劣位」の元キャリアの特徴
 官僚が起こす不祥事の質
 ヤル気の搾取とタダ働きの心理
 官僚の背後にある存在
 内閣人事局と首相官邸
 世論と信頼
 信用した自分がみじめになる
 出口戦略も立てられず
 超然内閣の根にある反知性主義
 ロシアと似た無関心
 混乱にはうんざり
 安定してさえいればいい

第2章 「死んだふり」を続ける外務省
     ~清武英利『石つぶて』の原理

 20代で2000万円貯められる
 815億円をたった一人で差配
 健康診断で嘘発見器にかけてチェック
 あいつに急所を握られているぞ
 「下は上を守る」のが外務省の掟
 『今だから言おう』に書かれたこと
 「佐藤が早く辞めてくれればいいんですけどね」
 日本外交二つの敗北
 ジャパン・バッシングの流れ
 外務省は「死んだふり」

第3章 官僚たちのローカル・ルール
     ~城山三郎『官僚たちの夏』という神話

 「坂の上の雲」を目指していたころ
 『官僚たちの夏』という神話
 「官僚指導経済」という夢
 批判のない城山作品
 政治家に共通する口癖
 「処分」に現れた傲慢
 中型帝国主義という思想
 岸信介という生き方
 やり返された石原莞爾
 型破りの官僚の末路

第4章 「第二官僚」の誕生
     ~民主主義の危険な「迂回路」

 傲慢なだけではない
 総理のポジション
 各部会の利益の代弁者
 政治家と官僚の争い
 国策捜査の上手なやり方
 地に落ちた「特捜部神話」
 脱官僚、脱根回しのツケ
 うごめく通産官僚たち
 省庁から厳選された超エリート官僚
 官邸の評価が人事面で優遇される
 領土問題の責任は誰が負うか
 「全体の奉仕者」から「一部の奉仕者」へ
 ワイマール憲法とナチス
 経産省が官邸の下請けに
 「第二官僚」の視線の先

第5章 無意識の中の「ケガレ祓い」

オウム死刑報道への違和感
 刑執行に前のめりだった法務官僚
 「天皇の赤子」から「天皇の官吏」へ
 揺らがなかった東大法学部出身者優位
 古事記に描かれた祓いの行為
 神道に根ざした日本人の集合的無意識
 大本への内務官僚の警戒
 法務官僚の論理と行動

第6章 官僚とは何か?
     ~階級・新自由主義・税の収奪

 「生きづらさ」を抱える若者限定
 「絶対転落したくない」という危機感
 アンダークラスの誕生
 労働者と資本家の関係
 資本主義社会の階級関係
 資本主義のメインプレイヤー
 支配・被支配の関係
 官僚の本質が見えた改正法案


本書の題名は・・・「官僚の掟」・・・・
副題は「競争なき「特権階級」の実態」・・・・
“掟”や”実態”の話のはずなのだが・・・
後半に進むに従って、ピント外れというか分かりづらいというか・・・
この人・・・以前からこんなに難解な書き方をしていましたっけ?
・・・というのが読後感・・・
結局・・・とどのつまり・・・何の話しでしたっけ?(大汗)


今年の読書:42冊目



読書 | 21:43:00 | Comments(0)
『昭和の墓碑銘』


はじめに

昭和49年
「帝国海軍」の大往生、野村直邦大将
   ~野村直邦(1885~1973)~
長崎県大村市元市長・大村純毅「藩主」の死
   ~大村純毅(1903~1974)~
美空ひばりのファンだった「曲学阿世」の元東大総長
   ~南原繁(1889~1974)~
「悲劇の宮家」を支えた北白川房子さんの死
   ~北白川房子(1890~1974)
「カステラ人生」文明堂会長の金銭哲学
   ~宮崎甚左(1890~1974)~

昭和50年
天皇・マ元帥会見の秘密と奥村元外務次官
   ~奥村勝蔵(1903~1975)~
避妊の荻野博士の「町医者」としての生涯
   ~荻野久作(1882~1975)~
『丸井』青井忠治会長の「月賦屋」50年
   ~青井忠治(1904~1975)~

昭和51年
日米開戦時の嶋田海相の「沈黙の戦後」
   ~嶋田繁太郎(1883~1976)~
パリの伝説的日本人、薩摩治郎八氏の生涯
   ~薩摩治郎八(1901~1976)~
「私は貝になりたい」加藤元中尉の運不運
   ~加藤哲太郎(1917~1976)~
最後の「明治貴婦人」元梨本宮妃波瀾の生涯
   ~梨本伊都子(1882~1976)~

昭和52年
木戸・元内大臣が残した「非公開録音テープ」
   ~木戸幸一(1889~1977)~
「倅・三島由紀夫」の父の“にこやかな死に顔”
   ~平岡梓(1895~1976)~
『赤札堂』小泉社長の「アイディア30年」
   ~小泉一兵衛(1920~1977)~
「新宿マフィア」尾津喜之助親分の死
   ~尾津喜之助(1898~1977)~

昭和53年
死亡が“確認”された「ドン・キホーテ」辻政信
   ~辻政信(1902~1962?)~
「日本のラルフ・ネーダー」花森安治さんの“療養生活”
   ~花岡安治(1911~1978)~
コンピューターの「先駆者」水品浩氏
   ~水品浩(1895~1978)~
最後の「シャーマン」北川ゴルゴロさん
   ~北川ゴルゴロ(1899~1978)~

昭和54年
大庭哲夫・元全日空社長の国会証人喚問の前と後
   ~大庭哲夫(1903~1979)~
「青バット」大下弘選手の“伝説”と“素顔”
   ~大木弘(1922~1979)~
「転向の先駆者」鍋山貞親氏の“軌跡”
   ~鍋山貞親(1901~1979)~

昭和55年
沢田美喜さん、混血孤児との34年
   ~沢田美喜(1901~1980)~
「発明家」早川徳次さん、ペンシルから翻訳機まで
   ~早川徳次(1893~1980)~
近衛文麿公未亡人 千代子さんの戦後
   ~近衛千代子(1896~1980)~

昭和56年
西尾末広氏の死と社会党の凋落
   ~西尾末広(1891~1981)~
台湾上空に散った向田邦子さんと109人
   ~向田邦子(1929~1981)~
士魂商才、反骨の人 出光佐三の「石油人生」
   ~出光佐三(1885~1981)~
『日刊アルバイトニュース』女社長「奮戦記
   ~井上陽子(1936~1981)~

昭和57年
東条英機未亡人 カツさんの波乱万丈
   ~東条カツ(1890~1982)~
鳩山一族の“女主人” 薫さん93歳の「大往生」
   ~鳩山薫(1888~1982)~
森コンツェルン終焉を告げる森暁氏の死
   ~森暁(1907~1982)~

昭和58年
日本の黒幕・矢次一夫氏の「怪物伝説」
   ~矢次一夫(1899~1983)~
高英男に看取られた「美少女画」中原淳一さん
   ~中原淳一(1913~1983)~
共産党『福本イズム』からフクロウ研究まで
   ~福本和夫(1894~1983)~

昭和59年
『豊田一族』を束ねたトヨタ創業者の妻
   ~豊田二十子(1901~1984)~
歴代首相の師だった安岡正篤氏の「晩年」
   ~安岡正篤(1898~1983)~
大賛辞で送られた「永遠の二枚目」長谷川一夫さん
   ~長谷川一夫(1908~1984)~
徹底したリベラリスト、文明批評家・竹山道雄さん
   ~竹山道雄(1903~1984)~

昭和60年
『回天』特攻隊員の「母」 倉重アサコさんの戦中戦後
   ~倉重アサコ(1907~1985)~
脱税の判決前に病死した「熊沢天皇」
   ~熊沢信彦(1921~1985)~
戦後に灯をともした「ブギウギの女王」
   ~笠置シヅ子(1914~1985)~
映画の最盛期を築いた「永田ラッパ」の終焉
   ~永田雅一(1906~1985)~
GHQに抵抗した「従順ならざる日本人」
   ~白洲次郎(1902~1985)~

昭和61年
『永仁の壺』贋作事件の加藤唐九郎さん
   ~加藤唐九郎(1898~1985)~
長島、王を獲得した品川「元巨人球団社長」
   ~品川主計(1887~1986)~
西ドイツで客死した農地改革の生き証人
   ~大和田啓気(1915~1986)~

昭和62年
昭和の「嵐」に翻弄された愛新覚羅浩さん
   ~愛新覚羅浩(1914~1987)~
息子を誘拐されたトニー谷の「芸と生活」
   ~トニー谷(1917~1987)~
往年の人気女優、栗島すみ子さん
   ~栗島すみ子(1902~1987)~

昭和63年
「東京ローズ」を育てた対米謀略放送の班長
   ~満潮英雄(1906~1988)~
天皇制存続を訴えたビッター元上智大院長
   ~ブルーノ・ビッター(1898~1988)~
安らかな死を迎えた美智子妃「母堂」の30年
   ~正田富美子(1909~1988)~

あとがき
   尾嶋義之(元『週刊新潮』編集部)


本書は「週刊新潮」に連載されている「墓碑銘」というコラムから厳選された54名を取り上げてまとめられた本。
ちょっとした「伝記」である。
懐かしいお名前も拝見・・・・
ここに取り上げられた54名の方々の他にももっと読みたいくらい読み応えのある本であるが・・・
このコラムは昭和49年から連載が始まり、平成17年までに取り上げた物故者は1500名以上だそうである。
出来れば全員の「墓碑銘」を読みたいが、1500名以上ともなると・・・・かなりの厚さの本になってしまうから無理かぁ~
続編も出ていないようなので、続編くらいはあってもいいのではなかろうか?・・・と思った。


今年の読書:41冊目



読書 | 23:21:23 | Comments(0)
『アッツ、キスカ・軍司令官の回想


口絵

第1部 軍人生活の前奏曲
       乃木将軍と鴎外博士
       外語学校でロシア語を学ぶ
       ロシア語
       上原、武藤両元帥
       豪傑、西郷南洲の長男虎太郎大隊長

第2部 シベリアの謀略戦
       シベリア行
       ロザノフ政権
       天に二日無し
       過激派軍との闘争
       井染機関長の大岡裁き
       新聞「ブロハ」
       井染機関の人々
       「日の丸」と「槌と鎌」
       主筆と編集長
       平和なパスハ(復活祭)
       ハバロフスクの印象
       孤立したハバロフスク特務機関
       主帰る―赤軍来たる
       閑つぶし、ピアノとロシア語
       笹竜胆(りんどう)、源氏紋のある碑
       暗号電報は解読されていた
       低温科学
       双頭の鷲(帝政ロシアの象徴)
       戦時共産主義
       赤と白との戦い
       国旗を降ろせ
       ラハススからハルピンへ
       混血児
       ―編者註―

第3部 朝鮮の思い出
       次女節子の思い出
       鴨緑江節
       辺境への道
       永登浦競馬場
       永登浦飛行場(創生期の航空機)
       張作霖の思い出
       武勇伝
       統治の歴史的背景

第4部 ポーランド駐在武官
       キピヤトーク(湯)
       ウラル山上
       赤い広場
       ポーランド語
       カルパーテンの一夜
       朝香宮の来遊
       クーデター
       オペレット「ゲイシ(芸者)」
       愛妻家(サイノロジスト)
       内助と外助
       李王殿下
       バルカンの旅
       イナとボラ―南ロシアの印象
       独・ソの噴火 ポーランド
       山下奉文の芸術性
       イタリアの旅
       宗教と政治
       第一次世界大戦
       ナポレオンの嘆き ― 一葦帯水
       デモクラシー
       三井の向井忠晴氏

第5部 革新の気みなぎる軍の中枢部へ
       同期生石原莞爾
       青島要塞
       ―編者註―
       水滸伝
       静岡連隊の生活
       ジャーナリズムに弱かった陸軍省
       日本の防空計画
       北一輝との出合い
       直属の部下、相沢中佐
       派閥論
       桃源郷・福山
       相沢中佐との別れ

第6章 在満師団参謀長、ドイツへの旅
       関東軍と匪賊
       太閤記
       ソ連の計画経済
       ライヒスアウトバーン
       血と土
       ウイルヘルム・テル

第7部 ユダヤの難民2万を救う
       石原の事変不拡大論
       2万のユダヤ人を救う
       ―解説―
          満・ソ国境のユダヤ難民救出について
          (河村愛三)
          1 ハルピンのユダヤ人
          2 ユダヤ人問題と直面
          3 樋口特務機関長の英断
          4 ナチから追われたユダヤ難民2万人の救援
       特務機関の諜報任務
       石原再び満州へ

第8部 アッツ、キスカ作戦を指導
       参謀本部第二部長としての謀略
       汪兆銘とレーニン
       蒋先生に対する要請
       クレーギ英大使夫人
       複雑怪奇なる国際情勢
       第9師団長に新補
       「寒兵」の威力
       ―編者註―
          帝国陸軍最後の勝利
       戦史室への書簡
       アッツ、キスカ作戦の問題点

跋に代えて
―大正・昭和の動乱期を毅然として生抜いた武人― (稲葉正夫)
       桜会と樋口中佐
       国土防衛と樋口将軍

樋口季一郎・年譜



今年の読書:40冊目



読書 | 23:11:32 | Comments(0)
『日本テレビとCIA』


主な登場人物

文庫版へのまえがき
原発導入と正力松太郎
   東北・関東大震災と原発
   ポダルトン工作と「原子力を平和に」
   中曽根と原子炉予算
   第五福竜丸事件とアメリカの心理戦
   正力は原子力カードを握った
   「ポハイク工作」と「原子力平和利用博覧会」で反米・反原子力世論を転換
   アメリカと決裂し、イギリスを頼る
   国策民営の起源

序章 
CIA正力ファイルの発見

第1章
日本テレビ出生の秘密
   反共通信網としての日本テレビ放送網
   説明会に出席していた諜報・情報関係者たち
   ジャパン・ロビーの性格
   第三グループの戦略情報局OB
   そしてGHQの情報将校たち
   ポダアム(正力)とポハイク(日本テレビ)
   神話としての日本テレビ創設物語

第2章
反共スキームに飲み込まれた正力構想
   カール・ムントという男
   電波の冷戦
   ヴィジョン・オヴ・アメリカ構想の発表
   マッカーサーの冷たい反応
   アメリカは「戦犯容疑者」正力に好意的だった
   目的が娯楽から反共へ

第3章
日本テレビとジャパン・ロビー
   ジャパン・ロビーの人脈
   ジャパン・ロビーは反共・親日
   天皇制を擁護したジャパン・ロビー
   「逆コース」の達成

第4章
心理戦のプロ集団ドゥマン・グループ
   ジャパン・ロビーの実働部隊
   大蔵官僚への士気工作
   ドゥマン、CIAに援助を要請

第5章
正力ロビーを操ったジャパン・ロビー
   正力ロビーが変えたテレビの既定コース
   アメリカ方式導入を命令していた吉田茂
   吉田の一元的メディア複合体構想

第6章
CIAを引きずりこんだドゥマン士気工作
   スパイから見たドゥマンの士気工作
   ヨーロッパでのCIAの反共工作
   ラジオ重視だったCIA

第7章
密約の崩壊
   国務省はホールシューセンを黙殺した
   アメリカの外交・情報政策の激変
   焦る正力、ごまかすホールシューセン
   正力とホールシューセンをつなぎとめた「失われた環」

第8章
かくしてCIAと日本テレビはリンクした
   W作戦の破綻と日本テレビ
   菅原の背後にはドゥマン

第9章
1000万ドル借款バトル始まる
   ホールシューセンの妨害が激化
   CIA秘密資金で軍事通信網を建設せよ
   上院外交委員会VS大統領・CIA
   借款の推薦状は手に入れたが

第10章
日本テレビ開局と怪文書
   ついに日本テレビ開局
   怪文書騒ぎと国会論争
   正力の国会参考人招致
   反正力の政治的潮流
   リークの真犯人は吉田

第11章
吉田、正力つぶしに動く
   なぜ吉田は電電公社支持に変わったのか
   正力・吉田・梶井間の了解の中身
   2500万ドル借款で1000万ドル借款を潰せ
   正力・鳩山・重光VS吉田・犬養変則タッグマッチ
   キャッスルが電電公社支持に回る

第12章
電電公社の逆襲
   電電公社に乗り換えたアメリカ
   吉田と正力の新たな密約
   電電公社に凱歌

終章
心理的再占領体制下の日本
   日本テレビは心理戦に組み入れられた
   「対日心理戦略計画」
   1953年前後のCIA
   日本の協力者たち
   「対日心理戦のエース」としての日本テレビ
   CIAの資産としての正力
   アメリカの利権としてのテレビ
   ドゥマンの呪縛はいつ解けるのか

あとがき

文庫版あとがき



引用・参考文献
   第一次資料
   第二次資料
   英語文献


今年の読書:39冊目



読書 | 21:29:38 | Comments(0)
『史実を歩く』


「破獄」の史実調査

高野長英の逃亡

日本最初の英語教師

「桜田門外の変」余話

ロシア皇太子と刺青

生麦事件の調査

原稿用紙を焼く

創作雑話

読者からの手紙


著者は「歴史小説」の小説家・・・・
私が高校・大学生の頃、何冊か、この方の本を読んだ覚えがある。
多分、戦史だと思うが・・・
申し訳のないことに、内容はあまりよく覚えてはいないのだが、とにかく読みやすく、こういうことを書けるってすごいなぁ~と感心したことは覚えている。
後に知ったことだが、とにかく細部へのこだわりがスゴイ人だったらしい。
徹底的に取材をするらしい。
それを知ったのは、著者が亡くなった後のことである。
著者は平成18年に79歳でお亡くなりになった。
「尊厳死」という形で自ら点滴の管を抜いての死だったらしい。
書いたものもすごいが、生き様、死にざまもすごい。
本書は「取材ノート」と呼んでいいと思うが、こうやって取材して、思索して作品を書いたのかと、なんとなく自分も作家にでもなったような気分になれた本だった。
吉村さんの本・・・また読んでみようかなと思った・・・・


今年の読書:38冊目



読書 | 19:53:22 | Comments(0)
『体を壊す10大食品添加物』


プロローグ
がんの原因になる食品添加物
  添加物漬けの毎日
  2人に1人ががんになるという現実
  添加物は体のなかで危険な「異物」となる
  10大食品添加物を避ければ、がんになるリスクが低くなる!

第1章 体を壊す10大食品添加物

第1節 発がん性物質に変化する発色剤・亜硝酸Na
       明太子が胃がんの発生率を高める
       塩分濃度の高い食品と添加物を同時にとるな
       発色剤は発がん性物質になりうる
       発色剤を使っていないおにぎりもある
       明太子パスタにも亜硝酸Naが入っている
       ハム入りサンドイッチは買うな
       パンが食べたい時は何を買えばいいか
       幕の内弁当に潜む危険
       揚げ物には要注意!
       亜硝酸Naは市販のハムにも使われている
       亜硝酸Naを使っていない市販のハムもある
       安全でうまいウインナーはある!
第2節 発がん性物質を含むカラメル色素
       カラメル色素に含まれる発がん性物質とは
       なぜ、がんを起こすのか
       カラメル色素が使われている食品はとても多い
       カラメル色素がすべて悪いとはいえあい
第3節 発がん性や肝臓にダメージを与える心配のある合成甘味料3品目
       カロリーオフ飲料に入っている合成甘味料は危険
       ガムやあめ、チョコに入っているアスパルテームが脳腫瘍を起こす?
       白血病やリンパ腫を起こすというデータもあり
       パンや菓子にも乱用されるスクラロースとアセスルファムK
       有機塩素化合物はどれも危険
       異物となって肝臓や腎臓にダメージを与える
       動物実験で肝臓に悪いのは明白
       乳幼児を死亡させた「粉ミルク・メラミン混入事件」
第4節 発がん性が確認されているパン生地改良剤・臭素酸カリウム
       発がん性物質が添加された、ふわふわのパン
       臭素酸カリウムをめぐる攻防
       臭素酸カリウムに発がん性が認められる
       再び臭素酸カリウムを使い出した会社
       「週刊金曜日」でパンに使われる添加物の危険性を指摘
       山型食パンには臭素酸カリウムが残る
       最近の食パンには臭素酸カリウムは使われなくなった
第5節 発がん性の疑いのある合成着色料・タール色素
       ご飯につく福神漬けの不気味な赤い色
       プラスチックを混ぜるのと同じこと
       イチゴのかき氷に使われるが、アメリカでは禁止の赤色2号
       タール色素の恐ろしい毒性
       漬け物を食べる人にはなぜ胃がんが多いのか
       タール色素はアレルギーも起こす
       五感をもっと働かそう!
第6節 発がん性物質と催奇形性が明らかな防カビ剤のOPPとTBZ
       オレンジやグレープフルーツに使われる危険な添加物
       アメリカ政府の圧力でOPPが認可される
       発がん性が認められたOPP
       お腹の赤ちゃんに先天性障害が認められたTBZ
       果肉からも検出されるOPPとTBZ
       アメリカの利益を優先する旧・厚生省
       輸入かんきつ類から検出される、急性毒性が強いイマザリル
第7節 ヒト推定致死量が茶さじ1杯の殺菌料・次亜塩素酸ナトリウム
       居酒屋のつまみに多用される、殺菌力が強い添加物
       「キスの天ぷら」に急性毒性が強い添加物が混入
       食品に表示せず、聞かれて添加物お使用を認める業者たち
       チェーン店居酒屋のカニにも消毒薬の臭いがプンプン
       回転寿司で乱用される次亜塩素酸ナトリウム
       スペイン料理店の魚介類にも添加物臭がプンプン
       カット野菜、野菜サラダも注意!
第8節 毒性が強く、頭痛を起こす酸化防止剤の亜硫酸塩
       ワインを飲むと頭痛がするのはなぜか
       ワインに使用される二酸化硫黄は有毒ガス
       無添加ワインをどうぞ
       甘納豆や干しあんずに漂白剤として使われる亜硫酸塩
       ドライフルーツやコンビニ弁当にも使用
第9節 ヒトに白血病を起こす化学物質に変化!合成保存料の安息香酸Na
       栄養ドリンクに使われる、毒性の強い保存料とは
       絶倫系飲料に入っている安息香酸Naが発がん性物質に変化
       健康のために飲む栄養ドリンクに発がん疑惑物質が!?
第10節 発がん性の疑いの晴れない合成甘味料・サッカリンNa
       使用が解禁された発がん性物質とは
       握り寿司のほか、歯磨き剤に使われるサッカリンNa
       歯磨き剤を使わなくても歯は磨ける
       刺激の少ない石けん歯磨き剤がお勧め

第2章 これだけは知っておきたい!
     添加物の基礎知識と表示の見方

 添加物は食べ物ではない!
 添加物はどのように規制されてきたのか
 増え続ける添加物
 安全神話の崩壊
 アメリカの要望に従い、今も添加物を認め続ける厚生労働省
 一般飲食物添加物と天然香料
 添加物は原則として物質名を表示
 食品原料と添加物の見分け方
 使用目的が載っている添加物は毒性が強い
 添加物の一括名表示という姑息な抜け穴
 表示免除の添加物もある

第3章 政府や企業は信用できない!
     添加物の人体への影響は甚大

 安全性を人間で調べたわけではない
 消化できずに体中をグルグルめぐる添加物
 カズノコの鮮やかな黄金色は明らかに異常
 過酸化水素に発がん性ああり
 市販カズノコから発がん性物質を発見
 慌てふためいた旧・厚生省
 煮干しにも発がん性物質が!
 リップスティックにも要注意
 妊婦は添加物に対してとくに用心すべし
 肝臓や腎臓はダメージを受けやすい
 免疫力を低下させる可能性もあり
 添加物と症状の因果関係は分かりづらい
 じんましんを起こす添加物
 調味料として使われた添加物で灼熱感や動悸が
 添加物による症状は個人差が大きい
 添加物を摂取した直後に胃部不快感や下腹の鈍痛も
 原因不明の胃腸症で苦しむ人が増えている
 天然添加物にも注意すべき
 天然添加物でもアレルギー症状は出る

第4章 添加物の害を防ぐために心得ておくべきこと

 10大食品添加物は極力口にしない
 添加物の多い食品はチェックする習慣を!
 がんは不可思議な病気
 「狂気の細胞」を生み出すものは?
 化学合成物質がすべての元凶
 私は「10大食品添加物」を避けてきた

あとがき


本書に書かれている話は、ショッキングな話である。(大汗)
どうやら、脳腫瘍や癌を引き起こすような食品添加物があるらしい。(大汗)
これを見ると、もう何を食べていいやらと気が重くなるのだが・・・(苦笑)

本書を読んだ後に、スーパーに買い物に行ったら、添加物が気になって仕方がない。(苦笑)
かといって、そうマジマジとラベルを読んで確かめる余裕はないし・・・
だいたい、字が小さすぎてよく読めない・・・(大笑)

現実問題として、完全に避けて通るのは難しいのではあるまいか?
多少なりとも、この添加物のことが意識のどこかにあれば、過剰に摂取することは避けられるかな・・・という程度で納得するしかないな・・・と思う。(苦笑)
本書の内容は、そうでもしないと、ノイローゼになりそうな話なのである。(苦笑)
でも、いい勉強になった。
ボチボチと気を付けようと思う。


今年の読書:37冊目



読書 | 11:23:27 | Comments(0)
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